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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年09月30日

今日も今日とて、八ッ場通いです

    【篠原農園のリンゴの色づき具合 10日ほど前】
 
 現地の方とのご相談事が山積しているので、本日も八ッ場へ行ってきました。
 細かい降リ具合ながら、終日、雨でした。農家の方たちは表仕事がないので、お蔭さまでじっくりとお話を伺えました。
 お客さんの出入りの多い、U家のV子さんは、月一回は30人くらいの招きごとを、長年お一人でこなしてこなれていますので、その手際のよいこと。特に、保存食の冷凍時の創意工夫は、脱帽もの。本日はそのうんちくをたっぷり伺ってきました。 
 
 でも、最も急ぎの用件があるWさんには、4度ほどお訪ねしたのですが、ついにあえず。前橋市での会議の時間も迫っているので、しかたなく必要事項をセレクト。走り書きして、メモを置いてこざるを得ませんでした。
 
 この夏も、やんばの皆さんのそれそれのお宅から、たっぷりと野菜類を行く都度、頂戴しました。
 でも、本日は雨降りに加え、?“会いたいヒト”にもあえずで、おみやげもの品はなし。
 そこで、今夕の会議の席で食べてもらおうと、心づもりして持参した、相変わらずの温泉たまごをたっぷりと茹でて参りました。
 15分の表示があるのに春頃から1時間でも固まらず。で、今は30分となったのですが、実は30分茹でると茹で過ぎ。
 今日もご常連らしい老夫婦の奥さんが「この前、30分ゆでたら、とろみがなくてまずかったから、お父さん、もう、いいんじゃないの」との会話をしていられました。
 本当にそうなんです。私も前回懲りているので、本日は27分くらいであげたのに、またも固ゆで。気味がかたまってしまってました。足湯の温度もかなりあがって、珍しく熱かったです。 
 皆さま、その日の気候にもよりますが、現在の適温は、どうやら何年か前の25分弱で大丈夫のようです。

 さて、つぎの写真の野菜類は、さりゆく夏の記念にこの夏、複数のお宅で頂いた八場の元気な野菜たちを、その都度、写真に収めてきたのでしたが、そんなスナップの1枚。
 
 もちろん、リンゴもハネ出し。でも、売れないものとわかった方が気持ちが楽だし、形はいびつでも、それなりの滋味にあふれていて、この方が好み。この時のトウモロコシは、Yさん宅のものとたまたま「ここん家にもあるだろうけれど、俺ん家のも食べてみてくんない。今年のは病気が入っておかしなんきしゃ、ならねぇやの」と持ってこられたお宅のも、Yさんが「味比べにもっていきな」とくださったもの。ホントに、これは病気入りで、む不思議な味。Yさん宅のものの方が勝ってました。
  
 素材をそのまま切るだけ、トマトなどは時にはかじる始末。
 てすが、先日、家族の祝いごとでお邪魔したあるお得意さんのレストランの手のこんだ野菜料理の写真をご覧ください。これ、全部、野菜です。それらをゼリーで固めたもので数時間かけて作られるとか。このように大事に扱われたら、野菜たちもシアワセというものでしょうけれど。


 ソウソウ、帰途の道筋、町場に近づくにつれ、ようやく音が聞えるようになったNHKラジオから、突然、「八ッ場ダム」の語が。ほどなく今元・京都大名誉教授さんがご出演しているとわかり、慌てて、知人たちに連絡。しかし、運転がおろそかになって危ないとわかり、停車して電話。
 とっても、わかりやすいお話と構成でした。カラクリの中味を広く知らせる手段として有効このうえなし。
 もっと早く判っていれば、八ッ場の皆さんにもお伝えできたのにと残念。どなたが、テープに採られた方いませんでしょうか?
 実は、わがカーラジオは買って1年たらずで、アンテナを折ってしまっているのです。その後、修理屋さんがしてくれた応急措置のママ走っていたのですが、それも、先日ポキリ。で、山間部では不通状態で聞えなかったのでした。それが町場に近づくにつれ、5時24分、音声がでたのです。
 この「ニュースここ一番!」というのは、5時のニュースの後からでしょうから、約10分間経過してからだったんでしょうけれど、最初から聴きたかった。
 
 本当に中止後1年たって、もっとひどい状態に。
 本日もはからずも、新事実のゆゆしき相克図を小耳にはさんでまいりました。
 ここ数日、悲愴感に包まれてましたが、仮に雨の日でも、八ッ場へ行ってくると、不思議に心は晴れるのです。  


Posted by やんばちゃん at 22:08Comments(0)八ッ場だより

2010年09月29日

緊急会議のお知らせ

 10/1開催の「八ッ場ダムの検証に係る検討」について、水源連メールに寄せられた、お二人のメールを以下に転載させて頂きます。
 国交省は、日をおかず矢継ぎ早に二つの文書を繰り出してます。
 三番目にその意図を端的についた、近藤メールを参考的に転載させてもらいました。関連して、八ッ場ダムの方向性についての馬淵大臣の記者会見時の見解も添えてみます。
 嶋津さんも近藤さんもダム問題の大ベテランです。またいつも、これら政府見解をいち早くキャッチしたくださっている雨宮さんにあらためて感謝。 

 なお、今般の緊急事態に際し、群馬の市民運動の一員として、「何をなすべきか」と、ここ数日来、頭を痛くしております。
 現地第1主義の当方は、この間、「中止」への最良策は、地元の皆様の立ち上がりと考えて参りました。ために、八ッ場通いを続けてきたつもりです。通い始めて四年目の七年前、水没四地区の大手地主層の横の連携をとり、「国交省に約束をまもらせる会」を立ち上げるお手伝いをさせて頂いたなどの経過もあります。
 本日朝、ある一つの打開策的糸口として、想定できることが浮上。手始めに独断にての打てる働きかけは致しました。
 但し、人と人の軌跡ですから、必ずしもより良い望む方向に展開してくれるとも限りません、
 そこで、心同じくする皆様の率直なご意見も伺えましたら幸いと思い至りました。
 忙しなくて何とも恐れ入りますが、勝手ながら当方の日程と日時が迫っておりまして、緊急に「相談会」を開かせて頂きたいと思う次第です。
     期日: 明日の夜 9月30日(木) 18時半~20時近く                               
    場所: 新前橋駅近く※駐車場あり
※地図描く技術ないので下記へ問い合わせを。 
    090 2910 4722   spq272s9@rondo.ocn.ne.jp 
    ※当方、明日は八ッ場へ行きますので、山中に入った時にはかかりにくくなりますので、時間をおいておかけ直しください。翌1日は早朝に出かけます。勝手ながら30日夜の会議は早めに20時までで切り上げさせて頂きます。
  

 ...................................                                       
  【メール①】嶋津さん・水源連メール
 //////////////////////////
 嶋津です。 「八ッ場ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場(幹事会)」が下記のとおり開かれます。(yamba-openMLの雨宮隆児さんのメールより)
  記者発表資料 平成22年 09月27日
◇八ッ場ダムの検証に係る検討について
 http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/kyoku_00000092.html
「八ッ場ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」を設立
     国土交通省 関東地方整備局 河川部

 【メール②】嶋津さん・水源連メール
 ///////////////////////
 嶋津です。 国交省は各地方整備局や各道府県に対してダム事業の検証の指示・要請を行いました。(yamba-openMLの雨宮隆児さんのメールより)
 【ダム事業の検証に係る検討について】  平成22年9月28日  国土交通省河川局
   http://www.mlit.go.jp/report/press/river03_hh_000265.html

  【メール③】近藤・水源連メール
////////////////////
  皮肉を込めて「動きが速い」ですね。
 概算要求であげた来年度のダム等への予算1399億円。
 これの個別事業への配分について、「流動的」と言っていました(9月1日頃、河川局事業監理室補佐)。
 配分を確定させないと、予算編成ができない(財務主計とわたりあえない)。
 添付資料2【ダム事業の検証に係る検討に関する再評価実施要領細目】をみても、これは「主体」次第でいくらでもどうとでもなる。
 2ヶ月で6回ほど何ごとかを行えば、「検討した、再評価した。(ダムを)早急に作るべし、という結論になった」とすることも可能。そうすると立派に(?)来年度予算で「もう一つ進んだ段階」の予算がつく、というわけか・・・

  【メール④】雨宮さん・yamba-openML
////////////////////
 今日(9/28)の閣議後会見冒頭発言からダム関連のみ抜粋します。
質疑応答の内容は追って明らかになると思います。
◇大臣発言(今後の治水対策のあり方に関する有識者会議及び八ッ場ダムの検証に係る検討等について)
http://www.mlit.go.jp/page/kanbo01_hy_001107.html  


Posted by やんばちゃん at 12:40Comments(0)八ッ場だより

2010年09月28日

有識者会議・まとめ / 県内版各紙報道

 昨日の欄で顛末記を記しましたが、27日の夕刻、開催された国交省の「第12回 今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」の席で、中間取りまとめ(ダム検証の手順と基準)がきまりました。

 昨夜、国交省のHPより        http://www6.river.go.jp/riverhp_viewer/entry/y2010e0eeded740844a5f1cdef1eb0a44d653c9c9f7d65.html

   
 続いて、昨日の会議を報じた今朝の県内版各紙一覧を。
 上毛は手打ち。毎日は見出しのみ。朝日は川原湯温泉の「宿泊助成金緩和策」のみでなし。
 (このニュースは各紙に有識者会議と並列してあり)

 ////////////////////
①【2010年9月28日(火) 上毛新聞】  国交省有識者会議
     八ツ場など「ダム検証」
       判断基準を提言
      「検討の場」本県知事ら5首長参加

 八ッ場ダムを含む全国の83ダム事業の検証基準づくりを進めていた国土交通省の有識者会議(座長・中川博次京大名誉教授)は27日、最終的な判断基準をとりまとめ、馬淵澄夫国交相に提言した。国交省は同日、八ッ場ダム建設の是非を検証する「検討の場」の初会合を10月1日に都内で開くと発表。国直轄事業で初めて検証作業が始まる。
 有識者は7月に基準案をまとめ、意見公募を実施。寄せられた延べ2885件の意見には「検証スケジュールを示すべきだ」といった声があった。
 中川座長は「検証が進められる過程で、治水対策立案や評価で出てくる疑問点に、有識者会議が対応していく」と述べ、関東地方整備局などが薦める検証作業でも、同会議が積極的な役割を果たす考えを示した。
 八ッ場ダムに関する「検討の場」には本県から大沢将明知事と地元の長野原町長と東吾妻町、利水面で同事業に参加する藤岡市も治水面で関係が深い舘林市の各首長が参加する。
 1日に1都5県の部局長級職員による「幹事会」を開き、関東地方整備局が今後の検討の方向性を説明する。検証工程の明確化などを求めて負担金の支払いを一時留保している6都県側の発言が注目される。

②【2010年9月28日(水) 読売新聞群馬版】http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100928-OYT8T00054.htm
  八ッ場検証自治体・国の「検討の場」設置
 来月1日に実務者レベル幹事会


③【2010年9月28日(水) 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100928/CK2010092802000067.html
 国交省 『検討の場』を設置

④【2010年9月28日(水) 産経新聞群馬版】http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100928/gnm1009280232004-n1.htm
 国交省 八ツ場で「検討の場」 群馬

⑤【2010年9月28日(火) 毎日新聞群馬版】   
  「検討の場」設立
    関係自治体で構成
    来月1日に幹事会
  


Posted by やんばちゃん at 10:14Comments(0)八ッ場だより

2010年09月27日

馬淵大臣、満面の笑み。有権者会議、写真撮りのみ許されました

 【終了時に中川座長の労をねぎらう、馬淵大臣】
 あのブスっとした馬淵大臣の、一昨年、八ッ場へ見えた時とは、打って変わった晴れやかな笑顔を初めて、まじかで拝顔しました。
  「非公開」が貫かれたまま回を重ねてきた、本日夕刻~霞が関の国土交通省内で開催された。最後の「第12回有権者会議」に行ってきて、さきほど戻りました。
  
 さて、「お前は何を見てきたのか、一国一省の苦みばしった大臣の、笑顔を見に行ったわけでもあるまいに」。
と、お叱りをうけそうですが、会議の中味は私たちには非公開。記者クラブ所属の報道関係者にはつづりの会議録が配布されましたが、私たちにはなし。後ほど、アップされるとのことでした。
 つまり、写真をとりに行ったのでした。

 当初はダメ元でもと心づもりしていたのですが、当方よりもその辺りに明るい知人に「建物のなかにすら、絶対に入れない」と言われ、交通費を工面して出かけるのに、合同庁舎3号館の建物を見て帰ってくるのもと思いだし、いかに能天気な私でも寂しい懐具合を思うと、断念しかけたものでした。

 でも、中止宣言以来、一年。八ッ場は岐路にたっています。
 心臓強く、ここは出かけて良かったです。
 事前に担当課に電話して伺い、「非公開」はわかるが、明記されている写真撮りだけでも、ご検討願えないかと依頼。
 「前原前大臣は「記者クラブ」以外にも枠を広げてくださる旨のことを会見でおっしゃっていられた。すぐに適用にはならないとは思いますが……」と添えた。約束の30分後に電話すると、応対してくださった方が、お二人の担当者に連絡してくださったようで、そのお一人の方が電話に直接出てくださるとのことだったけれど、マスコミ筋からの問い合わせ電話が長引いてしまっているとのこと。電車の時間が刻々と迫ってきて、焦るが、「ではまた5分後に」とお伝えした。  
 今度はすぐに出てくださり、どうも、ニュアンスとして全面拒否でもない柔らかな応接に、行くことを決意。
 
 必死だったけれど、11階特別会議室の前には17時20分着。まだ数社のテレビ局だけだった。本職のカメラマンさんたちはカメラの調節に余念がない。後に理由わかる。
 数10名のマスコミさんたちに交じって、端の方で待つこと約1時間半。なること叶わなかった取材畑の雰囲気を味わえるだけでも良しとすれば、肝心の協議の場には入室できないことも苦にならなかった。
 馬淵大臣が到着するのを待って、予定よりやや遅れて18時過ぎに開会。部屋のドアが閉ざされた。
 
 ほどなく始まった国交省報道部による、入室説明の配置などの説明会。輪の中に入っていいいのかどうかマスコミ陣の隅でたたずみ臆していると、受付の職員さんが、「ご一緒に聞いてください」と眼で促してくださった。ほっとした。これで入れるパスポートをゲット。

 18時40分、国交省報道部の指揮で、入室可。
 (どうに審議されたか不明だけれども、たぶん、予定稿にてだろうと推測する)先の説明会で、最終回の今回はまとめ案を中川座長から、馬淵大臣に手渡すセレモニーが、ハイライトと事前に教えられていた。
 ところがである。当方の安物のデジカメ。動かないのだ。
 慌てて、ビデオの写真装置で撮る。
 思いついて、電池の向きを変えてみた。なんと、電池の入れ方が逆だったのだ。で、肝心の場面はあっけにく過ぎた。
 プロの皆さんが、事前に角度などに余念なく時間を費やし、準備おこたりなくリハーサルしていたのは成るほどと得心。
 ために、馬淵大臣の正面から撮れず、横顔もしくは後ろ姿。
 戸口で某テレビ局の若いカメラマンに「皆さんが懸命にリハーサルなさるわけわかったわ」と伝えると、笑われた。
 
 散会のあと、馬淵大臣が満面の笑みをたたえ、委員一人一人をねぎらって握手を求めていたのが、不思議な光景を見たように、心に残っています。これは、撮れてました。
 広大な特別室をでようとしたら、大臣ご一行の後を追う一団の中に、見覚えのある前の八ッ場ダム工事事務所長さんの顔がみえた。廊下を出てエレベーターの方に向かうと、見送りの後、また逆方向に戻る一団の中に、また前所長さんが先頭を歩いてみえた。現地でいちども言葉を交わしたことがないのに、すれ違う時に、思わす、お名前を申しあげてしまった。すると、「はい、そうです」と律儀にもおっしゃってくださった。
 いつも、感じるのだが、対応してくださる職員さんたちのお一人お一人は、本当に優秀かつ親切で、皆さんどなたも、「この国を良くしたい」という思いで働いて下さっているのを感じる。それは、国の中枢機関に近づくに連れ、すぐれた品性を感じさせてくださる。仮に言葉はぞんざいでも、地方には地域独特の密着性があるけれども…… 
 でも、どういうわけか、集団となり、発表されると、必ずしもよりよい方向づけに行かず、妙な方向持としてし繰り出される。
 職員の権限の及ばぬ、“権力構造”の世界があるのだろう。
 
 八ッ場の未来が、こうして決まっていく。
 おそらく、政治的解決とやらに終息するのだろう。
 
 帰途、氷雨のふる中、有楽町の駅まで歩く。
 桜田門の警視庁前を過ぎ、道なりに歩いてくると、前を歩いていた公務員風の人が、皇居の門を入って行く。出てくる人もいる
試しに入ってみた。右手にも門があり、その前はいわゆる皇居前広場のようでランニングしている方たちがいっぱい。前方に高層ビル街のネオンがかがやく。
 思いついて、出がけにバックに入れた、ふかし芋をほおばりつつ、皇居の黒々としたシルエットを背に、大都会の夜景を凝視した。  


Posted by やんばちゃん at 23:51Comments(0)八ッ場だより

2010年09月26日

注目の茂倉沢ダム撤去

 
 本日の上毛新聞、「守るのは今 ~生物多様性に向けて~」というシリーズ五回目は、「森林」。 みなかみ町の「赤谷の森」でのとりくみの紹介がなされています。
 
 おりしも、昨日の26日には、神奈川県の相模川でおこなわれた下記のイベントでも、「赤谷の森」フロジェクトのとりくみが紹介されたようでした。
  河原でキャンプ&焚き火トークショウ  川は誰のものかキャンプイン シンポジウム
           茂倉沢 治山ダム撤去完了と相模川の未来
【メール説明文】  茂倉沢(群馬・みなかみ町)にある治山ダムは昨年11月30日に撤去が完了した。全国初の治山ダム撤去となり、森林や生態系本来の姿を回復させる試みが行われている。「赤谷プロジェクト」と名付けられたこの試みは、生物多様性の復元と持続的な地域づくりを目指し、林野庁関東森林管理局と日本自然保護協会、地元住民の「赤谷プロジェクト地域協議会」の3者が協働して2004年に開始した。今後、全国各地で改修時期を迎える多くの治山ダム、砂防ダムの管理に対して大きな影響を与えると思われる。アメリカではすでに700以上のダムが撤去されているが、日本ではこれからの課題である。

 時代はダム撤去の新時代に突入しようとしているのに、八ッ場ダムを造りたい一団の神経が判らない。


 さて、写真は、この夏、クリーン作戦のミニ研修で訪れた、箱島湧水(東吾妻町)。
 榛名湖から続いているというこの湧水は冷たくて、2リットルの容器に水を汲むのに、手をそのまま入れていられないほどでした(右手木立の際に石があって、そこから川状になって流れる水のなかに容器を沈めて汲むのです。ご常連は柄杓など持参しているらしいですけれど)。
 そして、直下のダム。左手から湧水が流れてきます。写真の右手では、職員がゴミを払ってました。


 ダムはダムでも、このくらいの規模なら許せる気持ちがします。横幅せいぜい15㍍足らず。ダム堤が通路になっています。いかにも必要に迫られてという感じがします。
 茂倉沢の治山ダムも同規模かと思います。それでは時代はダム撤去なのです。

 でも、八ッ場の場合には違います。
 あえて、八ッ場ダム工事事務所のホームページから概要を弾きます。
八ッ場ダムは重力式のコンクリートダム。ダム本体の高さは116m、これは東京タワー(333m)の3分の1より少し大きいくらい。
 また、貯められる水の量は約1億立方メートルで、こちらは東京ドームの約87個分に相当します。 利根川水系の他のダムと比べると、高さでは5番目、貯められる水の量では3番目に大きなダムとなります 。
 
 ダム堤頂高 586㍍  ダム堤頂長336㍍  投入事業費4600億円
 ムダもムダ。  


Posted by やんばちゃん at 21:09Comments(0)八ッ場だより

2010年09月25日

検討列車は、過たずダム建設駅に到着すなり

 昨日、記しましたように10月1日から始まる、他のダムにさきがけて始まる「検証」。
 想定できることは“ダム検討会議列車”に 乗車したメンバーが間違いなく降りる駅は、「八ッ場ダム建設」駅ということになることが、いよいよ明白になったことである。
  
 質問書や要望書など、手ぬるいことを言っている場合ではない。
 ものごとには、怒って立たねばならない時がある。
 

 .............................
 その方向性を決める、国交省の第12回 「今後の治水対策のあり方に関する有識者会議」は、以下の日程で、
開かれる予定。この会議で、中間取りまとめ〔ダム事業検証の手順と基準〕が決定し、ダム事業の検証が開始されるとの由。
 しかし、前政権からの意向を宿した忠実なるどっかの最初からの筋書き通りに運ばれるだろう。
 パプリックコメントなど、単なる予定稿の中での、「きちんとやってます」の常套的形式主義の証拠品の一つでしかなかった。

  日時:9月27日(月)18:00~19:00       http://www6.river.go.jp/riverhp_viewer/entry/y2010e2b6de97663b7df501a3c8ca5518323b4f471dba0.html   


Posted by やんばちゃん at 20:54Comments(0)八ッ場だより

2010年09月24日

八ッ場危うし 風雲急を告げる

 代替地の安全性について、以下の見解が示されました。いつもいつも「安全です」「問題はなし」でくくります。国と県は?同じ穴のタヌキ の仲の良さ。
 でも、実際に事故が起きるんです。
 すると、“災害のため”とするのがお得意技。(決して事故を待つのじゃありませんけれど)まぁ、長生きして見届けたいものです。
 その時に、担当した公務員への退職後も責任の義務をかしたら、もっと仕事に対して慎重になるのでしょうにね。

 次に一昨日の夜、共同通信の記事で記した、10月1日から実施の「八ッ場検証」の記事が、昨日の上毛新聞の一面に出ました。そこで、共同通信の配信記事と丸写しかなと照合してみた次第。出だしほぼ同じ。で、上毛新聞の無料サイトにはないのですが、一昨日の共同通信のを引用して仕上げました。
 
 ところが、中ほどから共同通信の内容よりも具体性を帯びてました。
 そして、愕然。
 これでは八ッ場は出来てしまいます
  彩色した二段落目を読んでください。
 ご存じのように一都五県知事と地元は推進。となれば、密室での会議と同じ。
 八月中旬に提出した、有識者会議の中間まとめ案への懸念が、ことこどく的中。
 パプリックコメントは全く意味なし。
 単なる官僚のもっともらしい形式でしかありませんでした。これでは、これまた前政権と同じ穴のタヌキ。
///////////////////
 ①【2010年9月23日(木) 東京新聞群馬版】
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100923/CK2010092302000077.html
 八ッ場ダム移転代替地 県『耐震性問題なし』 
 県は二十二日、八ッ場(やんば)ダム(長野原町)の水没対象地区の移転代替地について「造成した土地の耐震性に重大な問題はない」として、補強工事の必要な「造成宅地防災区域」の指定基準に該当しないとの検討結果を発表した。
 検討時に基礎とした代替地の耐震性に関する国土交通省の調査データについては、ダム湖への湛水(たんすい)を考慮した内容でなかったため、県は「(ダム完成を前提に)湛水した場合を想定した調査や、工事中の造成地の安全性の調査も実施してほしい」と同省に要請した。今回の県の検討結果も、ダムがない状態を想定した内容だ。
 代替地については、国交省八ッ場ダム工事事務所が、造成した土地の強度を測るための「安定計算」を、長野原町の川原畑、川原湯、横壁の三地区内の計四区画で実施。いずれの区画も「地震などによる崩壊の危険はない」との判定を出し、八月末に県に報告。県は、四区画について法律に基づき補強工事などの勧告や命令が可能な「造成宅地防災区域」に該当するかどうかの確認作業を行ってきた。
 ダム事業の見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」などは、独自の調査を基に「代替地が造成されたのは、地滑りの危険性が指摘されている地盤の不安定な地域。中規模の地震に対しても、安全性を担保できるか強い疑問が残る」と主張している。
 ② 【2010年9月23日(木) 上毛新聞】 
 八ッ場ダム代替地 耐震性「問題なし」  国の報告書、県が確認
 
//////////////////////
 【2010年9月23日(木) 上毛新聞】 
八ツ場検証 1日開始 国交省 
    6都県と初会合 隔たり大きく難航か
 
 国土交通省は22日、八ツ場ダム建設の是非を決める再検証について、国と本県など流域6都県知事らが意見を交わす「検討の場」の初会合を10月1日に開き、検証作業を開始する方針を決めた。ただ中止を表明した国と、建設継続を求める6都県知事らとの意見の隔たりは大きく、検証は難航が予想される。
 「検討の場」は6都県知事や八ツ場ダムと治水、利水面で関係がある各都県の市町村長の代表で構成し、再検証作業の主体となる関東地方整備局が検討内容を説明したり、6都県知事らがその内容について見解を述べる場となる見通し。
 1日は、関東地方整備局と6都県の部局長級職員らで構成する「幹事会」の初会合を都内で開く方向で調整している。幹事会での議論を踏まえ、知事らが参加する検討の場が開かれるとみられる。
 
 6都県との検討の場については、八ッ場ダム問題の長期化に伴い長野原町の水没予定地の疲弊が深刻化していることから、前原誠司国交省が「9月中にも立ち上げたい」として全国のダム事業より優先的に発足させる考えを゜示していた。
 県は「正式には聞いていないが、早期の再検証を要請してきた6都県の主張が認められたと評価したい。1日も早く検証結果を出してほしい」としている。  


Posted by やんばちゃん at 05:52Comments(0)八ッ場だより

2010年09月23日

八ッ場のミョウガ、さしあげます

 
 またも、ミョウガの写真ですが…… 
 ところが、ご覧のように花ざかり。
 今年は暑かったので、例年より早く育ってしまったようで、Sさんご夫婦も出荷に間に合わなかったようです。
 先日の工事現場近くの日照りの中で、雄々しく育つミョウガと違って、一帯にはワサビが生え、清水が流れています。
 とっても瑞々しく大振りで柔らかく、いかに生産農家のものとはいえ、わが家ではこんな良いのは生えてくれません。

 お吸い物などに一輪、添えられている分には何とも優雅な日本的情緒漂うお料理なのですが、花が咲いては「ミヨウガ」としての価値はなく、もうおそらく出荷できなのではと考えてしまいました。
(でも、ミョウガに取り憑かれてしまった、このオバさん、この花が大好きな上に思い出もあります。父がなくなる年の9月、畑の暗がりにミョウガの花がいっぱい。それを父親と眺めていて、ひと月後に61歳で急死したのでした)。

 しかも、Sさん宅の周辺にはあちこち、このミヨウガの群落。膨大な量です。
 少しでも日頃、お世話になっているSさん宅のお役にたちたかったのです(もちろん、この辺りきっての大農家で土地もちのお宅なので、心配するのが失礼極まことになりますけれど)。
   
 わが家では自給できるので、買ったことはありませんけれど、スーパーではそれほど安くもない商品の一つです。
 ……そこで、閃いたのが「そうだ、人情市で売らせてもらおうか。花咲きであることを伝え多めに詰めて、百円で売れば、なんとかなる」と。
 “露天商のオバさん”を夏場は休んでしまったのでしたが、再開委してそろそろ出店しようと心づもりしてました。
 いつもは直前の終末に ?仕入にうかがうのですが、1週間先の26日の人情市jまでには日にちがあるけれど、週末まではこのまま生えさせてはおけない。花も終わってもっとペシャリとなってしまう。
 むしろ、今、採って新聞紙にくるんで冷蔵庫に入れて置いた方が鮮度をたもてると考えたまでは良かったのでした。
 19日の日曜日、その日は稲刈りの撮影の後は、暇があり、むしろ金曜日や土曜日にきても、他の産物の手配で忙しくて採っている間がないだろうと。
 で、Sさんに頼んで、夢中で採らしてもらったのです。
欲張りなので本来は、「採りながら拵えてこんな茎の部分は捨てるんだよ」とSさんがおっしゃる、捨てる部分という茎の処も、採ってきたので泥だらでした。写真の手前がそのミョウガです。
  「水道水で洗うよりも、清水で洗った方が持ちがいいから」ととっても便利な洗い場を貸してくださったのでした。
 山菜類はゴミが即座に採れる流水とは異なって、水道水で洗うことの大変さは知っているので、有り難く洗い場をお借りして洗わさせて戴きました。
 2度にわけて運ぶと、すでに奥さんのT子さんが、最初に運んだのを洗い出していてくれました。
 その長年のコツを教えてもらつて、こしらえたミョウガをザルに小出し。写真の盥の水を3回ほど代えると、短時間で洗うことができました。清冽な水が無尽に使えることをしみじみうらやましくなります。
 代金は要らないとはおっしゃいましたけれど、気持ちをおかせてもらいました。でも、売れたらもっとお支払いしようと心づもりしていました。

 帰宅後、新聞紙につつみビニール袋に入れ、念のため、スチロール箱にいれ、大型冷蔵庫に保管。
 で、雑用が一段落した本日あたりはそろそろ小袋につめようかと考えてました。ほとんどの場合が間に合わず、ショウギに山盛りのまま、持参。汗かきながら注文に応じて詰めるのが通例なのです。
 ところが、今朝早朝のめざめの布団の中で、予定を思いめぐらしていたら、「ああ」と叫んだ次第。
 思いだしました。
 今月の「高崎人情市」は休みだったのでした。
 旧市役所跡のいつもの会場が、第25回の「高崎薪能」と重なってしまったのでした。
 どこでどう、混線してしまっていたのか。先日、振り込んだのは10月の出店料。その10月もいつもの会場とは違うので、この辺りでいつのまにか、「代わりの別会場になる」と勝手解釈で、思いこんでしまったようでした。
 ついにきた、老化現象。「ミョウガを食べるとバカになる」と言われてますが、食べる前から、いいえ、実は最近は17日にもたっぷり自家用を貰ってきたのでした。効果てき面のミミョウガ現象。

 さて、弱りました。
 これだけのミョウガは独りでは食べきれません。
 おすそわけといいましても、この辺りではほとんどの家の庭先には、こんもりと茂みがあるのです。
 実家では無農薬か有機栽培のものしかおかず、「くらぶち草の会」さんのがミヨウガを仕入れたばかりなのです。
 
 そこで、T子さんに、保存方法を伺いました。
 「お客さまが見えても、町場と違ってもすぐに買いに行けないんでさ」とはおっしゃいますが、このT子さんの四季折々の野菜類の保存の技術と発想の豊かさには、いつも脱帽ものです。
 まさに、環境は創意工夫を産むというものです。
 長年の生産農家としての創意にみちた苦心と経験に基づく、保存方法を幾つも伺いました。
 早速、酢漬け、煮もの、汁の実づくりなど、保存食作りにかかっています。ミョウガを千切りにして冷凍しておけば、一年中、使える由。しかも、袋をたたけば、パラリと必要なだけ崩れてくれるとのこと。これは経験がなければ、出ない言葉。

 でも、まだたくさんあって、とりわけ良いのをとりわけて大事に保管してあります。
 お好きな方、ご連絡ください。
 たっぷりと差し上げます。   


Posted by やんばちゃん at 13:43Comments(0)八ッ場だより

2010年09月22日

② 新旧国交省 会見記

 
 さきほど、先のブログに、
 《最後に前原前大臣の最後の会見記そのものも、ようやくサイトに公表されたようです。
 いつもながら、いち早くこれらの多角的な情報をキャッチして[yamba-open]メールに投稿されている雨宮さんのメールを転載させて戴きます。なお、膨大な会見録のなかから、八ッ場関連のみ記事を抜粋してくださってますので、それも新国交省答弁との対比の意味で転載させて戴きます》
 
 として添付してみたのですが、その後のメールで、今度は馬淵大臣の会見記事を同じく雨宮さんが送信してくれてました。
 二つ掲載すると、かなり長くなるので、本日22日分を①②とに分割することにしました。
 
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 ①前原大臣会見要旨:2010年9月17日(金)10:52~11:21http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin100917.html
(大臣)
今日、閣議で私も辞表を書きました。
総辞職を閣議決定したということでございます。
私の方からは以上です。
【質疑応答】
(問) 
 任期を振り返っての総括と次期国交大臣に望む姿勢、方向性などあればお願いします。
(答) 
 まだどうなるかということを正式に伺っておりませんし、この1年間、私は二つのことを今まで大きくやってまいりました。
 一つは、人口減少、少子高齢化、また莫大な財政赤字の中で、公共事業の在り方の見直し、また選択と集中、これをしっかりとやっていかなければいけないということで、例えば、国土開発幹線自動車道建設会議の廃止、そしてできるだけダムにたよらない治水ということで有識者会議を作り、評価軸の策定、そして港については、103の重要港湾を43に絞り込むと。
 <中略>
 正直申し上げると、やはりこの1年間というのは、そういった方向性を転換するということで、国土交通省の皆さん方と協力して方向転換の舞台をしっかり作り、いよいよこれからの2年目についてはこれを実行していくということで、今年の私の気持ちは有言実行というものでございましたので、いよいよこれを実行する段階でございますので、引き続きそういったものをしっかりやりたいという強い思いは持っております。

(問) 
 ダムの検証についてですが、9月中に中間取りまとめと評価基準がまとまると思いますが、そもそもダムがいらないと言っている自治体の方からは、コストを重要視して比較していくと、結局ダムを造ることにつながるのではないかという懸念の声もありますが、それについてどう思われるかということと、今後地方で行われる検証についてどのように進めていただきたいと思われていますか。
(答)
 コストというものをどのようにとらえるかということについて、かなりうがった見方が蔓延しているなと私は思っております。
と言うのも、私が一番始めに八ッ場に行ったときにどういう話をしたかというと、近視眼的なコストの感覚で物事を見てはいけないということを申し上げました。
つまりは、新たなダムを造ればそれに砂がたまると。あるいは新たなものを造れば、ダムのみならず新たな工作物を造れば、老朽化し、それに対するメンテナンスの費用、維持修理のお金がかかってくると。
あるいは、砂がたまれば土砂の供給というものが海になされないわけで、海岸の浸食というものが起きる可能性も出てくると。
トータルなコストの中で、できるだけダムにたよらない治水をということを考えていたわけでありますし、また現在は雨の降り方がゲリラ豪雨というかなり局地的なものになってきていると。
 ダムの建設予定地の上で降ったらダムは機能しますから良いと思います。
そうではない所に降った場合についてはどうするのかということで、そういった治水の哲学そのものも全体として、コストももちろん大きな要件として、見直していかなくてはいけないということを申し上げてきたわけでございまして、私は中川先生を座長とする有識者会議でまとめていただいた中間報告というものは決してコスト至上主義ではないと。
 すべての大きな概念も含めたコストという概念であって、狭い意味でのコストでは決してないということは是非御理解を頂きたいというふうに思います。
(問)
 先ほど、任期を振り返ってのお話がありましたが、この1年間は民主党が政権交代をしてからの1年間と重なるわけですが、大臣のお仕事で一番印象に残ったことと、やり残したこと、心残りな点はありますでしょうか。
(答)
 すべての仕事が印象深く残っておりますし、この仕事というのはきりがありません。
切りがありませんが、しっかり方向性は示して、それを実現していくという段階においては、まだ道半ばというものもたくさんございますので、それについてはしっかりとやっていきたいという思いはございます。
(問)
 八ッ場ダムについてですが、ちょうど1年前に初登庁された際に建設中止を表明されて、現場が混乱しないよう地元や自治体と話し合うとおっしゃったと思います。
しかし、八ッ場ダムはこれからも再検証するという段階にとどまって地元住民との話合いも道が途絶えている状況になっていることについて、今どう思われますか。
(答)
 政策転換の中で、地元の皆様方には多大な御迷惑をお掛けしていることについては、改めてお詫びを申し上げたいと思います。
しかし、地元の方はダムを前提としておられるということになれば、我々は中止の方向性を示し、また予断なき検証をしている中で、なかなかお話合いに応じていただけないというのは、残念ではありますけれども、仕方がないことだと思います。
 大きな公共事業の見直し、方向転換をしていくということは、一朝一夕でできることではないと思いますし、地元の方々にしっかりとお詫びの気持ちは持ちながらも、配慮をしながらも、国の大きな方向転換をするというのはそれだけの覚悟がいるものだというふうに今でも思っております。
<ダム関連のみ抜粋>
※その他、JALの問題、尖閣諸島の問題、沖縄振興策の問題などについて質疑応答が続きます
 <<投稿者:雨宮隆児

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②馬淵大臣就任会見要旨 2010年9月17日(金)23:56~24:27
 

 http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin100917_1.html
 この度、国土交通大臣並びに内閣府特命担当大臣を拝命いたしました馬淵でございます。
本日は皇居にて認証を頂き、初閣議に臨み、大臣としての初仕事を終えたところでございますが、当然ながら私は既にこの1年間、副大臣としてこの国土交通行政に取り組んでまいりました。
改革の継続、これを前面に打ち出して、更なるスピードアップ、そして様々な政策、手掛けてきたものの整理、いわゆる体系の構築、こういったことをしっかりと取り組ませていただきたいと思っております。
 <中略>
【質疑応答】
(問)
就任会見の際に、大臣自身なりに国交行政の全般について見直しを行うというお話をされていましたけれども、今のお話では継続性も視野に入れてというお話でしたけれども、その辺りはどういう整合性になっているのかお願いします。
(答)
 基本的にはこの1年間、政務三役として取り組んできた改革の継続、これは変わりありません。
 前原前大臣のリーダーシップの下に、私ども政務三役が一丸となって取り組んだ成果が公共事業の削減、更にはその事業評価の検証、また事業評価の方法の見直し、恣意的な裁量行政を減らし無駄を削減するといった、こうした取組は、一歩一歩着実に成果を上げていると思いますし、現在も進行中でありますが、公益法人改革、また成長戦略分野への選択と集中的な資源の投入、今後こういった取組については何ら方向性が変わるものではないと思っております。
 ただ一方で、様々なその修正部分というものも当然ながら、これは政策を進めていく上では出てくるかと思います。
その意味でしっかりと見直しも図るというふうに申し上げたわけでありまして、私としては何ら齟齬のあるものではないと考えております。
(問)
 基本的に政策面では前原さんの路線を継続するということなのですけれども、新たに馬淵さんが大臣になって、前原さんとこういうところで違う点を何かやりたいとか、何かあればお願いいたします。
(答)
 1年間、ともに政策の実現ということで取り組んでまいりましたので、全く逆方向に向くようなことはございません。
 ただ繰り返し申し上げますが、一つ一つの課題の解決というのが実は前半の3か月、あるいは半年くらいかかったのではないでしょうか。
次から次へと出てくるその課題の解決に取り組んできて、政策を打ってきた。
今度は、こういった施策を総合的に、体系的にまとめていく作業が必要だと思っております。
 <中略>
(問)
 八ッ場ダムについてですが、前原前国交相は今日の会見で公共事業の見直しは一朝一夕にはできない、再検証には相当の時間が掛かると表明されています。
 一方で、地元からは早く生活再建をしてほしいという声が挙がっていますが、大臣は八ッ場ダムの建設中止の方針と地元の生活再建についてはどのような姿勢で臨まれますか。
(答)
 今日の前原前大臣の御発言というのは承知していませんが、少なくとも八ッ場ダムを始めとしたこうした公共事業の見直しに関しては、例えば実際に中止をしていくということについてもその法的な根拠というものがない状況、あるいは法的な根拠を作っていかなければならない状況等様々あるかと思います。
 こういう中で、一朝一夕にいかないということが現実でありまして、私どもとしては、だからこそダムに関しましてはダムによらない治水の検討会を行って予断なく再検証を行い、その上でどのような形でこれの見直しができ得るかということの整理を行っているところであります。今後、公共事業をストップする、あるいは公共事業で造られた工作物等の今後の在り方についての考え方というものも法制化するか、あるいはどのような考え方で地方自治体の皆様方と整理をするかということも踏まえて一定の協議が必要だと思いますので、とにかく中止、そしてすぐにこれを撤去というような形にはなかなか実現しにくいということについては、前大臣もそのような御意志で発言されたのかなというふうには、これは私がそんたくしている部分でありますけれども、そのような思いでいらっしゃるのかということだと思います。
 私自身も実際に副大臣として取り組んでまいりまして、こういった整理を行わなければならないと、ただただどこか一つの事例を掲げてすべてがその類型にはまるような形ではないのだなということを痛感しておりますので、大臣としても今後の取組というものは継続性を持って行ってまいりたいと思います。
 <中略>
(問)
 総理は先ほどこの改造内閣をですね、有言実行内閣というふうにおっしゃったのですけれども、その意味するところは言ったことは必ずやろう、やるべく追求していこうということだと思いますけれども、一方で今の日本は、景気が悪く、雇用もなかなか厳しいという中で、国土交通行政へ期待するところもかなり大きいと思いますけれども、今度上に上がった閣僚、大臣として、有言の言である言葉を国民の方々にどういう言葉を投げかけていきたいかということと、沖縄の問題も含めてどのように語っていきたいかをお聞かせ下さい。
(答)
 改革の実行とそのドライブを上げていくということをここで申し上げたとおりでありまして、そして具体的に果実が見える形で皆様方に御提示をしてまいりたいと思っております。
 今日においては、私の中で今これをやりますということで明確にお示しするよりも、この継続の中でしっかりと御提示をさせていただくのが私なりの進め方だと思っております。
その上で、有言実行内閣ということで言えば、例えば、経済が非常に厳しい中で経済政策、社会資本整備も含めて公共事業、経済政策、これをやらなくてはならないではないかという意見が当然出てきます。
 ただ私は、やはり繰り返しになりますが、これは整理をしなければならないと思っているのは、公共事業というものが確かに経済対策、景気対策として長年、自民党政権時代取り組まれてこられました。そしてそれは一方で地域への再配分の機能を果たしてきました。
しかし、本来であれば社会資本整備は、実は景気対策、地域への再配分ということよりもむしろ、ネットワークの構築ということを急ぐべきではなかったか。
 こういった整理が必要であると思います。その意味で私は、整理をまずは行うんだということ、その上で具体的に国民の皆様方に見える成果を御提示していく、このことが私にとって課せられた使命であると思っておりますので、有言の言の部分は、しっかりとこれから私の実行する中で発してまいりたいというふうに思っております。
 <中略>
(問)
 先ほどあった八ッ場ダムの質問と重なるのですが、確認ですが、前大臣と同じように中止の方針は維持したまま予断なき検証を行うということで、その考え方を踏襲するということでしょうか。
(答)
 これもこの1年間政務三役として取り組んできた過程の中で、今現時点における有識者会議、あるいは再検証という政策実行を進めてまいりましたので、まずはこうした改革の方向にのっとって進めていきたいと思います。
(問)
 熊本の川辺川ダムについてですが、今、ダム水没地を控える五木村の振興策について、国、熊本県、五木村が協議の場を設けて協議を進めているのですけれども、この協議の内容を含めて前原前大臣は、こういう公共工事がストップした際の補償法案を盛り込んでいきたいというようなお考えを示していらっしゃいました。
大臣御自身がこの川辺川ダム事業をどのようにとらえていらっしゃるかというのをお聞かせ願います。
(答)
 私も大臣と共に視察にまいりましたので大臣の発言は覚えております。
 こういった公共事業によって翻弄された方々の大変な苦しみというものを私どもはしっかり受け止めなければならないということを大臣はおっしゃっていたと覚えています。
 今日においても私どもはこのことを忘れてはならないと思いますし、その上で私どもができる最善の方法は何なのかということをしっかりと整理した上で、御提示をしていく必要があると思います。
 私の認識としては繰り返しになりますけれども、前政権が行ってきた事業に対して、もちろん一定の高度経済成長の中で十分に国民の皆様がその成果を得られた、また国としても国力を増強してきた時期もありましたが、これが見直される時期が今訪れている、その中でどういう形で整理をしていくべきなのか、法律も含め、国民の皆様方の合意も含め、どういう整理が必要かということを問われているわけですので、ここは軽々な判断というよりもむしろ全般的な整理をした上で御提示をしてきたと思っておりますので、今日におけるこの検討の会議の場や、あるいは再検証といった手順というものをしっかりと踏まえて進めてまいりたいと思っております。
 <後略>
※尚、この会見の中で、前原前大臣の時には実行されなかった「記者会見のオープン化/フリー記者への解放」に前向きな姿勢であることが示されました。 (→ジャーナリストの皆様)
<<投稿者:雨宮隆児
  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(0)八ッ場だより

2010年09月22日

① ?国交省官僚よ、持てる情報を大臣に開示されたし

 本日は同級生の葬儀ごとなど何やかやとあって、朝刊に目を通したのは夜。
 地元紙の二面のカラー写真のどこかで見た顔の男性。
 馬淵澄夫国交大臣でした。これから八ッ場ダム問題では、このお顔になじまなければならず、忘れちゃいけない顔ですよね。
 (同じく、本日の読売新聞6面にも、馬淵大臣へのインタビューがありますが、全国版の上に八ッ場ダムには同種のことで少々ですので割愛)

 昨日21日のインタビューでは馬淵大臣、何一つ日程的なことは具体的に言ってくれていないんです。
 ところが、本日夕になると、次の共同通信のニュースで、「八ツ場ダム検証開始は10月1日」の速報が流れています。
 これって、仮にも「国交省方針」ですよね。
 記事を読めば参加者の打診、その日程もあるから、一日で協議できるはずもなくおかしくありません?
 新大臣の沈着なご性格かもしれませんけれど、jまさに、「国交省官僚よ、持てる情報は全て大臣に開示せよ!」となりませんか?

 新大臣は前大臣の全てを踏襲するとのことですから、確かに前原大臣は「9月中にも」と言っていて、馬淵大臣も「可能な限り早く設置するとの認識を示した」と上毛新聞記事中にはありますけれど……
  まぁ、軽々に「謝罪」しすぎる大臣よりも、慎重派の方の方が、プレないからいいですけれど…… これはやはり「軽々なことにもすぐに謝る」自分への自省もこめてです。

 来る10月という月もまた、昨年同様にかけひきで錯綜とすることが予想されます。
 そうした時に、新国道の落石問題はどうひびきますでしょうか(※このことを記した拙文、後ほど転載します)
 
 最後に前原前大臣の最後の会見そのものも、ようやく公表されたようです。膨大な会見録のなかから、投稿者の雨宮さんが、八ッ場関連のみ抜粋してくださったので、新国交省答弁との対比の意味で転載させて戴きます。
 
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 【2010年9月22日(水)  上毛新聞2面 カラー写真】
八ッ場ダム 「検討の場」時期示さず 馬淵国交相 現地視察も未定
 馬淵澄夫国土交通相は21日、八ッ場ダム(長野原町)の建設の是非を判断する再検証をめぐり、前原誠司前国交相(現外相)が「9月中にも立ち上げたい」としていた本県など関係6都県との「検討の場」について、「代表選、組閣があり態勢が整備された。ここからだ」と述べ、可能な限り早く設置するとの認識を示した。ただ、時期については明言しなかった。上毛新聞社などのインタビューに答えた。
 ダムの建設事業費の一部を負担している本県を含む6都県が検証結果を早期に出すよう求め、本年度分の負担金支払いを留保するなど反発している点については、「検証を進める中で、1都5県と共通認識を持てる時期で考えたい」とし、6都県との検討を踏まえて検証結果を出す時期を探る考えを示した。
 国交相就任に際して、大沢正明知事が「一日も早く地元の皆さんの声を聴いてもらいたい」と要望していたダム建設予定地の現地視察については、「態勢の準備を行わなければならない。整理した上で考えたい」と述べるにとどまった。
 前原氏が来年の通常国会に提出する考えを示していたダム中止後の地域の生活再建に関する補償法案は、ねじれ国会になったことを踏まえ、「白地から考えていかなければいけない」と慎重な姿勢を示した。

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 【2010年9月22日(水)  20:16 共同通信】
 http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092201000973.html
    八ツ場ダム検証開始は10月1日 国交省方針

  


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2010年09月21日

19日は、稲刈りまっ最中でした

 三連休の中日、19日の日曜日の、八ッ場では稲刈りの最盛期。
 着いた時は昼時で、皆さん、木陰や車内での野良弁の最中でした。
 (朝から活ければ良かったのですが、地元のクリーン作戦、しかも自分で招集の作業のため、到着した時は12時ちょっと過ぎ。ために、最初の写真には人影なしなのです)
  おなじみの2号橋(※このほど不動大橋と正式名がつけられました)直下、やんば館前の久森水田の風景です。3軒の農家の方たちが親族縁者総出で作業をしていられました。皆さん、顔見知りの方たちばかりでした。
  
 
 そして、右の写真の手前の縦のハンデエが、今年の5月30日に、私たちが手植えした田んぼです。奥の田を持っていられるPさん(アルファベット順、この辺りで良かったと思うのですが、確認している時間なし)お宅の田なのですが、この日、朝一番に刈り取られたそうで、写真班はついに間に合いませんで、駆けつけた時には刈り終わってました。そして、ハンデエにも真っ先に掛けられてました。確かPさんの持ち田では最も遅くの植え付けでしたが……、刈り取りは逆コースでした。
 国道から俯瞰していると、田植えの時に大活躍だったお孫さんかその下の方が、刈り取り機にしがみついて、ダッタッと走らせて、その後をPさんが、必死で追いかけているのが面白かったです。その挙句、ついに機械に稲や草が蒔きついたらしくしばらくの間、補修。

 本来ならば、久森水田で例年、真っ先に田植えや稲刈りをするのをモットーとしてこられたQさん宅がいないので不思議に思って、おっかけ調査。
 少し、離れたこれまた、とってもひなびた風景の場所で、娘さんの一家やお手伝いの方たち、総勢8人で稲刈りすんでの昼休みでした。
 自宅近くなのに、この日は木陰で野良弁のようでした。昼どきに近づいて、ざわつかせては悪いから、そっと逆戻りして、高台からのスナップです。

 今年から、Qさんは思い切って、上の写真の田のみハンデエ掛けを行い、他の久森など、吾妻川沿いの田のハンデエ米は断念。機械化にしたのでした。
 で、すかさず私は、ここの田のハンデエ米を1年間分予約をしておきました。
 
 冒頭の久森水田の写真で、右上方の稲刈り機の置いてあるのが、Qさん宅の、ご先祖から受け継いだご自慢の美田、4枚なのです。
 最新式の機械は刈リ採り、脱穀を直ちに行って、そのまま袋につめてしまえるようです。
 昼休みの後に、久森に戻ってみると、今年初めてQさんから委託を受けたRさんが、乾燥機に入れるため、軽トラで運んでいる処にデ会いました。ここにくる道筋でRさん宅に立ち寄ったのでしたが、おルスでした。この地域では敬老会で、お年寄り達が同じようにお土産の入った袋や花を下げて歩いていました。
 当地のライスセンターでは、家ごとの区別をせず、持ってきた順に混合。乾燥後、目方で配分するので、幾ら手間暇かけて旨い米を作ろうとちしてもムダな努力とか。ために年々、?どこの農家でも手抜き状態とか聴いてますけれど……
 実際、親戚筋から貰った米のまずさ。で、乾燥機には抵抗感があったのでした。
 でも、ご安心ください。
 Rさん宅の乾燥機では、Qさんの田の分だけで区分してくれるそうですので、ひと安心。
 Rさんの語るところによれば、現在の乾燥機は性能が良くて、とっても旨いそうです。しかも、天気に左右されず、一度も雨にあわせないので、かえって旨いと評判の由。
  運転席から、身を乗り出して、Rさんいわく。「まあ、食べてみてくんない」。
 
 そんなわけで、今年は、Qさん宅の新米の食べ比べです。
 どうぞ、皆さんもお相伴においでくださいな。

 なお、この日、途中の榛名湖畔のにぎわいは、いまだかつてない程の人出でした。
 こんなところに駐車場があったっけと思う場所までいっぱい。
 ほどなく、オープンカーの車列に出合いました。翌朝の新聞で納得。この日、クラッシックオープンカーの一大イベントが開催されていたのでした。
 ともかく、秋晴れの1日、どこもかも活気にあふれてました。
 もちろん、吾妻渓谷も日ましに混雑しています。
 二日前の17日には、紅葉台の駐車場で交通事故があったようで、パトカーが四台も出動していましたっけ。  


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2010年09月20日

中止表明から1年ーー県内版シリーズ一覧

 昨日19日もまた八ッ場へ行ってきました。
 最も早い、秋の収穫が昨日頃から始まっているからです。こちらは後ほどにして、以下の新聞記事の整理を。

 先週は、新閣僚誕生にともなう報道記事多発に交えて、中止表明から1年たつ17日前後に、各紙がこの1年をふりかえってシリーズ化が組まれてました。
 記事数が多くて錯綜としてしまって、転載できない記事もありました(特に最後の日付けのは未掲載)。
 以下に整理して転載します。
 ダブ掲載については、ご寛容のほどを。
 
/////////////////////////
 企画・連載  「八ツ場中止」1年  
 八ッ場ダムの建設中止表明から17日で1年。温泉街の衰退は進み、故郷を離れた人もいる。町はどうなるのか。現場の苦悩を追った。(2010年9月17日~19日)

 ①【2010年9月17日(金) 読売新聞群馬版 白黒写真】
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1284654677743_02/news/20100917-OYT8T00114.htm
  [上]寂れる川原湯 
  旅館休業、住民も転出  
  【キャプション】閑散とした川原湯温泉街(9日、群馬県長野原町で)
     
 ②【2010年9月18日(土) 読売新聞群馬版 白黒写真】 
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1284654677743_02/news/20100918-OYT8T00050.htm
 【中】転出者
 【キャプション】川原畑地区にあった自宅で記念撮影した家族写真に見入る男性。古里への思いが去来する(7日、中之条町で)

 ③【2010年9月19日(日) 読売新聞群馬版 白黒写真】 
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1284654677743_02/index.htm
 【下】傷跡 
 【キャプション】国道145号の付け替え道路が開通し、代替地間の行き来は便利になった(左奥は湖面3号橋、右奥は不動大橋)=9日、長野原町で


 ※朝日新聞県版では、「シリーズ」というより、【八ツ場よ!】という表題で、囲みもなく地の紙面に記名入りで掲載されています。最後のは、昨日の全国版掲載です。
 ////////////////////////
  ①【2010年09月17日(金)朝日新聞群馬版 白黒写真】  http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581009170001
   【八ツ場よ!】
   農地手放した8人 イチゴ栽培に挑戦2010年09月17日

 ②【2010年09月18日(土)朝日新聞群馬版 白黒写真】  http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581009180001
  【八ツ場よ!】
 先見えず募る悔しさ 川原湯温泉街を歩く

  .......................
【2010年09月20日(月)朝日新聞社会面31面 カラー写真2葉 年表あり】 
 八ツ場から ダムが止まるまち  中止表明から1年
    大臣交代 八ツ場足踏み
     「生活再建 時間がない」
..........................

  
※見出しのみにて、ご容赦を。後ほど書き込む予定。
////////////////////////
 ①【2010年09月16日(木) 上毛新聞 カラー写真 年表】 
  漂う八ッ場 上  中止表明から1年
  疲弊する水没地住民
    代替地 描けぬ将来像
      川原湯温泉 老舗、相次ぎ休業

 
 ②【2010年09月17日(金) 上毛新聞 カラー写真 】  
 漂う八ッ場 中   中止表明から1年  
  変わる地域生活
   整備の陰で進む過疎
      環境改善も転出やまず 


 ③【2010年09月18日(木) 上毛新聞 カラー写真】  
  漂う八ッ場 下   中止表明から1年
   再検証作業 早急に
  期待と不安 渦巻く
    ダム問題 最大の局面へ


 ※以下の産経記事は未掲載でしたので
//////////////////////
 【2010年09月18日(木) 産経新聞群馬版】 http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100918/gnm1009180202004-n1.htm
国交相交代 八ツ場 不満と期待 「新大臣と話したい」 
  


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2010年09月19日

馬淵・新国交省路線=前原路線

 馬淵・新国交相は前原さんより、着実に中止路線をひた走ってくれそうな感じです。
 何しろ、昨年の月9月23日以来、2度にわたり訪れていますが、終始、無言で、じっと成行きを透視しているといった感じでいました。沈思黙考型の姿が浮かびます。
 
 しかし、わが群馬の空気は相変わらず、夢よ再び。その雰囲気を伝える、昨日見えた谷垣自民総裁の記事も。
///////////////////
 【2010年9月19日(日) 読売新聞群馬版】 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100919-OYT8T00035.htm
 馬淵新国交相、を踏襲 
 前原外相(前国土交通相)の後任として、副大臣から昇格した馬淵国交相は17日夜、首相官邸で就任記者会見を開き、八ッ場ダム(長野原町)について、「できるだけダムによらない治水のあり方を検討し、再検証を進めている。有識者会議の検討結果を踏まえ、中止の方向を持ちながらも、予断なく検証する方針は変わらない」と述べて、前原外相の中止路線を踏襲する考えを明らかにした。
 馬淵国交相は、翌日未明にも国交省内で記者会見を開催。ダム建設と地元の生活再建のあり方を問われたが、「中止するには法的根拠の有無など様々な状況があるが、一朝一夕にはいかない。(地方と)一定の協議が必要だと思う」と手続き論を述べるだけで、生活再建には触れなかった。
 また、ダム中止表明で地元の猛反発を受けた前原外相がこの1年間、地元住民への謝罪を繰り返したのに対し、馬淵国交相は、2度の記者会見では政策論に終始し、謝罪と受け取れるような言葉を発する場面はなかった。

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①【2010年9月19日(日) 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100919-OYT8T00032.htm?from=nwlb
  自民・谷垣総裁が菅改造内閣を批判
 【キャプション】菅首相の組閣人事を批判する谷垣総裁(18日、前橋市で)
 
②【2010年9月19日(日) 上毛新聞】
 国会「徹底的にやる」 
 谷垣・自民総裁 前橋で講演

③【2010年9月19日(日) 毎日新聞群馬版】
 谷垣自民総裁(与党を徹底追及」
  県連の「政治塾」で講演  


Posted by やんばちゃん at 06:23Comments(0)八ッ場だより

2010年09月18日

馬淵・新国交相に地元の反応は?/八ツ場産イチゴ

 馬淵・新国交省への県内の反応を伝える、本日の県内紙面のアラカルト。
 各紙でシリーズ化が華やかです。全四回で終了した東京新聞に続き、上毛、読売、朝日新聞で相次いで、シリーズ化が始まってます。朝日は引き続き 【八ツ場よ!】。「毎日新聞では一貫して、「流転の行方」を冠しています。
 読売新聞の題はなんと、その名も寂し「寂れる川原湯」。
 思わず、若山牧水の「枯れ野の旅」の末尾、「その名も寂し暮坂峠」が浮かびました。牧水はおよそ85年も前に、今日の状況を見据えていた歌人なのでした。
 
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   ①【2010年09月18日(土) 毎日新聞群馬版】 
   http://mainichi.jp/area/gunma/news/20100918ddlk10010212000c.html
    八ッ場ダム・流転の行方:国交相に馬淵氏 住民に期待と不安 
 ◇「深刻な状況見て」


  ②【2010年09月18日(土) 東京新聞群馬版】 
   http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/
  菅改造内閣発足 八ッ場ダム・中ぶらりの地元 国交相『誰でも同じ』
 ③【2010年09月18日(土) 読売新聞群馬版】 
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100918-OYT8T00043.htm
   八ッ場担当・国交相に馬淵氏
     想定外、様子見、期待の声
 
 
  【2010年09月18日(土) 読売新聞群馬版】 
  http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100918-OYT8T00042.htm
    民主議員清新さ評価各業界「新顔」に不安も    
     菅改造内閣発足


 ④【2010年09月18日(土) 産経新聞群馬版】 
  http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100918/gnm1009180202004-n1.htm
   国交相交代 八ツ場 不満と期待 「新大臣と話したい」




 一昨日から連載の上毛新聞に続いて、昨日から読売新聞群馬版でも新シリーズが始まりました。
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 【2010年09月17日(土) 読売新聞群馬版】 
 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/feature/maebashi1284654677743_02/news/20100917-OYT8T00114.htm
  [上]寂れる川原湯
        旅館休業、住民も転出
 
 閑散とした川原湯温泉街(9日、群馬県長野原町で)=工藤菜穂撮影 「長期休業は本当に残念」「政府のやり方が憎い」――。

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 最後に明るいニュースを添えさせて頂きます。朝日新聞でも、囲み記事ではありませんが、また【八ツ場よ!】のシリーズ化が始まりました。
 【2010年09月17日(土) 朝日新聞群馬版】 
 http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581009170001
 【八ツ場よ!】
   農地手放した8人 イチゴ栽培に挑戦
  栽培ハウスに移す苗の切り離し作業をする人たち。手前が組合長の宮崎保近さん=長野原町  


Posted by やんばちゃん at 20:55Comments(0)八ッ場だより

2010年09月17日

町長の責任を問うー長野原町議会一般質問

 秋晴れの、しかも閣僚決定の本日は、数日来の懸念事項であった、落石現場のその後の状況を写真に撮ることと、ある現場の騒音もおさめてくるつもりでいました。
 その矢先、昨晩、お届けもののある長野原町の方からの電話で、議会で、一般質問があると知った次第。
 で、議員関係者に、「お邪魔ムシの私、つまみだされないかしらね」と軽口たたきつつ、時間などを伺った。本日は最終日とのこと。通例は総括的記事にて散会になる。ところが、長野原町では最終日に一般質問があるとのことに驚いた。
 八ッ場関連のことも、たぶんあるとのことに、頭の中は「議会傍聴」に一直線。
 しかも、今夕までに新閣僚が決定する、その日でもあり、一年前の今日は早朝の前原大臣の「中止」の報に小躍りして、豊田嘉雄さんの墓前に墓参りに訪れたことなどがあり、何やら落ち着かない。

 長野原町議会の議員定数は10名。一般質問の通告を出したのは4議員。
 午前のお三人は西吾妻福祉病院の小児科なし問題など町内の諸問題で、午前の部、終了。しかし、質問時間の短いこと。登壇した後の自席での質問は二回まで。40~50分は当たり前と時間配分に慣れていたので、ここも虚を突かれた思い。

 牧山議員の質問は八ッ場問題そのものズバリ。しかも、高山町長の責任を問うた。
 議場はシーンと静まりかえったものである。
   
 細かいことは、のちほど補足します。  


Posted by やんばちゃん at 23:58Comments(0)八ッ場だより

2010年09月16日

③知事会見詳細 /朝日新聞記事ー現地に来て

 本日の②欄でお伝えした、http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100916-OYT8T00113.htmの記事末尾の大沢知事へのインタビュー記事です(※無料サイトにないので、以下は手打ちしましたので、別掲とさせていただきました)。
 わが群馬県知事様は、かなり、前原さんに接近してきたことが伺いしれます。 それで、この間の大沢知事が「前原国交相の留任」を願っていた妙な構図がわかりました。
 しかし、これか゜“政治”の世界ですね。
 但し、前原大臣、大沢知事は「良く聴いてくれた」と評価していますが、聴くだけではダメですよ。
 調査した上で、反対意見も現在のようなシャットアウトではなく、国費使用の都内とやらの料亭とまでは望みませんが、会費制の居酒屋で結構ですので、招いてくださいな。
 でも、まだ新閣僚人事で、そのままのポストとも限らないのですよね。
 ……ですが、前原大臣、個人としてはこの辺で国交相でなくなれば、あはや、陥りそうになった“癒着の構造”の玄関先で、サヨウナラできるので、“クリーン前原”の体面を保てて、大バンザイでは?
 ともかく、現地に来てください。。「政治」に屈せず、正攻法で進めてください

 ちなみに、本日の朝日新聞群馬版には「前原大臣、足を運べ」式の怒りの声が掲載されています。

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 【2010年9月16日( 木 ) 読売新聞群馬版】 ? 「忌憚なく話しあう」

 大沢知事の定例記者会見では、中止表明から間もなく1年を迎える八ッ場ダムについて、質問が相次いだ。主なやりとりは次の通り。

ーー前原国交相は、八ッ場ダム中止の方向性を変えていない。今後、どう対応していくのか。
  現実を直視していただいて、6都県とも、地元とも、互いに忌憚(きたん)なく話し合いをしていくのが大事だ。(総事業費)4600億円のうち2800億円を地方が負担してきたのに、一方的に中止というのは、民主主義の中であっていいのか。「ダムは無駄」と言うと聞こえはいいが、安全・安心を守るには八ッ場ダムは必要だということが、浸透しないのは非常に残念だ。

ーー前原国交相が交代したらどんな人がいいか。
 真剣に地方と話し合ってくれる方。一方的に拒絶という姿勢はやめて欲しい。

ーー中止表明から間もなく1年。住民への思いは。
 苦悩は計り知れない。方向性がないと生活設計もできず、(水没予定地の)川原湯温泉の旅館は休業に追い込まれている。1日も早く、(代替地で)開業できるよう、国には生活再建をすべてゃってもらう。前原国交相も「遅滞なくやる」と言っている。そうさせるのが県の果たすべき役割だ。

ーーダム建設継続の可否を判断する検証作業が進んでいない。
 検証の工程を明らかにしてもらわないと困る。示されれば、負担金はいつでもお支払いすると言っている。下流都県も(建設のために)お金を払っている以上、議会に説明がつかない。(支払い留保は)地元の方も理解してくれていると思う。

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 【2010年9月16日( 木 ) 朝日新聞群馬版】
 http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581009160001
   中止表明から1年 「生活再建道筋示せ」  


Posted by やんばちゃん at 11:42Comments(0)八ッ場だより

2010年09月16日

②16日ーその二 群馬県知事定例記者会見

 昨日来の雨のため、八ッ場へ行けません。
 写真はともかくビデオに音をいれたいのですが、本日は工事も休みでしょうし、そこで新聞記事の整理をさせていただきます。
 本日16日分は、①~③まであります。

 2回目の本欄は、さきほど、あるメーリングリストに送信したメールを転載。そのまま転載。
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昨日15日、大沢群馬県知事の定例記者会見が行われました。
本日16日付けの各紙記事をお送りします。
なお、読売新聞の記事の末尾には、詳細な記者会見時のやりとりが、ありますが、こちらは割愛。
※(但し、今後の展開を知るために必要かと考え、後ほど、手打ちして当方のブログに掲載しておきますのでご覧ください)。
 http://s35.gunmablog.net/ 
 ※16日の「③三番の投稿」に転載
  
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①【2010年9月16日( 木 ) 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100916-OYT8T00113.htm
 知事、国交相と直接会談
    先月上旬八ッ場不要論に反論
 大沢知事は15日の定例記者会見で、8月上旬に八ッ場ダム問題について前原
国土交通相と会談していたことを明らかにした。話は下流域の水利権問題から民
主党役員人事まで及んだことを披露し、「もの申せる」間柄であることを強調した。
 関係者によると、会談場所は東京都内の飲食店。8月12日に御巣鷹の尾根で行
われた日航機墜落事故の慰霊登山に参加するのを前に、前原国交相から招かれ
たという。途中から長妻厚生労働相も同席した。
 大沢知事は記者会見で、前原国交相に“直訴”した内容を説明。群馬、東京など
5都県が、水利権確保のためにダム建設費を負担している問題を挙げて、「地方が
地方の考えで将来の水計画を考えてお金を負担しているのに、何ら話し合いもなく、
国が一方的に『利水は不要』と言うのは行き過ぎだと申し上げた」と述べた。
 前原国交相の反応について「よく聞いてくれていた。(対話を)拒絶していない。前
向きに知ろうとしてくれている」と評価した。
 また、民主党代表選で菅直人代表(首相)が再選されたことを受けて、党役員人事
で前原国交相の幹事長就任が取りざたされていることについて、「(会談の際に)私
からも『前原さん、幹事長をやって、正しく党を導いてくれないか』と言った」と明かした。

    「忌憚なく話しあう」
  --以下は冒頭に記したように、後ほど手打ちし、本日付の③に転載しますーー

②【2010年9月16日( 木 ) 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100916/CK2010091602000062.html
 内閣改造 知事、前原氏の留任希望

 
③【2010年9月16日( 木 ) 産経新聞群馬版】
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/100916/gnm1009160148003-n1.htm
 八ツ場問題「継続性ある」 知事、前原国交相の留任要望


④【2010年9月16日( 木 ) 朝日新聞群馬版】
   国交相・下流都県  早期に議論必要
        大沢知事が強調
   --記事本文、略ーー

⑤ 【(2010年9月16日(木) 上毛新聞一面下段】 
  「地方の声に耳を傾けかじ取りを」
            菅首相続投で知事  
            前原氏留任も期待
      --記事本文、略ーー
  


Posted by やんばちゃん at 11:13Comments(0)八ッ場だより

2010年09月16日

①前原国交相、基本高水の情報公開すべきとの見解

 14日、八ッ場ダム問題について、前原大臣が記者会見の席で、次のように述べました。「釈明」と言う見出しが、この間の今後のモタモタ状態を表して意味深ですね。
 手打ちでお伝えします({ミスはお許しください}ということです)。
 地元紙、上毛新聞の民主党代表選の一昨日の地元の反応(※昨日掲載済み)を報じた記事と同じページにあります。第一報は次の時事通信の配信でした。

 また、本日より、先の東京新聞に続いて、上毛新聞でも特集記事が始まり、一面トップを飾っています。本日は東京新聞と同じく、柏屋さんの結婚したばかりの若社長さんご夫婦。
 なお最近、お近くでもう1カップル誕生。春先にこのお宅のおばあちゃんが「孫の結婚が決まってね、今日は草津で両家の顔あわせなんですよ」とうれしそうに語っていられたのを思い出しました。しかもその花嫁さんはよく知っている方でしたので、びっくりした次第です。
 二つともダム中止がもたらしたご縁のようです。
 
 シリーズ記事の下欄には、大沢知事の定例記者会見における菅政権と前原国交相に期待する、談話が掲載されています。

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 ①【(2010年9月15日(水) 上毛新聞?面】
  「検証に時間がかかる」
        1年経過で国交省釈明

 八ツ場ダム建設の中止表明から丸1年が経過することについて、前原誠司国土交通省は14日の記者会見で、「予断なき検証を行っている。検証結果を受けて議論していかなければならず、一定の時間がかかるということはご容赦いただきたい」と釈明した。地元から早期の結論を求める声が出ていることを受け、「政策変更にょって大変迷惑をかけており、心からおわび申し上げたい」とあらためて謝罪した。
 ダム建設の根拠とんなる利根川流域の洪水に関するデーターの全面開示を求める動きがあることには、「(基準となる)基本高水のような中核をなす数値がどのような条件でまとめられたのかは情報公開していくべき」との見解を示した。

 ②【2010年9月14日14時6分  朝日新聞】 
  http://www.asahi.com/politics/jiji/JJT201009140062.html
  八ツ場以外も「中止出てくる」=ダム事業見直しで―前原国交相

 前原誠司国土交通相は14日の閣議後記者会見で、国交省の有識者会議がまとめる評価基準に基づき、全国84ダム事業の見直し作業が今秋にも始まることについて、「八ツ場ダム(群馬県長野原町)以外でも検証結果を受けて中止をするダムが出てくると思う」との認識を示した。 

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 【(2010年9月16日(木) 上毛新聞一面トップ カラー写真 年譜あり】 
 中止表明から1年  漂う八ッ場 (上)  代替地 描けぬ将来像 
    川原湯温泉 老舗、相次ぎ休業
        疲弊する水没地住民   宿泊客の減少続く


  ///////////////
 【(2010年9月16日(木) 上毛新聞一面下段】 
  「地方の声に耳を傾けかじ取りを」
            菅首相続投で知事  
            前原氏留任も期待
  


Posted by やんばちゃん at 08:25Comments(0)八ッ場だより

2010年09月15日

代表選後も、水没地は「早くダムを造って」の大合唱なり

 昨日の民主党代表選が一夜開けた本日の県内版には、ニ手に分かれた県内選出国会議員のコメントを載せた、朝日・毎日、東京新聞各紙。
 さらに地元紙・上毛新聞と読売新聞では、今後も大いに影響を受けるであろう八ッ場ダム現地の反応も取材してました。
上毛新聞の記事は、無料サイトにないので、見出しのみを。
 両紙とも「どちらがなってもダムを早く造ってほしい」方ばかり。両紙とも地元民への取材はほぼ同一人物でコメントも同じくほぼ同じでした。上毛新聞には、読売のお三人に加え、林の篠原事務局長と川原湯地区のダム対策委員会の樋田委員長が加わり、大沢知事が抜けています。
 中でも「柏屋」の豊田会長の意見の末尾は「できればダム中止と言わない人が国土交通大臣になってほしい」のコメントはふるっています。
 何となく、両紙ともダム推進派ばかり取材したように受け止められてならないのですが……
 でも、あの統制の利いた雰囲気の中で、「ダム反対」を声高に良い切れる水没民は、次の東京新聞のコメント末尾の方しかいないのかも知れませんね。
 
 末尾に、昨日の東京新聞の三回シリーズの最終回を転載させて戴きます。

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 ① 【(2010年9月15日(水) 読売新聞群馬版】
  http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20100914-OYT8T01192.htm
 八ッ場ダム地元複雑な思い 「住民の生活優先して」 
 民主党政権の建設中止方針に翻弄(ほんろう)された八ッ場ダム(長野原町)の地元では、住民らが複雑な思いで代表選の開票作業を見守った。
 4月から休業中の川原湯温泉の老舗旅館「柏屋」の豊田治明会長(74)は、菅首相の圧勝を伝えるテレビに見入り、「小沢さんの方が、ダムに関して新しい動きがあるのではと期待感があったのだが……」と残念そうな表情を浮かべた。
 湖面2号橋が完成して「不動大橋」と名がつくなど、道路建設が進むが、自宅や旅館の代替地移転のめどが立っておらず、「道路よりも地元住民の生活を優先させてほしい」と注文をつける。内閣改造については「ダムを中止すると言っている前原国土交通相は替わってほしい」と語った。
 高山欣也町長は町長室で、得票をメモしながらテレビで開票結果を確認。「代表交代で大臣も替われば、1年間積み重ねてきたものが、振り出しに戻る。菅さんが選ばれて一安心している」と淡々と話した。
 大沢知事は「地方の声に耳を傾け、真に地域主権を確立されるよう願ってやまない」とのコメントを発表した。

 ②【(2010年9月15日(水) 上毛新聞?面】
   八ッ場の地元住民 
       期待、冷ややか 交錯
        「早くダムを造って」「どっちがなっても」


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 【(2010年9月14日(火) 東京新聞群馬版 写真入り】
  http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20100914/CK2010091402000085.html
 八ッ場ダム 中止宣言から一年<下> 
   疲弊する地元住民 長期化にしらけムード
  


Posted by やんばちゃん at 20:34Comments(0)八ッ場だより

2010年09月14日

②八ッ場ダム訴訟ー開示求め提訴

 昨日分、長過ぎましたので二分割いたしました。
 最近は、お知らせ事項や記事が多くて、いささか迷いましたが……

 ?【昨日の続きです】
 (東京新聞「こちら特報部」中には記述されてませんでしたが)、同時に高橋弁護士は高裁に提訴しています。これまた、裁判に詳しい知人の話では、原告団の代理人としてではなく、弁護士さん自身が原告として提訴するということは、特異中の特異な例とのことです。
 提訴については、以下の上毛新聞の記事を転載します。
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 【2010年9月11日(土) 上毛新聞】 
 洪水データの開示求め提訴 八ッ場ダム訴訟で住民側 
 国の八ッ場ダム(長野原町)をめぐる住民訴訟の原告側代理人を務める高橋利明弁護士が10日、利根川流域の洪水に関するデータを関東地方整備局が黒塗りで開示したのは不当だとして、全面開示を求めて東京地裁に提訴した。
 訴状によると、カスリーン台風(1947年)規模の降雨量があった場合に本県南部の利根川上流域で見込まれる洪水量について、高橋弁護士は7月、毎秒2万2千立方㍍と算出した関東地方整備局の調査報告書を再検証するため関連資料の情報公開を請求した。
 整備局は8月に黒塗りで開示し「内部での検討結果であり、公にすることで国民の誤解や憶測を招き、混乱を生じさせる恐れがある」と説明した、としている。
 高橋弁護士は独自に入手した資料に基づき「洪水量は毎秒約1万6千立方㍍にとどまる」と指摘。「国側の計算手法には重大な疑問があるのに、根拠を開示せず検証を拒んでいる」としている。
 整備局は「訴状を見ておらずコメントできない」としている。
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 昨日の群馬原告団会議の席でも、原告の一人が、「品木ダムのヒ素問題」のことをもっとクローズアップするべきだとの意見を出されました。で、弁護士さんに「後からの、提訴時の問題点への追加は可能なのか」と伺ってみたところ、「出来る」とのことでした。
 八ッ場ダム現地のおひざもとの群馬の訴訟団として、やることがいっぱいとなり、はりきらなければなりません。
 去る10日の大阪地裁における画期的判決、障害者団体割引制度の悪用と位置づけられた「郵便不正事件けにおける、厚生労働省・村木元局長の「無罪」判決のように、この国の司法の分野は、暗黒からの黎明期にあります。検察側の資質が問われることに拍車がかかりました。
 従って、昨年の6月30日の群馬における、八ッ場ダム訴訟の敗訴は、至極当然。でも、負けても負けても、ドンキホーテ並みに次々と突進してい行った暁に、いつかは、司法の闇に穴を穿つことができるはずです。
 推進派は折あるごとに、ここぞとばかりに繰り出す、「裁判はみ~んな、負けたんべぇや」の負け戦には、少しも恥じることもなく、むしろ名誉ものと考えたいものです。
 これらの流量のデーター不開示やヒ素問題などについて、追求していくことによって、必ず突き崩せるはずです。
 群馬での敗訴の時に、去って行く裁判長の背に向かって、思わず「今に、見てらっしゃい!!」と口走ってしまった責任上、頑張ります。(なお、これって、結構、インターネットで流布しているらしいですね。当方、検索している間がないのですが、過日も若い知人から言われました)
 本来は裁判ごとは嫌でした。が、「八ッ場ダム中止」を掲げて闘う以上、道義的に輪の中に入らなければと決心。思えば、当時は群馬でもこの種のことに最もうるさい地域での地方議員の端くれでしたが、一大決心をした次第です。「敵前逃亡」は断じて、したくありませんでした。
 それは、「ダム堤中止」こそは、日頃、お世話になっている長野原町の皆さんの先々の日に、魅せられてならない自然界の保存にきっと、つながりうるものと固く信じていたからでした。
 「八ッ場ダム・完全ストップ」にかけます。

 そこで、最後の締めは、またもの私ごとなのですが実は、ヨットを練習している近畿地方の知人が、10月の14日から沖縄の宜野湾にヨットを予約したのだけれど、彼女はパックのホテルがあり、ヨットの小部屋が三室空いているから、行かないかとの電話があり、「宿泊費タダ」の魅力に惹かれて、ここ数日来、大いに心が動いていたのです。
 で、沖縄も初めての当方はいささか心元ないので、年上の旅好きの知人も誘って、飛行機の時間調べなどで忙殺。但し、定まっている沖縄での日程により、14日の県議会傍聴は無論、行けず、後ほと゜お知らせする16日のイベントは延期せざるを得なくなるので、困惑。逡巡もあったのです。
 初めて自分で航空券の手配をしてみると、時間がたつにつれ料金があがってしまう航空料金にイライラ。行くからには長逗留したらしい同行者の意向もあり、耐久生活の中での費用の捻出は頭痛くなるというもの。いかにして安く行けるかと会議直前まで、パソコンにしがみついていたのです。
 いつものように駆け込み状態で席に座わるとほどなく、14日と16日にはさまれた15日の進行協議の日程を知らされました。 「ああ、これは行くなということだな」と、お蔭さまで迷いが、一挙に吹っ切れた次第です。
 ……未だに、宜野湾の上にあるという美術館や嘉手納基地のことがチラつく、思い切りの悪い人間です。
 たかが沖縄行き。でも、もしかしたら、もう実際に現地を見ること叶わずの沖縄の状況かもしれないと思うと、これまた、根が浅はかな当方にとりましては、一大決心の一つなのです。(と言っても真の内実は、未知のヨット体験と、私の任務として3枚に降ろせるくらいしか腕前がないのに、知人が勝手に評価していてくれて、任務として課せられていた採れたての魚料理などに未練があるのかもしれませんけれどね)。

 でも、やはり、八ッ場ダム・完全ストップにかけて、断念です。 
 そんなわけでお知らせが遅れ、一度は延期の一報を関係者に繰り出してしまったのでしたが、どうぞ、皆様、
10/16 の午後1時半の時間帯は、開けておいてくださいね。
 現地の方の生の声を、高崎周辺で聴く会です。 
 申し訳ありませんが、とりまく諸般の事情から、お話くださる方の詳細は、現段階では伏せさせて戴いておきます。ご興味のある方は、当方までお問い合わせください。   


Posted by やんばちゃん at 08:08Comments(3)八ッ場だより