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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年09月22日

② 新旧国交省 会見記

 
 さきほど、先のブログに、
 《最後に前原前大臣の最後の会見記そのものも、ようやくサイトに公表されたようです。
 いつもながら、いち早くこれらの多角的な情報をキャッチして[yamba-open]メールに投稿されている雨宮さんのメールを転載させて戴きます。なお、膨大な会見録のなかから、八ッ場関連のみ記事を抜粋してくださってますので、それも新国交省答弁との対比の意味で転載させて戴きます》
 
 として添付してみたのですが、その後のメールで、今度は馬淵大臣の会見記事を同じく雨宮さんが送信してくれてました。
 二つ掲載すると、かなり長くなるので、本日22日分を①②とに分割することにしました。
 
 /////////////////////////
 ①前原大臣会見要旨:2010年9月17日(金)10:52~11:21http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin100917.html
(大臣)
今日、閣議で私も辞表を書きました。
総辞職を閣議決定したということでございます。
私の方からは以上です。
【質疑応答】
(問) 
 任期を振り返っての総括と次期国交大臣に望む姿勢、方向性などあればお願いします。
(答) 
 まだどうなるかということを正式に伺っておりませんし、この1年間、私は二つのことを今まで大きくやってまいりました。
 一つは、人口減少、少子高齢化、また莫大な財政赤字の中で、公共事業の在り方の見直し、また選択と集中、これをしっかりとやっていかなければいけないということで、例えば、国土開発幹線自動車道建設会議の廃止、そしてできるだけダムにたよらない治水ということで有識者会議を作り、評価軸の策定、そして港については、103の重要港湾を43に絞り込むと。
 <中略>
 正直申し上げると、やはりこの1年間というのは、そういった方向性を転換するということで、国土交通省の皆さん方と協力して方向転換の舞台をしっかり作り、いよいよこれからの2年目についてはこれを実行していくということで、今年の私の気持ちは有言実行というものでございましたので、いよいよこれを実行する段階でございますので、引き続きそういったものをしっかりやりたいという強い思いは持っております。

(問) 
 ダムの検証についてですが、9月中に中間取りまとめと評価基準がまとまると思いますが、そもそもダムがいらないと言っている自治体の方からは、コストを重要視して比較していくと、結局ダムを造ることにつながるのではないかという懸念の声もありますが、それについてどう思われるかということと、今後地方で行われる検証についてどのように進めていただきたいと思われていますか。
(答)
 コストというものをどのようにとらえるかということについて、かなりうがった見方が蔓延しているなと私は思っております。
と言うのも、私が一番始めに八ッ場に行ったときにどういう話をしたかというと、近視眼的なコストの感覚で物事を見てはいけないということを申し上げました。
つまりは、新たなダムを造ればそれに砂がたまると。あるいは新たなものを造れば、ダムのみならず新たな工作物を造れば、老朽化し、それに対するメンテナンスの費用、維持修理のお金がかかってくると。
あるいは、砂がたまれば土砂の供給というものが海になされないわけで、海岸の浸食というものが起きる可能性も出てくると。
トータルなコストの中で、できるだけダムにたよらない治水をということを考えていたわけでありますし、また現在は雨の降り方がゲリラ豪雨というかなり局地的なものになってきていると。
 ダムの建設予定地の上で降ったらダムは機能しますから良いと思います。
そうではない所に降った場合についてはどうするのかということで、そういった治水の哲学そのものも全体として、コストももちろん大きな要件として、見直していかなくてはいけないということを申し上げてきたわけでございまして、私は中川先生を座長とする有識者会議でまとめていただいた中間報告というものは決してコスト至上主義ではないと。
 すべての大きな概念も含めたコストという概念であって、狭い意味でのコストでは決してないということは是非御理解を頂きたいというふうに思います。
(問)
 先ほど、任期を振り返ってのお話がありましたが、この1年間は民主党が政権交代をしてからの1年間と重なるわけですが、大臣のお仕事で一番印象に残ったことと、やり残したこと、心残りな点はありますでしょうか。
(答)
 すべての仕事が印象深く残っておりますし、この仕事というのはきりがありません。
切りがありませんが、しっかり方向性は示して、それを実現していくという段階においては、まだ道半ばというものもたくさんございますので、それについてはしっかりとやっていきたいという思いはございます。
(問)
 八ッ場ダムについてですが、ちょうど1年前に初登庁された際に建設中止を表明されて、現場が混乱しないよう地元や自治体と話し合うとおっしゃったと思います。
しかし、八ッ場ダムはこれからも再検証するという段階にとどまって地元住民との話合いも道が途絶えている状況になっていることについて、今どう思われますか。
(答)
 政策転換の中で、地元の皆様方には多大な御迷惑をお掛けしていることについては、改めてお詫びを申し上げたいと思います。
しかし、地元の方はダムを前提としておられるということになれば、我々は中止の方向性を示し、また予断なき検証をしている中で、なかなかお話合いに応じていただけないというのは、残念ではありますけれども、仕方がないことだと思います。
 大きな公共事業の見直し、方向転換をしていくということは、一朝一夕でできることではないと思いますし、地元の方々にしっかりとお詫びの気持ちは持ちながらも、配慮をしながらも、国の大きな方向転換をするというのはそれだけの覚悟がいるものだというふうに今でも思っております。
<ダム関連のみ抜粋>
※その他、JALの問題、尖閣諸島の問題、沖縄振興策の問題などについて質疑応答が続きます
 <<投稿者:雨宮隆児

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②馬淵大臣就任会見要旨 2010年9月17日(金)23:56~24:27
 

 http://www.mlit.go.jp/report/interview/daijin100917_1.html
 この度、国土交通大臣並びに内閣府特命担当大臣を拝命いたしました馬淵でございます。
本日は皇居にて認証を頂き、初閣議に臨み、大臣としての初仕事を終えたところでございますが、当然ながら私は既にこの1年間、副大臣としてこの国土交通行政に取り組んでまいりました。
改革の継続、これを前面に打ち出して、更なるスピードアップ、そして様々な政策、手掛けてきたものの整理、いわゆる体系の構築、こういったことをしっかりと取り組ませていただきたいと思っております。
 <中略>
【質疑応答】
(問)
就任会見の際に、大臣自身なりに国交行政の全般について見直しを行うというお話をされていましたけれども、今のお話では継続性も視野に入れてというお話でしたけれども、その辺りはどういう整合性になっているのかお願いします。
(答)
 基本的にはこの1年間、政務三役として取り組んできた改革の継続、これは変わりありません。
 前原前大臣のリーダーシップの下に、私ども政務三役が一丸となって取り組んだ成果が公共事業の削減、更にはその事業評価の検証、また事業評価の方法の見直し、恣意的な裁量行政を減らし無駄を削減するといった、こうした取組は、一歩一歩着実に成果を上げていると思いますし、現在も進行中でありますが、公益法人改革、また成長戦略分野への選択と集中的な資源の投入、今後こういった取組については何ら方向性が変わるものではないと思っております。
 ただ一方で、様々なその修正部分というものも当然ながら、これは政策を進めていく上では出てくるかと思います。
その意味でしっかりと見直しも図るというふうに申し上げたわけでありまして、私としては何ら齟齬のあるものではないと考えております。
(問)
 基本的に政策面では前原さんの路線を継続するということなのですけれども、新たに馬淵さんが大臣になって、前原さんとこういうところで違う点を何かやりたいとか、何かあればお願いいたします。
(答)
 1年間、ともに政策の実現ということで取り組んでまいりましたので、全く逆方向に向くようなことはございません。
 ただ繰り返し申し上げますが、一つ一つの課題の解決というのが実は前半の3か月、あるいは半年くらいかかったのではないでしょうか。
次から次へと出てくるその課題の解決に取り組んできて、政策を打ってきた。
今度は、こういった施策を総合的に、体系的にまとめていく作業が必要だと思っております。
 <中略>
(問)
 八ッ場ダムについてですが、前原前国交相は今日の会見で公共事業の見直しは一朝一夕にはできない、再検証には相当の時間が掛かると表明されています。
 一方で、地元からは早く生活再建をしてほしいという声が挙がっていますが、大臣は八ッ場ダムの建設中止の方針と地元の生活再建についてはどのような姿勢で臨まれますか。
(答)
 今日の前原前大臣の御発言というのは承知していませんが、少なくとも八ッ場ダムを始めとしたこうした公共事業の見直しに関しては、例えば実際に中止をしていくということについてもその法的な根拠というものがない状況、あるいは法的な根拠を作っていかなければならない状況等様々あるかと思います。
 こういう中で、一朝一夕にいかないということが現実でありまして、私どもとしては、だからこそダムに関しましてはダムによらない治水の検討会を行って予断なく再検証を行い、その上でどのような形でこれの見直しができ得るかということの整理を行っているところであります。今後、公共事業をストップする、あるいは公共事業で造られた工作物等の今後の在り方についての考え方というものも法制化するか、あるいはどのような考え方で地方自治体の皆様方と整理をするかということも踏まえて一定の協議が必要だと思いますので、とにかく中止、そしてすぐにこれを撤去というような形にはなかなか実現しにくいということについては、前大臣もそのような御意志で発言されたのかなというふうには、これは私がそんたくしている部分でありますけれども、そのような思いでいらっしゃるのかということだと思います。
 私自身も実際に副大臣として取り組んでまいりまして、こういった整理を行わなければならないと、ただただどこか一つの事例を掲げてすべてがその類型にはまるような形ではないのだなということを痛感しておりますので、大臣としても今後の取組というものは継続性を持って行ってまいりたいと思います。
 <中略>
(問)
 総理は先ほどこの改造内閣をですね、有言実行内閣というふうにおっしゃったのですけれども、その意味するところは言ったことは必ずやろう、やるべく追求していこうということだと思いますけれども、一方で今の日本は、景気が悪く、雇用もなかなか厳しいという中で、国土交通行政へ期待するところもかなり大きいと思いますけれども、今度上に上がった閣僚、大臣として、有言の言である言葉を国民の方々にどういう言葉を投げかけていきたいかということと、沖縄の問題も含めてどのように語っていきたいかをお聞かせ下さい。
(答)
 改革の実行とそのドライブを上げていくということをここで申し上げたとおりでありまして、そして具体的に果実が見える形で皆様方に御提示をしてまいりたいと思っております。
 今日においては、私の中で今これをやりますということで明確にお示しするよりも、この継続の中でしっかりと御提示をさせていただくのが私なりの進め方だと思っております。
その上で、有言実行内閣ということで言えば、例えば、経済が非常に厳しい中で経済政策、社会資本整備も含めて公共事業、経済政策、これをやらなくてはならないではないかという意見が当然出てきます。
 ただ私は、やはり繰り返しになりますが、これは整理をしなければならないと思っているのは、公共事業というものが確かに経済対策、景気対策として長年、自民党政権時代取り組まれてこられました。そしてそれは一方で地域への再配分の機能を果たしてきました。
しかし、本来であれば社会資本整備は、実は景気対策、地域への再配分ということよりもむしろ、ネットワークの構築ということを急ぐべきではなかったか。
 こういった整理が必要であると思います。その意味で私は、整理をまずは行うんだということ、その上で具体的に国民の皆様方に見える成果を御提示していく、このことが私にとって課せられた使命であると思っておりますので、有言の言の部分は、しっかりとこれから私の実行する中で発してまいりたいというふうに思っております。
 <中略>
(問)
 先ほどあった八ッ場ダムの質問と重なるのですが、確認ですが、前大臣と同じように中止の方針は維持したまま予断なき検証を行うということで、その考え方を踏襲するということでしょうか。
(答)
 これもこの1年間政務三役として取り組んできた過程の中で、今現時点における有識者会議、あるいは再検証という政策実行を進めてまいりましたので、まずはこうした改革の方向にのっとって進めていきたいと思います。
(問)
 熊本の川辺川ダムについてですが、今、ダム水没地を控える五木村の振興策について、国、熊本県、五木村が協議の場を設けて協議を進めているのですけれども、この協議の内容を含めて前原前大臣は、こういう公共工事がストップした際の補償法案を盛り込んでいきたいというようなお考えを示していらっしゃいました。
大臣御自身がこの川辺川ダム事業をどのようにとらえていらっしゃるかというのをお聞かせ願います。
(答)
 私も大臣と共に視察にまいりましたので大臣の発言は覚えております。
 こういった公共事業によって翻弄された方々の大変な苦しみというものを私どもはしっかり受け止めなければならないということを大臣はおっしゃっていたと覚えています。
 今日においても私どもはこのことを忘れてはならないと思いますし、その上で私どもができる最善の方法は何なのかということをしっかりと整理した上で、御提示をしていく必要があると思います。
 私の認識としては繰り返しになりますけれども、前政権が行ってきた事業に対して、もちろん一定の高度経済成長の中で十分に国民の皆様がその成果を得られた、また国としても国力を増強してきた時期もありましたが、これが見直される時期が今訪れている、その中でどういう形で整理をしていくべきなのか、法律も含め、国民の皆様方の合意も含め、どういう整理が必要かということを問われているわけですので、ここは軽々な判断というよりもむしろ全般的な整理をした上で御提示をしてきたと思っておりますので、今日におけるこの検討の会議の場や、あるいは再検証といった手順というものをしっかりと踏まえて進めてまいりたいと思っております。
 <後略>
※尚、この会見の中で、前原前大臣の時には実行されなかった「記者会見のオープン化/フリー記者への解放」に前向きな姿勢であることが示されました。 (→ジャーナリストの皆様)
<<投稿者:雨宮隆児
  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(0)八ッ場だより

2010年09月22日

① ?国交省官僚よ、持てる情報を大臣に開示されたし

 本日は同級生の葬儀ごとなど何やかやとあって、朝刊に目を通したのは夜。
 地元紙の二面のカラー写真のどこかで見た顔の男性。
 馬淵澄夫国交大臣でした。これから八ッ場ダム問題では、このお顔になじまなければならず、忘れちゃいけない顔ですよね。
 (同じく、本日の読売新聞6面にも、馬淵大臣へのインタビューがありますが、全国版の上に八ッ場ダムには同種のことで少々ですので割愛)

 昨日21日のインタビューでは馬淵大臣、何一つ日程的なことは具体的に言ってくれていないんです。
 ところが、本日夕になると、次の共同通信のニュースで、「八ツ場ダム検証開始は10月1日」の速報が流れています。
 これって、仮にも「国交省方針」ですよね。
 記事を読めば参加者の打診、その日程もあるから、一日で協議できるはずもなくおかしくありません?
 新大臣の沈着なご性格かもしれませんけれど、jまさに、「国交省官僚よ、持てる情報は全て大臣に開示せよ!」となりませんか?

 新大臣は前大臣の全てを踏襲するとのことですから、確かに前原大臣は「9月中にも」と言っていて、馬淵大臣も「可能な限り早く設置するとの認識を示した」と上毛新聞記事中にはありますけれど……
  まぁ、軽々に「謝罪」しすぎる大臣よりも、慎重派の方の方が、プレないからいいですけれど…… これはやはり「軽々なことにもすぐに謝る」自分への自省もこめてです。

 来る10月という月もまた、昨年同様にかけひきで錯綜とすることが予想されます。
 そうした時に、新国道の落石問題はどうひびきますでしょうか(※このことを記した拙文、後ほど転載します)
 
 最後に前原前大臣の最後の会見そのものも、ようやく公表されたようです。膨大な会見録のなかから、投稿者の雨宮さんが、八ッ場関連のみ抜粋してくださったので、新国交省答弁との対比の意味で転載させて戴きます。
 
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 【2010年9月22日(水)  上毛新聞2面 カラー写真】
八ッ場ダム 「検討の場」時期示さず 馬淵国交相 現地視察も未定
 馬淵澄夫国土交通相は21日、八ッ場ダム(長野原町)の建設の是非を判断する再検証をめぐり、前原誠司前国交相(現外相)が「9月中にも立ち上げたい」としていた本県など関係6都県との「検討の場」について、「代表選、組閣があり態勢が整備された。ここからだ」と述べ、可能な限り早く設置するとの認識を示した。ただ、時期については明言しなかった。上毛新聞社などのインタビューに答えた。
 ダムの建設事業費の一部を負担している本県を含む6都県が検証結果を早期に出すよう求め、本年度分の負担金支払いを留保するなど反発している点については、「検証を進める中で、1都5県と共通認識を持てる時期で考えたい」とし、6都県との検討を踏まえて検証結果を出す時期を探る考えを示した。
 国交相就任に際して、大沢正明知事が「一日も早く地元の皆さんの声を聴いてもらいたい」と要望していたダム建設予定地の現地視察については、「態勢の準備を行わなければならない。整理した上で考えたい」と述べるにとどまった。
 前原氏が来年の通常国会に提出する考えを示していたダム中止後の地域の生活再建に関する補償法案は、ねじれ国会になったことを踏まえ、「白地から考えていかなければいけない」と慎重な姿勢を示した。

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 【2010年9月22日(水)  20:16 共同通信】
 http://www.47news.jp/CN/201009/CN2010092201000973.html
    八ツ場ダム検証開始は10月1日 国交省方針

  


Posted by やんばちゃん at 23:58Comments(0)八ッ場だより