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来年度予算、報道一覧
昨日、発表された、来年度予算についての本日の各紙の報道を。
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【2010年12月25日(土) 東京新聞群馬版】 http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101225/CK2010122502000090.html
八ッ場・生活再建に152億8400万円 「前年同様」で地元冷静 11年度国予算案
二十四日に発表された国の二〇一一年度予算案では、本体工事が凍結状態の八ッ場(やんば)ダム(長野原町)について、生活再建事業の関連費が百五十二億八千四百万円計上された。一〇年度(約百五十四億円)と同規模の費用が盛り込まれたことで、県や長野原町の関係者は一様に冷静な反応を示した。 (中根政人、山岸隆)
大沢正明知事は「予算の中身が不明でコメントできない」としつつ「事業内容について、地元やダム流域六都県にしっかり説明してほしい」と国に誠実な取り組みを求めた。
長野原町の高山欣也町長は「前年とほぼ同額だから、まあ良しとするべきだ」と、一定の理解を示した。八ッ場ダム水没関係五地区連合対策委員会の篠原憲一事務局長も「十分な額とは言えないが、厳しい経済情勢を考えれば仕方がない」とした上で「JR吾妻線の付け替えなど、遅れ気味の事業を急いでほしい」と求めた。
一方、ダム事業見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長は「前年と同じ規模なのは国が生活再建の内容を精査していない証拠」と痛烈に批判。「地元のためになる生活再建の実現には、事業の中身を重視した予算付けが必要」と訴えた。
政権交代に伴い、前原誠司前国土交通相が建設中止方針を表明した八ッ場ダムについて、国は一〇年度予算に本体工事費を計上せず、水没対象地区住民の移転や道路、橋の工事などの生活再建事業費約百五十四億円のみを盛り込んだ。
一一年度予算の編成に向けては国交省関東地方整備局が「ダム建設の是非を検証中」として事業費の概算要求額を明らかにせず、予算案発表時に生活再建事業費の金額を明示しない可能性も示唆していた。
【2010年12月25日(土) 毎日新聞群馬版】 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101225ddlk10010207000c.html
11年度予算:八ッ場関連152億円、具体的内容示されず 警察官10人増員 国の11年度予算案が24日閣議決定され、県関連では、警察官が10人増員され、定員は3367人になる。八ッ場ダム事業では生活再建関連予算として152億8400万円(前年度比1億6600万円減)が盛り込まれた。
県は八ッ場ダム関連で、水没地区住民が移転する代替地の分譲や国道の付け替え工事など生活再建関連予算を要望していたが、予算案に具体的な内容は盛り込まれなかった。大澤正明知事は「地元や1都5県にしっかりと説明願いたい」とコメント。子ども手当の地方負担が維持されたことについて大澤知事は「国は全額国費負担で実施すると約束しておきながら、地方負担を継続するとした点は誠に遺憾」とのコメントを発表した。【鳥井真平】
【2010年12月25日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012250001
政府予算案 今年度並み152億円超
【2010年12月25日(土) 産経新聞群馬版】
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/101225/gnm1012250221003-n1.htm
八ツ場生活再建 152億円閣議決定 2010.12.25 02:19
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【2010年12月25日(土) 東京新聞群馬版】 http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101225/CK2010122502000090.html
八ッ場・生活再建に152億8400万円 「前年同様」で地元冷静 11年度国予算案
二十四日に発表された国の二〇一一年度予算案では、本体工事が凍結状態の八ッ場(やんば)ダム(長野原町)について、生活再建事業の関連費が百五十二億八千四百万円計上された。一〇年度(約百五十四億円)と同規模の費用が盛り込まれたことで、県や長野原町の関係者は一様に冷静な反応を示した。 (中根政人、山岸隆)
大沢正明知事は「予算の中身が不明でコメントできない」としつつ「事業内容について、地元やダム流域六都県にしっかり説明してほしい」と国に誠実な取り組みを求めた。
長野原町の高山欣也町長は「前年とほぼ同額だから、まあ良しとするべきだ」と、一定の理解を示した。八ッ場ダム水没関係五地区連合対策委員会の篠原憲一事務局長も「十分な額とは言えないが、厳しい経済情勢を考えれば仕方がない」とした上で「JR吾妻線の付け替えなど、遅れ気味の事業を急いでほしい」と求めた。
一方、ダム事業見直しを求める市民団体「八ッ場あしたの会」の渡辺洋子事務局長は「前年と同じ規模なのは国が生活再建の内容を精査していない証拠」と痛烈に批判。「地元のためになる生活再建の実現には、事業の中身を重視した予算付けが必要」と訴えた。
政権交代に伴い、前原誠司前国土交通相が建設中止方針を表明した八ッ場ダムについて、国は一〇年度予算に本体工事費を計上せず、水没対象地区住民の移転や道路、橋の工事などの生活再建事業費約百五十四億円のみを盛り込んだ。
一一年度予算の編成に向けては国交省関東地方整備局が「ダム建設の是非を検証中」として事業費の概算要求額を明らかにせず、予算案発表時に生活再建事業費の金額を明示しない可能性も示唆していた。
【2010年12月25日(土) 毎日新聞群馬版】 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101225ddlk10010207000c.html
11年度予算:八ッ場関連152億円、具体的内容示されず 警察官10人増員 国の11年度予算案が24日閣議決定され、県関連では、警察官が10人増員され、定員は3367人になる。八ッ場ダム事業では生活再建関連予算として152億8400万円(前年度比1億6600万円減)が盛り込まれた。
県は八ッ場ダム関連で、水没地区住民が移転する代替地の分譲や国道の付け替え工事など生活再建関連予算を要望していたが、予算案に具体的な内容は盛り込まれなかった。大澤正明知事は「地元や1都5県にしっかりと説明願いたい」とコメント。子ども手当の地方負担が維持されたことについて大澤知事は「国は全額国費負担で実施すると約束しておきながら、地方負担を継続するとした点は誠に遺憾」とのコメントを発表した。【鳥井真平】
【2010年12月25日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012250001
政府予算案 今年度並み152億円超
【2010年12月25日(土) 産経新聞群馬版】
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/gunma/101225/gnm1012250221003-n1.htm
八ツ場生活再建 152億円閣議決定 2010.12.25 02:19
2010年12月24日
怒りの石仏たち 来年度予算約153億円
2010年も暮れようとしています。
ここの石仏たちも怒っています。安息の地を追われ、コンクリートにくくりつけられて逃れられること叶わず、怒っているはずです。
下の写真をご覧ください。ここが、移転する前の元の住処でした。
永遠にまぶたから消えない、然るべき「三つ堂」の景観。
なぜ、空間ごと保存できなかったのか! そのくらいの技術なくして、おいそれと文化財に手をつけるものではない!!
川原畑のアベック地蔵も同じような憂き目にあってます。
そして、(たぶん、こちらは個人持ちの屋敷神様のようにも見受けられますが)、急峻な坂道の小道からちょっと奥まった場所のこの祠の周辺の木々も伐採されてました。
11月、すぐそばの道路では、写真のような道路各幅工事が行われていました。
それによって家も引っ掛かるとかの理由で、公共工事の対象となりました。つまり、新築補償となります。
で、村人いわく。「道路の幅が拡がるっていっても、ここだけなんだよ」と。本当に部分工事なのです。銅葺きの御所風唐破風の豪華な玄関付きの豪邸を国の負担でやって貰える、そのお宅の裏道だけの部分工事なんです。傾斜がひどいからとかとも流れてました。
でも、お蔭さまでたぶん、坂道のちょっと上に鎮座しているため、このお祠の主たち、(屋敷神さまならキツネたち)は移転せずに、来る2011年の初日をいつもの場所で、いつものように拝めることでしょう。
現地の工事は、妙な陰影があって、新たな村人同士の相克を生んでます。
例えばもこの祠のあったすぐ下のお宅も水没予定地スレスレ地点に新築移転してみたら、国交省に図面を確かめての移転だったにもかかわらず、新道路の建設にひっかかることになって、直ちに地続きの高台に再建築したそうな。新築するにあたっては確認申請などもあって、そんな軽いことで許可になるはずもないでしょうに。その際の移転は、新築補償だったとか。ダムの経費って至れり尽くせりで、それはウラヤマシイ限りなんですよ。
近隣の人たちはその推移はよ~く知っているけれど、村社会の掟に従い、表だって指弾の声はあげません。
ただ、風のそよぎのように、ザワザワとささやき、ヒソヒソと小声をもらすだけなんですけれど…… 放たれた単発的な単語の奥には深い渓間があるんですけれど、容易にいきつくことはできません。 ちゃんとつじつま合わせは準備万端、用意周到になされてますしね。
これらを容認してきたのは、他ならぬ前政権。
お金がいくらあっても足りないはずです。
あ~ぁ、私たちが住まされるこの国は民主国家なんかじゃありません。厳しい生活の中から、こんな風に使われる税金なんか、払いたくないですよね。
なのに本日発表の、今年度の生活再建などに使われる予算は、ほぼ昨年通りの152億円8400億円とか。迷走も甚だしい。精査を求む。
2010年12月23日
1号橋はこんなに進んでしまっています。
本日も八ッ場の風景。
19日現在、一号橋はこんなに進んでいます。
下は川原畑側のP2の現場で、右はもちろん、吾妻川。
そして、この地点から対岸を臨んだのが、次の写真で、手前のクレーン者のある工事現場がp3。右手には川原湯温泉駅があります。国道145号をはさんでP4の工事現場(前に郷土料理店「ふるさと」があった場所)です。
19日現在、一号橋はこんなに進んでいます。
下は川原畑側のP2の現場で、右はもちろん、吾妻川。
そして、この地点から対岸を臨んだのが、次の写真で、手前のクレーン者のある工事現場がp3。右手には川原湯温泉駅があります。国道145号をはさんでP4の工事現場(前に郷土料理店「ふるさと」があった場所)です。
2010年12月22日
赤いおべべの地蔵、哭く
開通式の万歳三唱の手を下ろしかけた場面です。
?なぜか、官民一体の“鉄の結束”の足並みはそろっても、手並みまではそろわずマチマチ?
ダムも直しへの“手おろしの段階”はマチマチに降ろし切る?ということを願いたい年末です。来る年の成果を期したいものです。
【手前:東吾妻町長 ついで長野原町長】
そして、やってきました。川原湯へ。
前に登場しましたが、川原湯の高台の墓地に座す、お地蔵さま。
衣がえして、毛糸の帽子になりました。どうして、お地蔵さまには赤が似会うのでしょう。
赤いおべべを着ていても、心は哭いている。
だってもうじき、工事の憂き目にあうんだもん!
朝夕、見慣れたこの土地ともおサラバじぉもん
近くにはこんな風景があります。
手前はJR線。奥の橋は2号橋。
2010年12月21日
八っ場ダムは自民党復権の“錦の御旗”なり
小寺前知事が亡くなられたようです。
まず冒頭に、本日13時半に雨宮隆児さんによって、もたらされた以下の速報を。
////////////////////////
八ッ場ダム問題にも因縁浅からぬ小寺前群馬県知事が逝去されました。
県職時代から建設省と地元との間にあって様々な動きをされていたとの伝聞から八ッ場を知る生き証人の一人だっただけに残念な急逝です。謹んでお悔やみ申し上げます。
◆小寺弘之氏死去 前群馬県知事(共同2010/12/21 12:06)
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122101000256.html
小寺 弘之氏(こでら・ひろゆき=前群馬県知事)21日未明、東京都文京区の病院で死去、70歳。自宅は前橋市大手町3の12の18。葬儀・告別式は未定。
旧自治省出身。群馬県副知事などを歴任後、91年の知事選で初当選し4期務めた。10年の参院選には民主党から比例代表で立候補、落選した。
...............................................
さて、開通式と同じ19日、やんば館で以下の「八ツ場ダム推進議連1都5県の会」が開催されていました。
各マスコミには開通式と併記さりれています。
16時半、ちょっと前、やんば館に寄ろうとしたら、何やらものものしい雰囲気。
「申し訳ありません。ここは4時半までなんです」と切れ味のよさそうな若手の男性3人ほどに阻止された。さほど急を要さなかったがあえて、「トイレだけですけれど」と添えると、一瞬、余地有り的な態度になり、それとなしの表情を浮かせた。
で、「いいですよ。こんな物々しい雰囲気の処にはおじけづきますもの」とUターンしつつ、「何か今日、あるんですか?」と問う。「会議が開かれているんです」。
(この時、あの来賓たちはどこで食事をとリ休憩したのだろうとまだいぶかしく思っていたから)、「今日の祝賀会関連のものですか?」と重ねて問う。「いいえ、そうではなく別のです」とのこと。
村の寄り合い的な会でも? でも、その手の会合にはまだ、ここは貸さないはず。それにロビーにいる方たちの雰囲気も違う。確かに16時半なのだから、会議があったとしても終了のハズだが、二階からは、終了間際のそんな気配は感じられなかった。
後で聞くと15時~開催された由。報道によれば、自民党関係者に加え、大澤知事はじめ、祝賀会参加のメンバーも参加したらしく、「打倒、民主党!!」で熱気にあふれていたとのこと。
おっしゃる通り、ここの閉館時間が16時半なのだから、会議も定刻で終了だったのでしょうね? でも、聞くところによれば、出席した地元町議や有力者の殆どが熱烈な発言をしたそうですので、時間的にどうだったのでしょうか?
これってレキッとした政党関連の会ですよね。やんば館を使用する際の規定には、確かいろいろあったはずだけれど、これで「政党」関係にも貸すという、既成事実が堂々とできたのですから、今後の会場探しは楽になろうというもの。
それにしてもです。国交省は、やはり前政権=自民党のものということが如実に浮かび上がってきました。
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【2010年12月20日(月) 朝日新聞群馬版 写真あり】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012200002
参院に建設推進決議も
【キャプション】八ツ場ダム建設へ気勢を上げる自民党の国会議員や地方議員、地元参加者ら=長野原町
八ツ場ダム(長野原町)の建設推進を掲げる下流都県の都県議24人と、自民党国会議員でつくる「八ツ場ダム推進と利根川水系の治水・利水を考える議員連盟」の10人が19日、住民代表との意見交換会を同町で開いた。菅直人内閣の支持率が低下するなか、民主党政権の「失政」の象徴として八ツ場ダム中止問題を追及する発言が相次いだ。(菅野雄介)
「東の八ツ場、西の普天間が民主党政権のアキレス腱(けん)だと言ってきたが、最近は南の尖閣、北の北方領土、西には諫早湾と増えてきている」
会を主催した「八ツ場ダム推進議連1都5県の会」会長の三原将嗣都議が、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題、尖閣諸島の領有権問題、長崎県の諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門問題などを例に挙げ、政権批判の口火を切った。
隣の草津町が地元の山本一太参院議員は「(与野党の勢力が逆転して)ねじれている参議院が主戦場。民主党の姿勢を追及して、政権交代の流れをつくりたい。政権交代した瞬間に八ツ場ダム建設は再開する」と話した。
ダム建設を推進してきた旧建設省OBの自民党議員は、「民主党政権をつぶして、我々がダムを造るしかない」(脇雅史参院議員)、「ねじってねじって解散に追い込む」(佐藤信秋参院議員)、「土木屋の一人として、ダム中止は許せない」(福井照衆院議員)と語気を強めた。佐藤氏は年明けの通常国会の参院国土交通委員会でダム推進を決議する見通しを示した。
地元側からは大沢正明知事や長野原、東吾妻両町の町長や町議、地元ダム対策委員会の役員らが参加した。
水没関係5地区連合対策委員会の萩原昭朗委員長は「自民党の皆さんが応援してくれているのに(馬淵澄夫国土交通相とは)会えない。大臣と会うかどうかは皆さんの了解を得て進めていかなければならない」と発言した。
「ダムがなくて(下流に)大きな被害が出た時に、民主党は責任をとれるのか」(星河由紀子・長野原町議)といった政権批判と自民党に期待する声が続いた。
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【2010年12月20日(月) 東京新聞群馬版 写真あり】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101220/CK2010122002000086.html
八ッ場ダム 推進議連が意見交換会 長野原町で住民と
【キャプション】地元住民の意見を聞く国会議員ら=長野原町で
まず冒頭に、本日13時半に雨宮隆児さんによって、もたらされた以下の速報を。
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八ッ場ダム問題にも因縁浅からぬ小寺前群馬県知事が逝去されました。
県職時代から建設省と地元との間にあって様々な動きをされていたとの伝聞から八ッ場を知る生き証人の一人だっただけに残念な急逝です。謹んでお悔やみ申し上げます。
◆小寺弘之氏死去 前群馬県知事(共同2010/12/21 12:06)
http://www.47news.jp/CN/201012/CN2010122101000256.html
小寺 弘之氏(こでら・ひろゆき=前群馬県知事)21日未明、東京都文京区の病院で死去、70歳。自宅は前橋市大手町3の12の18。葬儀・告別式は未定。
旧自治省出身。群馬県副知事などを歴任後、91年の知事選で初当選し4期務めた。10年の参院選には民主党から比例代表で立候補、落選した。
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さて、開通式と同じ19日、やんば館で以下の「八ツ場ダム推進議連1都5県の会」が開催されていました。
各マスコミには開通式と併記さりれています。
16時半、ちょっと前、やんば館に寄ろうとしたら、何やらものものしい雰囲気。
「申し訳ありません。ここは4時半までなんです」と切れ味のよさそうな若手の男性3人ほどに阻止された。さほど急を要さなかったがあえて、「トイレだけですけれど」と添えると、一瞬、余地有り的な態度になり、それとなしの表情を浮かせた。
で、「いいですよ。こんな物々しい雰囲気の処にはおじけづきますもの」とUターンしつつ、「何か今日、あるんですか?」と問う。「会議が開かれているんです」。
(この時、あの来賓たちはどこで食事をとリ休憩したのだろうとまだいぶかしく思っていたから)、「今日の祝賀会関連のものですか?」と重ねて問う。「いいえ、そうではなく別のです」とのこと。
村の寄り合い的な会でも? でも、その手の会合にはまだ、ここは貸さないはず。それにロビーにいる方たちの雰囲気も違う。確かに16時半なのだから、会議があったとしても終了のハズだが、二階からは、終了間際のそんな気配は感じられなかった。
後で聞くと15時~開催された由。報道によれば、自民党関係者に加え、大澤知事はじめ、祝賀会参加のメンバーも参加したらしく、「打倒、民主党!!」で熱気にあふれていたとのこと。
おっしゃる通り、ここの閉館時間が16時半なのだから、会議も定刻で終了だったのでしょうね? でも、聞くところによれば、出席した地元町議や有力者の殆どが熱烈な発言をしたそうですので、時間的にどうだったのでしょうか?
これってレキッとした政党関連の会ですよね。やんば館を使用する際の規定には、確かいろいろあったはずだけれど、これで「政党」関係にも貸すという、既成事実が堂々とできたのですから、今後の会場探しは楽になろうというもの。
それにしてもです。国交省は、やはり前政権=自民党のものということが如実に浮かび上がってきました。
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【2010年12月20日(月) 朝日新聞群馬版 写真あり】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012200002
参院に建設推進決議も
【キャプション】八ツ場ダム建設へ気勢を上げる自民党の国会議員や地方議員、地元参加者ら=長野原町
八ツ場ダム(長野原町)の建設推進を掲げる下流都県の都県議24人と、自民党国会議員でつくる「八ツ場ダム推進と利根川水系の治水・利水を考える議員連盟」の10人が19日、住民代表との意見交換会を同町で開いた。菅直人内閣の支持率が低下するなか、民主党政権の「失政」の象徴として八ツ場ダム中止問題を追及する発言が相次いだ。(菅野雄介)
「東の八ツ場、西の普天間が民主党政権のアキレス腱(けん)だと言ってきたが、最近は南の尖閣、北の北方領土、西には諫早湾と増えてきている」
会を主催した「八ツ場ダム推進議連1都5県の会」会長の三原将嗣都議が、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題、尖閣諸島の領有権問題、長崎県の諫早湾干拓事業の潮受け堤防排水門の開門問題などを例に挙げ、政権批判の口火を切った。
隣の草津町が地元の山本一太参院議員は「(与野党の勢力が逆転して)ねじれている参議院が主戦場。民主党の姿勢を追及して、政権交代の流れをつくりたい。政権交代した瞬間に八ツ場ダム建設は再開する」と話した。
ダム建設を推進してきた旧建設省OBの自民党議員は、「民主党政権をつぶして、我々がダムを造るしかない」(脇雅史参院議員)、「ねじってねじって解散に追い込む」(佐藤信秋参院議員)、「土木屋の一人として、ダム中止は許せない」(福井照衆院議員)と語気を強めた。佐藤氏は年明けの通常国会の参院国土交通委員会でダム推進を決議する見通しを示した。
地元側からは大沢正明知事や長野原、東吾妻両町の町長や町議、地元ダム対策委員会の役員らが参加した。
水没関係5地区連合対策委員会の萩原昭朗委員長は「自民党の皆さんが応援してくれているのに(馬淵澄夫国土交通相とは)会えない。大臣と会うかどうかは皆さんの了解を得て進めていかなければならない」と発言した。
「ダムがなくて(下流に)大きな被害が出た時に、民主党は責任をとれるのか」(星河由紀子・長野原町議)といった政権批判と自民党に期待する声が続いた。
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【2010年12月20日(月) 東京新聞群馬版 写真あり】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101220/CK2010122002000086.html
八ッ場ダム 推進議連が意見交換会 長野原町で住民と
【キャプション】地元住民の意見を聞く国会議員ら=長野原町で
2010年12月20日
続きです。
「
なんだと思われますか?
19日の145号線の開通を祝って、横壁のJR建設工事現場の斜面に取り付けられたイルミネーションです。
文字は「145」のみ。他は文字なしで三角形型の蛇行模様です。
夕暮れ時、対岸の坂を下っていたら、前方に突如、現われたイルミネーションに眼を奪われたのですが、メガネなしで頑張っているわが視力をもってしても、145の文字以外は読めず。ビデオにはとってもこれでは不安。でも結局、天神橋を渡って近づいて撮ったのでした。本当は車が走っているのをお目にかけたかったのですが、ぼけてしまってダメ。
そこで、思いついたのが、下の作業風景。
17日のものですが、職人さんがアチコチ動いていて、斜面がチカチカときらめいていて、なんだろうと思った次第。手前の赤い鉄材のところがJRの工事です。写真が小さいので点のように見えるのは、作業中の職人さんたちです。
さて、パッと明るい写真も。挨拶しているのは、高山町長。
さらに、めがね橋からUターンしてきて、再び式典会場付近を走る、先導車のパトカーの後の先頭車。
(写真はビデオの写真機能で撮ったので不鮮明ですが)後方にうっすらと見えるのは連山は、白根山系の連山。現在、長野県に通じるこの高原ルートは来春まで閉鎖中です。
2010年12月19日
145号開通式典 ……“黒い染み”張り付いて
開通式の模様を写真でお届けします。この前の10時半~、一昨日掲げたセレモニー会場のテント内で式典があり、終了後、写真のテープカットが行われました。
確かに道路の開通は、ヒトの心に灯りをともすものです。地域の発展ももたらすものに他なりません。
一昨日目にした真新しい道路標識には、「草津・上田」となっていて、道路網の拡がりを感じさせられてました。本日も草津町長を始め周辺町村からの来賓が見えてましたが、草津温泉には有利。しかし、吾妻渓谷は素通りになり、川原湯温泉は? 人の運命に似たものが道路網にもあるものです。
もし、この高規格道路がダムと関係なく計画されたのなら、団結の固い川原湯温泉街は「開通反対」運動でも展開したかもしれませんのに……
式典には、ご覧のようにいつものいわゆるお偉方のみで、最も犠牲を強いられた、元地権者などの一般住民は参加できず。わずかに道路上から横壁地域の数名が見下ろしていたにすぎず。しかも、来賓として席に座っていた女性は一名のみで、来賓としての紹介組には皆無。
この種のセレモニーに村人こぞって参加させる“意識構造のゆとり”が生まれた時が、真の社会改革と呼べましょう。
この日のやり方は旧来のロウ習そのままの体制で、昨今はかなりスマートにはなったものの「国交省の体質、変わらず」を眼のあたりに致しました。
但し、民主党政権下おいては、旧体制下つきものであった「引き物」も「昼食」もなかった由で、それにはおもわず拍手もの。
それにしても、前政権下でのつまらぬ浪費の数々はひどかった。
最後に後述しますが、その一端を語るのが、写真の新道路に至るまでの入り組んだ道路整備。一体、なんのため?と疑問符がいっぱいつきまとったものでした。
下の2葉はのテープカット後の試走風景です。1枚は試走直前のスタンバイの様子。次のは白根山系のもと、めがね橋にむかってのパトカーを先頭車にしての車列です。
9、4㌔の開通コースをめがね橋を超えた久々戸交差点でUターンし、3号橋から雁が沢ランプで、流れ解散とのことでした。
それにしてもです。ここにいたるまでの強引な道路整備は、素直に喜べないわだかまりが宿ってなりません。本日は、稀にみる上天気で、来賓者たちの皆さんは晴れがましさに満ち満ちて、「良い日だのう」と言いつつ、笑みがこぼれてました。が、素直に喜へない黒い染みがありました。
なまじ、ここに至る経過を見聞きしてきたがゆえに、オメデタイ日に不謹慎との批判を覚悟で記しますと、開通にいたるまでの横壁地区の道路網には摩訶不思議な現象がありました。
造っては、ほどなく交通止め。そして、いつの間にか解体されて、何メートルも離れない場所に新道路が出来上がっていて、これの繰り返し。あの道路舗装のトータルは幾らくらいになるのでしょうか?
いかに、工事用の道路とはいえ、もったいないがりやの素人目には、なぜ、近代工法による技術をもってして、最短距離で最終段階の完成図が描けなかったのかと思えてなりませんでした。この半年間は行くたびにというのはいささかオーバーですけれど、新道路や迂回路にさらされてきた他所者には、ムダ遣いのように思えてなりませんでした。
特に、ここ半年間はひどく、以前にも記しましたが、土地の通勤者の言葉に「朝、通った道が帰りには通れなかった」との逸話的事実が残っているほどてす。
さて、“黒い染み”といえば、どういうわけか、象徴的なのが、当方の安物カメラ。ついにこの試走段階にて言うこと利かず。
なんと、開口部分が全開せず、部分映像なのです。(……でも、この斜線の中の切りとられた映像って、トリミングなしのはからずも得難いものだったかもと思うと、撮っておけばよかったと残念)
買った当初の今夏の暑さの最中、車の中に置きっぱなしだったので、あちこちに黒い染みが広がってしまってました。カメラに詳しい方から注意された時には、すでに遅し。その上、すでに2ケタの頻度で地面に落としたものだから、あちこちゆがんでしまってます。買いかえねばと思いつつ、いつも直前になると動いてくれるので、全てに余裕なしのセカセカした日々の果て、今日まできているのですが、本日はついにダウンのもよう。
仕方なく手で窓口を押しあけて撮らざるを得なくなったのでした。
しかも、夕暮れ時にはそれも利かず、ついにスイッチも動かず、シャッター口が飛び出たママのいわゆる、赤ちゃんの出べそ状態。
念のため、帰宅後、充電したら何と開閉が出来た次第。しかも、こうやって中の写真も無事。
あの、赤ん坊のぐずりのような一時の言うこと利かずの現象は、なんだったのでしょう。……もしかして、“八ッ場の神様のグズリ”だったのかも。つまり、カミサマは全て、お見通し!! 怖いですね。
確かに道路の開通は、ヒトの心に灯りをともすものです。地域の発展ももたらすものに他なりません。
一昨日目にした真新しい道路標識には、「草津・上田」となっていて、道路網の拡がりを感じさせられてました。本日も草津町長を始め周辺町村からの来賓が見えてましたが、草津温泉には有利。しかし、吾妻渓谷は素通りになり、川原湯温泉は? 人の運命に似たものが道路網にもあるものです。
もし、この高規格道路がダムと関係なく計画されたのなら、団結の固い川原湯温泉街は「開通反対」運動でも展開したかもしれませんのに……
式典には、ご覧のようにいつものいわゆるお偉方のみで、最も犠牲を強いられた、元地権者などの一般住民は参加できず。わずかに道路上から横壁地域の数名が見下ろしていたにすぎず。しかも、来賓として席に座っていた女性は一名のみで、来賓としての紹介組には皆無。
この種のセレモニーに村人こぞって参加させる“意識構造のゆとり”が生まれた時が、真の社会改革と呼べましょう。
この日のやり方は旧来のロウ習そのままの体制で、昨今はかなりスマートにはなったものの「国交省の体質、変わらず」を眼のあたりに致しました。
但し、民主党政権下おいては、旧体制下つきものであった「引き物」も「昼食」もなかった由で、それにはおもわず拍手もの。
それにしても、前政権下でのつまらぬ浪費の数々はひどかった。
最後に後述しますが、その一端を語るのが、写真の新道路に至るまでの入り組んだ道路整備。一体、なんのため?と疑問符がいっぱいつきまとったものでした。
下の2葉はのテープカット後の試走風景です。1枚は試走直前のスタンバイの様子。次のは白根山系のもと、めがね橋にむかってのパトカーを先頭車にしての車列です。
9、4㌔の開通コースをめがね橋を超えた久々戸交差点でUターンし、3号橋から雁が沢ランプで、流れ解散とのことでした。
それにしてもです。ここにいたるまでの強引な道路整備は、素直に喜べないわだかまりが宿ってなりません。本日は、稀にみる上天気で、来賓者たちの皆さんは晴れがましさに満ち満ちて、「良い日だのう」と言いつつ、笑みがこぼれてました。が、素直に喜へない黒い染みがありました。
なまじ、ここに至る経過を見聞きしてきたがゆえに、オメデタイ日に不謹慎との批判を覚悟で記しますと、開通にいたるまでの横壁地区の道路網には摩訶不思議な現象がありました。
造っては、ほどなく交通止め。そして、いつの間にか解体されて、何メートルも離れない場所に新道路が出来上がっていて、これの繰り返し。あの道路舗装のトータルは幾らくらいになるのでしょうか?
いかに、工事用の道路とはいえ、もったいないがりやの素人目には、なぜ、近代工法による技術をもってして、最短距離で最終段階の完成図が描けなかったのかと思えてなりませんでした。この半年間は行くたびにというのはいささかオーバーですけれど、新道路や迂回路にさらされてきた他所者には、ムダ遣いのように思えてなりませんでした。
特に、ここ半年間はひどく、以前にも記しましたが、土地の通勤者の言葉に「朝、通った道が帰りには通れなかった」との逸話的事実が残っているほどてす。
さて、“黒い染み”といえば、どういうわけか、象徴的なのが、当方の安物カメラ。ついにこの試走段階にて言うこと利かず。
なんと、開口部分が全開せず、部分映像なのです。(……でも、この斜線の中の切りとられた映像って、トリミングなしのはからずも得難いものだったかもと思うと、撮っておけばよかったと残念)
買った当初の今夏の暑さの最中、車の中に置きっぱなしだったので、あちこちに黒い染みが広がってしまってました。カメラに詳しい方から注意された時には、すでに遅し。その上、すでに2ケタの頻度で地面に落としたものだから、あちこちゆがんでしまってます。買いかえねばと思いつつ、いつも直前になると動いてくれるので、全てに余裕なしのセカセカした日々の果て、今日まできているのですが、本日はついにダウンのもよう。
仕方なく手で窓口を押しあけて撮らざるを得なくなったのでした。
しかも、夕暮れ時にはそれも利かず、ついにスイッチも動かず、シャッター口が飛び出たママのいわゆる、赤ちゃんの出べそ状態。
念のため、帰宅後、充電したら何と開閉が出来た次第。しかも、こうやって中の写真も無事。
あの、赤ん坊のぐずりのような一時の言うこと利かずの現象は、なんだったのでしょう。……もしかして、“八ッ場の神様のグズリ”だったのかも。つまり、カミサマは全て、お見通し!! 怖いですね。
2010年12月18日
明日は、開通式典
昨日に続いても、付替え国道145号の関連事項です。
写真は、明日19日12時から開通式の行われる式典会場に整備されたテント群です。場所は横壁の3号橋を降りた地点です。
報道関係者への案内には、10時~10時半まで受け付けとのことでした。
一般の方は「お断り」とありますが、ご参考までに国土交通省の案内を。
http://www.ktr.mlit.go.jp/yanba/kisya/h22/h221210.pdf
続いて以下は、現在、盛んに行われている2号橋付近の工事風景です。
どうなってしまうんでしょうね。
何とも、妙な話になってしまいました。
ダム工事をストップしておいて、周辺工事は従来通り進めさせる。約束不履行だとこらしめるために、この矛盾点をつき一都5県が負担金支払い留保。本来ならば「結構ですよ」と平然とすべきなのに、懇願して再開してもらって資金をつなぐ。迷走もはなはだしい新政権となってしまいました。
そして、明日は華々しく付け替え国道の開通式。
往きも帰りもバイパスを通りましたけれど、林~川原畑地区を通る時は、いつ落石!! と緊張します。本当に大事故が起きなければよいのですけれど……
さて、その資金枯渇状態を示すやりとりがあるという、去る11月11日の「八ッ場ダム建設事業の関係地方公共団体からなる検討の場」第2回幹事会の議事録をじっくりとお読みください。いつも鋭く行政資料に迫って披露してくれている、雨宮隆児さんから、昨日17日に頂いた情報です。
【議事録】
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000018180.pdf
【配布資料】
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000161.html
【資料】
http://www.ktr.mlit.go.jp/river/shihon/river_shihon00000160.html
2010年12月17日
長野原町新庁舎建設問題/新国道めがね橋まで開通
長野原町の議会傍聴に行ってきました。
あちこちの新道路網の随所で、19日の開通式を控えての点検風景が見受けられました。ついに、3号橋~めがね橋まで開通し、19日には初試走となります。
そこで、議会傍聴記の前に新風景をお届けします。
下の写真は、3号橋から降りて、冒頭のめがね橋に至る手前の道路です。現在、通行可能な天神橋に通じる道路上の眼下に広がる新道路です。
中央右手奥の白い2階建ての住宅前付近で、めがね橋をいれて撮ったのが、冒頭の写真でした。今回、道路となった地点にはこのお宅を含め数軒の住宅がありました。
本日はまだ一般車はめがね橋までは通りぬけ出来ず、工事関係者の車両だけがゲートをはずして走っていました。
しかも、朝、ノロノロ運転の前車に嫌気がして、役場に行くのに横壁の抜け道からめがね橋を通って役場へと思ったら、めがね橋上は通行止め。しかたなく戻って天神橋を通って国道へ出た次第。
下の写真は午後2時頃の撮影です。
ですが、山に日光を遮られてこんな日陰のくらい写真となっています。
本日の長野原町議会では、新長野原町役場の建設をめぐって質疑がありました。
なんと、新長野原町役場はほとんどの町民が知らない間に、建設場所が決定し、目下、設計段階に有るとのことです。その候補地は長野原草津口駅の前、久々戸地区。つまり吾妻川をはさんでの元のJR関係用地とのこと。めがね橋の近くです。
質問した牧山明議員は、「現在、時刻は11時ちっょと過ぎ。候補地はもうじき日が陰ってしまう位置にある。100年耐える施設づくりはもっと明るく便利な場所で然るべきではないか。また、町民が十分に検討しあって然るべきでは」と苦言を呈してました。
これに対して高山町長は「長いダム建設との兼ね合いによる経緯を経て、現在ようやく、設計を発注した段階にある。設計図が完成したら関係機関に観てもらって、町民にも報告したい。きっと喜んでもらえるものと思う」と述べ、「自分はよくわかっていないので、副町長が説明させる」と副町長に経過を答弁させてました。
また、同時に「住民総合センター整備事業計画も整ったとのことでした。
最後の冨沢議員による、今年の花豆や米の不作による町の対策を問う3項目の質問の後、「ダム建設の完成時期の約束がたびたびズレこんでいる。これに対して、町はどのように決着をつけるのか。町長に問う」との質問がありました。
10時半すぎに始まった7人の質問は12時15分に終了。もっとも長かった7人目の富沢議員が約30分。かつて持ち時間が一人50分程度の議会に慣れていた身には、何ともあっけない幕切れといつも感じています。
傍聴人は当方と殆ど毎回きているという議員夫人の二名のみ。
帰途、水没地のあちこちで出会った数名の方に新庁舎問題を伝えると、午前中の町の会議で聞いたというお一人を除いて、皆さん、ご存じなく、すでに設計段階ということに驚いてました。
2010年12月16日
明日、長野原町議会一般質問
明日17日は長野原町の町議会の最終日。つまり一般質問があります。10名中、7名の議員が質問通告を出しているようで、その中お二人がダム問題に言及するようです。
そのお一人からの依頼にて昨日来、川辺川ダムの試案などの情報をお願いした責任上、なんとか傍聴に行ってきたいものと考えています。
そこで、昨日に続き、全国のダムに大きな影響を与える川辺川問題を。熊本の市民運動の方が懇切にお送りくださった資料の中から送信してくださった、今朝16日の熊本日日新聞をまず、転載。
次に、現地の「ダムに頼らない町づくり」の試案の慨案を転載します。
//////////////////////////
ダムによる繁栄期待しない 「次世代への伝言」五木村議会に提案へhttp://kumanichi.com/feature/kawabegawa/kiji/20101216001.shtml
ダム計画に村の繁栄を期待してはならないとする「次世代を担う村民への伝言」が、川辺川ダム計画に翻弄[ほんろう]されてきた五木村の村議会に議案として提案されることが15日、分かった。開会中の12月定例会に議員提案され、可決される見通し。
提案するのは照山哲栄議員。議案によると、「人口減少や産業の衰退、住民感情の対立を目の当たりにしてきた現世代は、将来を担う次世代に伝える責務がある」と指摘。川辺川ダム計画が中止に向かう中、「ダム建設が再び動きだすような事態を迎えた場合は、過去の歴史を繰り返さないため、ダムによる村の繁栄に期待をしないよう願う」としている。
反対運動の末、国、県の支援による村の振興を条件に、ダム計画を受け入れた村。しかし、離村が相次ぎ、人口は激減。高齢化率は40%を超えている。2009年には前原誠司前国土交通相がダム中止を表明し、村の基盤整備や生活再建は不透明さを増している。
照山議員は、同日の村議会全員協議会で提出議案を説明。「ダムの痛みが分かる世代も高齢化した。村の衰退を体験した者として、ダムの話にうかつに乗るなと言い伝えておく必要がある」と話している。(本田清悟)
////////////////////////////
▼熊本県 川辺川ダム総合対策課サイト http://www.pref.kumamoto.jp/site/kawabe-damu/
▼川辺川ダム砂防事務所http://www.qsr.mlit.go.jp/kawabe/saiken/saiken.html
そのお一人からの依頼にて昨日来、川辺川ダムの試案などの情報をお願いした責任上、なんとか傍聴に行ってきたいものと考えています。
そこで、昨日に続き、全国のダムに大きな影響を与える川辺川問題を。熊本の市民運動の方が懇切にお送りくださった資料の中から送信してくださった、今朝16日の熊本日日新聞をまず、転載。
次に、現地の「ダムに頼らない町づくり」の試案の慨案を転載します。
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ダムによる繁栄期待しない 「次世代への伝言」五木村議会に提案へhttp://kumanichi.com/feature/kawabegawa/kiji/20101216001.shtml
ダム計画に村の繁栄を期待してはならないとする「次世代を担う村民への伝言」が、川辺川ダム計画に翻弄[ほんろう]されてきた五木村の村議会に議案として提案されることが15日、分かった。開会中の12月定例会に議員提案され、可決される見通し。
提案するのは照山哲栄議員。議案によると、「人口減少や産業の衰退、住民感情の対立を目の当たりにしてきた現世代は、将来を担う次世代に伝える責務がある」と指摘。川辺川ダム計画が中止に向かう中、「ダム建設が再び動きだすような事態を迎えた場合は、過去の歴史を繰り返さないため、ダムによる村の繁栄に期待をしないよう願う」としている。
反対運動の末、国、県の支援による村の振興を条件に、ダム計画を受け入れた村。しかし、離村が相次ぎ、人口は激減。高齢化率は40%を超えている。2009年には前原誠司前国土交通相がダム中止を表明し、村の基盤整備や生活再建は不透明さを増している。
照山議員は、同日の村議会全員協議会で提出議案を説明。「ダムの痛みが分かる世代も高齢化した。村の衰退を体験した者として、ダムの話にうかつに乗るなと言い伝えておく必要がある」と話している。(本田清悟)
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▼熊本県 川辺川ダム総合対策課サイト http://www.pref.kumamoto.jp/site/kawabe-damu/
▼川辺川ダム砂防事務所http://www.qsr.mlit.go.jp/kawabe/saiken/saiken.html
2010年12月15日
補償法案 また見送り
今朝の上毛新聞の「国内政治」4面の記事です。
夕方、切り抜いておきました。ほどなく八ッ場から電話を戴き、このことの詳しいことが知りたいとのことでした。
で、川辺川の皆さんに教えを請う依頼メールを出した次第です。
////////////////////
【2010・12・15(水) 上毛新聞4面】
ダム中止で国交省方針 補償法案 また見送り
次期通常国会も 八ッ場で自民に配慮
国土交通省は14日、ダムなどの公共事業を中止した場合に関係自治体や
住民の生活再建を財政支援する補償法案について、次期通常国会への提出
を見送る方針を固めた。モデルケースとする川辺川ダムの補償内容をめぐり
国と県の調整が難航しているほか、「ねじれ国会」で八ツ場ダムの建設を求め
る自民党の反対が予想されることなどにも配慮した。
政権交代時は今年の通常国会への提出を目指していたが、延期は2度目。
「ダムに頼らない治水」を掲げて各地でダム事業の検証作業が行われており、
中止の大前提となる補償の根拠法が宙に浮く事態への地元の反発は必至。
法案は、公共事業を中止した場合、連動してインフラ整備もストップするなど
の不利益が生じる自治体が再建計画で示す生活道路整備などの事業ごとに、
国の補助割合を明記することを想定。川辺川ダムの中止に伴う五木村の生活
再建策をモデルに補償対象を決め、来年度の予算関連法案として提出を検討
していた。
五木村の生活再建策は今年11月に国、県、村が道路整備や再建基金創設
など大枠を決定。しかし、具体策をめぐって国交省は「国が補償する事業が多
すぎる」と難色を示し、基金への国と県の拠出割合も主張に大きな差があるなど、
協議は暗礁に乗り上げている。
.........................
さて、この辺で、またちょっと明るい写真を。
ことしもまっすぐ清楚にさいた早咲きの水仙の一種。それにミニバラ。このバラは昨年春の高崎市の緑化フェアの折に駅前のメイン通りの、ハイライトの部分をかざったあのミニバラの名残りです。
夕方、切り抜いておきました。ほどなく八ッ場から電話を戴き、このことの詳しいことが知りたいとのことでした。
で、川辺川の皆さんに教えを請う依頼メールを出した次第です。
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【2010・12・15(水) 上毛新聞4面】
ダム中止で国交省方針 補償法案 また見送り
次期通常国会も 八ッ場で自民に配慮
国土交通省は14日、ダムなどの公共事業を中止した場合に関係自治体や
住民の生活再建を財政支援する補償法案について、次期通常国会への提出
を見送る方針を固めた。モデルケースとする川辺川ダムの補償内容をめぐり
国と県の調整が難航しているほか、「ねじれ国会」で八ツ場ダムの建設を求め
る自民党の反対が予想されることなどにも配慮した。
政権交代時は今年の通常国会への提出を目指していたが、延期は2度目。
「ダムに頼らない治水」を掲げて各地でダム事業の検証作業が行われており、
中止の大前提となる補償の根拠法が宙に浮く事態への地元の反発は必至。
法案は、公共事業を中止した場合、連動してインフラ整備もストップするなど
の不利益が生じる自治体が再建計画で示す生活道路整備などの事業ごとに、
国の補助割合を明記することを想定。川辺川ダムの中止に伴う五木村の生活
再建策をモデルに補償対象を決め、来年度の予算関連法案として提出を検討
していた。
五木村の生活再建策は今年11月に国、県、村が道路整備や再建基金創設
など大枠を決定。しかし、具体策をめぐって国交省は「国が補償する事業が多
すぎる」と難色を示し、基金への国と県の拠出割合も主張に大きな差があるなど、
協議は暗礁に乗り上げている。
.........................
さて、この辺で、またちょっと明るい写真を。
ことしもまっすぐ清楚にさいた早咲きの水仙の一種。それにミニバラ。このバラは昨年春の高崎市の緑化フェアの折に駅前のメイン通りの、ハイライトの部分をかざったあのミニバラの名残りです。
2010年12月13日
ちょっぴり形勢逆転の兆しあり?八ッ場ダム対策特別委員会
県議会で八ッ場ダム対策特別委員会の傍聴に行きました。とは言っても、10時の開会に遅れて、401号室に入ったのは、なんと10時41分。角倉県議の質問が始まっていました。
それでも、傍聴順位は一番なのでした。
朝、まだ時間があるとばかりに、パソコンの大移動を行った後、試し打ち的にブログのあちこちに手を入れていて時間のたつのを忘れてしまったのでした。当方のパソコンのメール機能は昨日の昼頃から「再確認」の文字が出て「認証ID」と「パスワードを打ちこまないと不可なのでした。幸いインターネットはできたのでしたけれど……
久々にパソコンの汚れを落としたので、その時にと思って、己を責めていたのでしたが、帰宅後かなり難儀してようやくつながった時に判明したことには、配信元が時にこういった確認作業を行う由。よりによって、しかも昨日はとりわけパソコンが必要だった日なのに、なんてイジワルな!!
さて、どうでも良い、またもの「パソコン格闘記」の顛末は末尾に。
手続きをすませ室内に入ると、角倉県議の質問中でした。後に伺うと、何項目かの確認事項の1項目の最後の方のようでした。この前に石川県議が少し質問したそうでした。
①(推測するに)付替え国道の落石問題について
②道路やJRの用地味買収問題について
③地滑り問題
④基本高水問題と堤防整備
以上の4点について、県河川局等の見解をただしてました。県側の回答はムリからぬことですが、歯切れ悪し。
ついで、関口県議が同じく「基本高水の確認」を。
関口さんが「八ッ場で出来れば、全て利根川の治水は全て解決するような風潮」との言葉を繰り出した時に南波県議の辺りを発信源として、「そんなこと言ってないぞ」的なブーイングがとんだだけで、この辺りまでは気のせいか心なし、自民党県議団はややうなだれ気味に感じられました。
ついで、萩原県議が、おもむろに「代替地の安全性のデーターの計算ミスというのは論外だが、それにしても安全率がギリギリ。安全性の数値を高めるのにはとどんな手立てがあるのか」とくりださしました。例にあらずの柔らかな口調にちょっぴり驚き。 なかなか、あっぱれな良い質問と拝聴。
それにしても、どうしたことだろう。質問順序が、これまでのルールと逆。最初に自民党系県議団が堂々とダム礼賛型お説を繰り出し、最後に関口さんや角倉さんが挙手したのがこの間の通例だつたのに。
従って、入室した途端に角倉さんだったので、もうそんな場面になってしまった、40分も遅刻だもの仕方ないやと思ってしまった次第でした。狭い傍聴席に置かれた次第をみると、付託議案や資料説明がいつものようにありましたけれど……
たぶん、通告順位なのかもしれないが、思わず勝手解釈してしまえば、 昨今のデーター改ざんや根拠となる基礎データー無しが明るみに出たことに発すて、揺らぎだした基本高水の数値などは、特別委にも何らかの影響あり?
確か板倉町出身の 県議の質問は地道ながら、昔から水に悩まされてきた現地ならではの説得力があって、宙に浮かないものが感じられる。
次の南波県議も、「事業仕訳でスーパー堤防が不要となったが、現在、どうなっているか」とやや控えめな口調に感じられた。いつも思うのだが、この方の口調は伝え聞く辣腕にあらず、嫋嫋として抑揚にとみ、とってもお得な声音であるなと本日も感じた次第。
萩原県議も南波県議もそれにしても旨い。さすがは大物県議であろう。先のダム反対論者のお二人の論旨に柔らかくじわじわと迫る責め口は見事で、まさに的ながらアッパレ的な感想を抱くに至るから不思議だ。
出だしは角倉・関口県議たちの論調の幾つかを認めたように柔らかく滑り出し、利根川水系の八斗島における数値などの確認事項を経て、分岐する。そして、県の答弁に、「八ッ場ダムがでくると、確実に安全度はあがる。ここまで出来ているのだから、完成させて仕上げる」と、(確か、川瀧河川部長だったと記憶するが)しめくくり的発言に持って行く。まぁ、阿吽の呼吸的、出来合いシーンかもしれないけれど……
本日は何カ月か前の自民党県議団の横柄な態度が消え、ヤジも少ない、極めておだやかな雰囲気で、午前中に終了。むしろ、低調とよぶべきだったのだろうか。
それにしてもだ。ひじ机もない傍聴席し何とかならないのだろうか。
この日、五席の傍聴席は二つしか空席になっていず、上方の三席はテーブル、ひじ付き椅子からはみ出した記者たちが座っていた。この方たちはボイスレコーダーを堂々とおいていて、腕をくみ眼をとじている。
傍聴人には録音は許されない。
従って、必死にノートに採らなければならず、速記術を学んだ者でないものにとっては追いつかない。
前述の答弁の欄には、名前が書いてなく、それが「川瀧河川部長」と断定できないハメになる。本日の答弁は殆ど河川課長で、部長が答弁したのは一回だけと記憶しているが…… 断定できない。
これがテープがあれば直ちに判定できるのだが……
この日も県職のテープル席は、前の三列程度で、後ろの半分程度は空(その後半分部はひじテーブル付き椅子だけれど)。
後から来た傍聴人の方は、県職員席の最後尾のひじテープル付き椅子に座っていた。で、午後になったら、席を映らせてもらおうと心づもりしていたら、あえなく午前中でチョン。
空いている時は、最低待遇の傍聴人席の格上げを願いたい。
椅子の形で格差をつけるのは、封建制度のなごりだ。
深々とした議員さまの席、その中でも委員長の椅子はまた一段と豪華なハズで、それらの段階的較差は、まるでヒエラルキー型構図の前近代性に満ちている。
(しかし、往々にして自分がその恵まれた席にいる時には往々にして気がつかないものだ。かつて一時、当方も地方議員の一員だった時は、職員がどうぞと進める席になんの抵抗感もなしに座っていたのだから)。
..........................
【踊らさせられたパソコン顛末記】
昨日来、メールをクリックすると「再登録」の文字がでてしまって、確認のIDやパスワードを打ちこまなければ不可なのでしたが、番号が不明で往生。念のためデスクトップ上のアイコンに各種の番号を保存してあるのですが、そこにもなく、ほぼ統一してあるので記憶の底のおもいつく番号をうちこんでみたのでしたが、ことごとくダメ。
「もしかして電源を全て切ってパソコンを移動したら、何かの拍子に復帰してくれる?」と考えるのが、メカに弱いオバさんのオバさんたるゆえん? そこで、あちこちの配線を抜いて、以前から想定していたコタツのある部屋へ移動。
しかし、治るハズもありません。
帰宅後も性懲りなく応戦。
ついにNTTのリモートサポートセンターへ。そこで問い合わせ先を教えてもらってプロバイダーに連絡。再発行ということに。
ところがそれからが大変。「認証ID」と「パスワード」とかがわからないと、郵送での再登録となって4~5日かかるとのことに、必死になって昨近、保管場所を移動してしまったそれらの書類を探し出すはめに。
なんと分厚いファイルでちゃんと保管してあるではありませんか。記された番号をみて、これはちょっと暗誦しているにはムリな複雑な数値であった。
あ~あ、記憶力の確かな時には、まず、簡単な数値はそらんじていた。仮に忘れていても、もっと簡単に手ヅルの糸口がつかめたのに。
それでも、傍聴順位は一番なのでした。
朝、まだ時間があるとばかりに、パソコンの大移動を行った後、試し打ち的にブログのあちこちに手を入れていて時間のたつのを忘れてしまったのでした。当方のパソコンのメール機能は昨日の昼頃から「再確認」の文字が出て「認証ID」と「パスワードを打ちこまないと不可なのでした。幸いインターネットはできたのでしたけれど……
久々にパソコンの汚れを落としたので、その時にと思って、己を責めていたのでしたが、帰宅後かなり難儀してようやくつながった時に判明したことには、配信元が時にこういった確認作業を行う由。よりによって、しかも昨日はとりわけパソコンが必要だった日なのに、なんてイジワルな!!
さて、どうでも良い、またもの「パソコン格闘記」の顛末は末尾に。
手続きをすませ室内に入ると、角倉県議の質問中でした。後に伺うと、何項目かの確認事項の1項目の最後の方のようでした。この前に石川県議が少し質問したそうでした。
①(推測するに)付替え国道の落石問題について
②道路やJRの用地味買収問題について
③地滑り問題
④基本高水問題と堤防整備
以上の4点について、県河川局等の見解をただしてました。県側の回答はムリからぬことですが、歯切れ悪し。
ついで、関口県議が同じく「基本高水の確認」を。
関口さんが「八ッ場で出来れば、全て利根川の治水は全て解決するような風潮」との言葉を繰り出した時に南波県議の辺りを発信源として、「そんなこと言ってないぞ」的なブーイングがとんだだけで、この辺りまでは気のせいか心なし、自民党県議団はややうなだれ気味に感じられました。
ついで、萩原県議が、おもむろに「代替地の安全性のデーターの計算ミスというのは論外だが、それにしても安全率がギリギリ。安全性の数値を高めるのにはとどんな手立てがあるのか」とくりださしました。例にあらずの柔らかな口調にちょっぴり驚き。 なかなか、あっぱれな良い質問と拝聴。
それにしても、どうしたことだろう。質問順序が、これまでのルールと逆。最初に自民党系県議団が堂々とダム礼賛型お説を繰り出し、最後に関口さんや角倉さんが挙手したのがこの間の通例だつたのに。
従って、入室した途端に角倉さんだったので、もうそんな場面になってしまった、40分も遅刻だもの仕方ないやと思ってしまった次第でした。狭い傍聴席に置かれた次第をみると、付託議案や資料説明がいつものようにありましたけれど……
たぶん、通告順位なのかもしれないが、思わず勝手解釈してしまえば、 昨今のデーター改ざんや根拠となる基礎データー無しが明るみに出たことに発すて、揺らぎだした基本高水の数値などは、特別委にも何らかの影響あり?
確か板倉町出身の 県議の質問は地道ながら、昔から水に悩まされてきた現地ならではの説得力があって、宙に浮かないものが感じられる。
次の南波県議も、「事業仕訳でスーパー堤防が不要となったが、現在、どうなっているか」とやや控えめな口調に感じられた。いつも思うのだが、この方の口調は伝え聞く辣腕にあらず、嫋嫋として抑揚にとみ、とってもお得な声音であるなと本日も感じた次第。
萩原県議も南波県議もそれにしても旨い。さすがは大物県議であろう。先のダム反対論者のお二人の論旨に柔らかくじわじわと迫る責め口は見事で、まさに的ながらアッパレ的な感想を抱くに至るから不思議だ。
出だしは角倉・関口県議たちの論調の幾つかを認めたように柔らかく滑り出し、利根川水系の八斗島における数値などの確認事項を経て、分岐する。そして、県の答弁に、「八ッ場ダムがでくると、確実に安全度はあがる。ここまで出来ているのだから、完成させて仕上げる」と、(確か、川瀧河川部長だったと記憶するが)しめくくり的発言に持って行く。まぁ、阿吽の呼吸的、出来合いシーンかもしれないけれど……
本日は何カ月か前の自民党県議団の横柄な態度が消え、ヤジも少ない、極めておだやかな雰囲気で、午前中に終了。むしろ、低調とよぶべきだったのだろうか。
それにしてもだ。ひじ机もない傍聴席し何とかならないのだろうか。
この日、五席の傍聴席は二つしか空席になっていず、上方の三席はテーブル、ひじ付き椅子からはみ出した記者たちが座っていた。この方たちはボイスレコーダーを堂々とおいていて、腕をくみ眼をとじている。
傍聴人には録音は許されない。
従って、必死にノートに採らなければならず、速記術を学んだ者でないものにとっては追いつかない。
前述の答弁の欄には、名前が書いてなく、それが「川瀧河川部長」と断定できないハメになる。本日の答弁は殆ど河川課長で、部長が答弁したのは一回だけと記憶しているが…… 断定できない。
これがテープがあれば直ちに判定できるのだが……
この日も県職のテープル席は、前の三列程度で、後ろの半分程度は空(その後半分部はひじテーブル付き椅子だけれど)。
後から来た傍聴人の方は、県職員席の最後尾のひじテープル付き椅子に座っていた。で、午後になったら、席を映らせてもらおうと心づもりしていたら、あえなく午前中でチョン。
空いている時は、最低待遇の傍聴人席の格上げを願いたい。
椅子の形で格差をつけるのは、封建制度のなごりだ。
深々とした議員さまの席、その中でも委員長の椅子はまた一段と豪華なハズで、それらの段階的較差は、まるでヒエラルキー型構図の前近代性に満ちている。
(しかし、往々にして自分がその恵まれた席にいる時には往々にして気がつかないものだ。かつて一時、当方も地方議員の一員だった時は、職員がどうぞと進める席になんの抵抗感もなしに座っていたのだから)。
..........................
【踊らさせられたパソコン顛末記】
昨日来、メールをクリックすると「再登録」の文字がでてしまって、確認のIDやパスワードを打ちこまなければ不可なのでしたが、番号が不明で往生。念のためデスクトップ上のアイコンに各種の番号を保存してあるのですが、そこにもなく、ほぼ統一してあるので記憶の底のおもいつく番号をうちこんでみたのでしたが、ことごとくダメ。
「もしかして電源を全て切ってパソコンを移動したら、何かの拍子に復帰してくれる?」と考えるのが、メカに弱いオバさんのオバさんたるゆえん? そこで、あちこちの配線を抜いて、以前から想定していたコタツのある部屋へ移動。
しかし、治るハズもありません。
帰宅後も性懲りなく応戦。
ついにNTTのリモートサポートセンターへ。そこで問い合わせ先を教えてもらってプロバイダーに連絡。再発行ということに。
ところがそれからが大変。「認証ID」と「パスワード」とかがわからないと、郵送での再登録となって4~5日かかるとのことに、必死になって昨近、保管場所を移動してしまったそれらの書類を探し出すはめに。
なんと分厚いファイルでちゃんと保管してあるではありませんか。記された番号をみて、これはちょっと暗誦しているにはムリな複雑な数値であった。
あ~あ、記憶力の確かな時には、まず、簡単な数値はそらんじていた。仮に忘れていても、もっと簡単に手ヅルの糸口がつかめたのに。
2010年12月12日
朝日群馬版の八ッ場関連記事
明日13日は、県議会特別委員会で八ッ場のことが協議される予定です。
昨日11日の朝日新聞群馬版には、昨日の欄に記したバイパス開通問題を始め、四つの八ッ場ダム関連記事がありましたのでご案内しておきます。
最初は八ツ場バイパスが今月19日正午に開通するということ。(※他紙にもあり)
長野原町議会のを伝える朝日新聞記事を。
(なお、このことはかねがね現地情報として聴いてました。何度か老婆心にてお伝えしようかともおもいたちましたが、過去何回かこの種のことは、いわゆる“おせっかい=(予期もせぬ)ぶち壊し”的行為として、良い結果にはならなかったので、さすがにこらえてました。でも、結果的に良かったと思ってます)
① 【2010年12月11日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012110002
八ツ場バイパス、19日開通予定
国土交通省八ツ場ダム工事事務所は10日、八ツ場ダム(長野原町)の水没地区の移転代替地を結ぶ付け替え国道145号(八ツ場バイパス)9・4キロが今月19日正午に開通すると発表した。
また、同バイパスで供用開始していた同町川原畑地区で9、11月にあった落石に伴い、約410メートルが片側通行に規制されていたが、9日に解除したと説明した。
② 【2010年12月11日(土) 朝日新聞群馬版 写真あり】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012110001
長野原町議会、常任委員長に不信任決議
八ツ場ダム見直しを掲げる市民団体のシンポジウムに参加した常任委員長の不信任決議をした町議会(町役場の2階)=長野原町
八ツ場ダムの地元・長野原町の町議会は10日、総務文教常任委員長を務める議員に対する不信任決議案を、出席議員の全会一致で可決した。ダム見直しを掲げる市民団体が主催したシンポジウムに議員として参加したというのが理由。この議員は「議員活動を制約するものだ。異論の排除はおかしい」と委員長を続ける意向だ。(菅野雄介)
町議会は昨年9月にダム推進の意見書を鳩山由紀夫首相(当時)らへ提出するなど、ダムの早期完成を求めてきた。決議ではシンポへの参加を「枠組みを壊す行動」と非難しているが、決議に拘束力はない。
不信任決議を出されたのは、牧山明氏(53)=2期目、無所属。昨年5月から委員長を務めている。「生活再建とダム推進は別問題」などとしてダム推進の意見書採択に反対するなど、ダム建設には以前から批判的だった。
この日の町議会では不信任決議の提案後、牧山氏が「昨年9月の政権交代以来、国との交渉や生活再建の進め方についての本会議での議論は全くなかった」などと町議会の体質を批判した。
他の議員からは「町の(ダム推進の)意向と反した会に町議として出席したことが問題」などと反論が出た。竹内良太郎議長と牧山氏を除く議員8人で採決し、全員が不信任案に賛成した。
牧山氏は昨年12月、高崎市であった市民団体「八ツ場あしたの会」主催の「八ツ場のこれからを考える~ダムなし生活再建への道」と題したシンポにパネリストとして出席した。移転代替地の工事の遅れなどで苦悩する住民の窮状を訴えた。
その後、竹内議長が「今後も町議の肩書で参加した場合は委員長を辞めてもらう。参加するなら一町民として参加すべきだ」と警告した。
しかし牧山氏は今年11月にも、同会が東京で開いたシンポ「八ツ場ダムはどうなるのか~明日のために必要なこと」に町議として参加。川原湯地区での生活再建の遅れや農業再生の取り組み、地滑り対策への不安などを紹介、「国や県は地元の生活再建に責任を持ってもらいたい」と話していた。
取材に対し、ある議員は「委員長は同僚議員に選ばれた立場。ほかの議員の賛同を得られない行動をとるのはおかしい」と説明。竹内議長は「反対派の集会に出るのは、(町議会の)仲間として残念。決議の前に一身上の都合で委員長を辞めろと、本人のためを思って言ったのに聞かなかった」と話している。
③ 【2010年12月11日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012110004
市民団体、事業中止を求める署名を提出
八ツ場ダムの見直しを掲げる市民団体「八ツ場あしたの会」などは10日、国土交通省の津川祥吾政務官と面会し、八ツ場など首都圏の四つのダム事業の中止と地元住民の生活再建の早期実施を求める署名1万5234人分を提出した。
署名は菅直人首相と馬淵澄夫国交相あてで、「水余りの首都圏では利水目的を失い、治水効果もわずか。建設を進めれば、子孫に負の遺産を残す」などとしている。
昨日11日の朝日新聞群馬版には、昨日の欄に記したバイパス開通問題を始め、四つの八ッ場ダム関連記事がありましたのでご案内しておきます。
最初は八ツ場バイパスが今月19日正午に開通するということ。(※他紙にもあり)
長野原町議会のを伝える朝日新聞記事を。
(なお、このことはかねがね現地情報として聴いてました。何度か老婆心にてお伝えしようかともおもいたちましたが、過去何回かこの種のことは、いわゆる“おせっかい=(予期もせぬ)ぶち壊し”的行為として、良い結果にはならなかったので、さすがにこらえてました。でも、結果的に良かったと思ってます)
① 【2010年12月11日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012110002
八ツ場バイパス、19日開通予定
国土交通省八ツ場ダム工事事務所は10日、八ツ場ダム(長野原町)の水没地区の移転代替地を結ぶ付け替え国道145号(八ツ場バイパス)9・4キロが今月19日正午に開通すると発表した。
また、同バイパスで供用開始していた同町川原畑地区で9、11月にあった落石に伴い、約410メートルが片側通行に規制されていたが、9日に解除したと説明した。
② 【2010年12月11日(土) 朝日新聞群馬版 写真あり】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012110001
長野原町議会、常任委員長に不信任決議
八ツ場ダム見直しを掲げる市民団体のシンポジウムに参加した常任委員長の不信任決議をした町議会(町役場の2階)=長野原町
八ツ場ダムの地元・長野原町の町議会は10日、総務文教常任委員長を務める議員に対する不信任決議案を、出席議員の全会一致で可決した。ダム見直しを掲げる市民団体が主催したシンポジウムに議員として参加したというのが理由。この議員は「議員活動を制約するものだ。異論の排除はおかしい」と委員長を続ける意向だ。(菅野雄介)
町議会は昨年9月にダム推進の意見書を鳩山由紀夫首相(当時)らへ提出するなど、ダムの早期完成を求めてきた。決議ではシンポへの参加を「枠組みを壊す行動」と非難しているが、決議に拘束力はない。
不信任決議を出されたのは、牧山明氏(53)=2期目、無所属。昨年5月から委員長を務めている。「生活再建とダム推進は別問題」などとしてダム推進の意見書採択に反対するなど、ダム建設には以前から批判的だった。
この日の町議会では不信任決議の提案後、牧山氏が「昨年9月の政権交代以来、国との交渉や生活再建の進め方についての本会議での議論は全くなかった」などと町議会の体質を批判した。
他の議員からは「町の(ダム推進の)意向と反した会に町議として出席したことが問題」などと反論が出た。竹内良太郎議長と牧山氏を除く議員8人で採決し、全員が不信任案に賛成した。
牧山氏は昨年12月、高崎市であった市民団体「八ツ場あしたの会」主催の「八ツ場のこれからを考える~ダムなし生活再建への道」と題したシンポにパネリストとして出席した。移転代替地の工事の遅れなどで苦悩する住民の窮状を訴えた。
その後、竹内議長が「今後も町議の肩書で参加した場合は委員長を辞めてもらう。参加するなら一町民として参加すべきだ」と警告した。
しかし牧山氏は今年11月にも、同会が東京で開いたシンポ「八ツ場ダムはどうなるのか~明日のために必要なこと」に町議として参加。川原湯地区での生活再建の遅れや農業再生の取り組み、地滑り対策への不安などを紹介、「国や県は地元の生活再建に責任を持ってもらいたい」と話していた。
取材に対し、ある議員は「委員長は同僚議員に選ばれた立場。ほかの議員の賛同を得られない行動をとるのはおかしい」と説明。竹内議長は「反対派の集会に出るのは、(町議会の)仲間として残念。決議の前に一身上の都合で委員長を辞めろと、本人のためを思って言ったのに聞かなかった」と話している。
③ 【2010年12月11日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012110004
市民団体、事業中止を求める署名を提出
八ツ場ダムの見直しを掲げる市民団体「八ツ場あしたの会」などは10日、国土交通省の津川祥吾政務官と面会し、八ツ場など首都圏の四つのダム事業の中止と地元住民の生活再建の早期実施を求める署名1万5234人分を提出した。
署名は菅直人首相と馬淵澄夫国交相あてで、「水余りの首都圏では利水目的を失い、治水効果もわずか。建設を進めれば、子孫に負の遺産を残す」などとしている。
2010年12月11日
負担金支払われる
報道によれば、昨日10日、膠着状態だった一都五県の負担金が過日の話し合いで支払われたことが報じられています。
【2010年12月11日(土) 東京新聞群馬版】
八ッ場ダム 負担金4億2600万円支払い
県は十日、八ッ場(やんば)ダム流域六都県の知事が支払い留保の解除を表明した本年度のダム事業負担金について、県関係分の約八割に当たる約四億二千六百万円を同日付で国に支払ったと発表した。残額については、来年三月に支払いを完了するとしている。 (中根政人)
県監理課によると、今回支払ったのは、治水負担金約三億二千百万円と、水道や工業用水、発電への利用のための利水負担金約一億五百万円。
事業負担金をめぐっては、ダム建設を求める流域六都県の知事が七月、本年度分の支払いを留保すると国に通告。馬淵澄夫国土交通相は十一月六日、建設中止の前提を事実上撤回する発言を行ったものの、東京都の石原慎太郎知事などが「支払いはダム本体の建設が条件」と主張。膠着(こうちゃく)状態が続いていた。
だが、ダム予定地を抱える長野原町が「生活再建事業の進行が遅れる」などとして早期の支払いを要求。六都県の知事は、今月一日に馬淵国交相と会談し、負担金を支払うことで合意した。
事業負担金の対応で六都県と足並みをそろえる藤岡市も、今月二十一日に、本年度の利水負担金の大半に当たる約六千二百万円を支払うとしている。
一方、国交省八ッ場ダム工事事務所は十日、現地で実施されている国道145号の付け替え工事について、大部分に当たる約九・四キロの区間が十九日に開通すると発表した。同事務所は「開通によって草津温泉などへの観光ルートが強化され、住民生活の利便性も大幅に向上する」としている。
【2010年12月11日(土) 毎日新聞群馬版】
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2010/12/11/20101211ddlk10010229000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:県留保の負担金一部、4億2620万円を国に支払い 県は10日、支払いを留保していた今年度の八ッ場ダム事業負担金の一部計約4億2620万円を国に支払ったと発表した。内訳は直轄負担金3億2087万円と、利水者負担金1億532万円。国が工事の進捗(しんちょく)状況に合わせて算定し8日に請求していた。【鳥井真平】
※13日にアップしたものです。
【2010年12月11日(土) 東京新聞群馬版】
八ッ場ダム 負担金4億2600万円支払い
県は十日、八ッ場(やんば)ダム流域六都県の知事が支払い留保の解除を表明した本年度のダム事業負担金について、県関係分の約八割に当たる約四億二千六百万円を同日付で国に支払ったと発表した。残額については、来年三月に支払いを完了するとしている。 (中根政人)
県監理課によると、今回支払ったのは、治水負担金約三億二千百万円と、水道や工業用水、発電への利用のための利水負担金約一億五百万円。
事業負担金をめぐっては、ダム建設を求める流域六都県の知事が七月、本年度分の支払いを留保すると国に通告。馬淵澄夫国土交通相は十一月六日、建設中止の前提を事実上撤回する発言を行ったものの、東京都の石原慎太郎知事などが「支払いはダム本体の建設が条件」と主張。膠着(こうちゃく)状態が続いていた。
だが、ダム予定地を抱える長野原町が「生活再建事業の進行が遅れる」などとして早期の支払いを要求。六都県の知事は、今月一日に馬淵国交相と会談し、負担金を支払うことで合意した。
事業負担金の対応で六都県と足並みをそろえる藤岡市も、今月二十一日に、本年度の利水負担金の大半に当たる約六千二百万円を支払うとしている。
一方、国交省八ッ場ダム工事事務所は十日、現地で実施されている国道145号の付け替え工事について、大部分に当たる約九・四キロの区間が十九日に開通すると発表した。同事務所は「開通によって草津温泉などへの観光ルートが強化され、住民生活の利便性も大幅に向上する」としている。
【2010年12月11日(土) 毎日新聞群馬版】
http://mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2010/12/11/20101211ddlk10010229000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:県留保の負担金一部、4億2620万円を国に支払い 県は10日、支払いを留保していた今年度の八ッ場ダム事業負担金の一部計約4億2620万円を国に支払ったと発表した。内訳は直轄負担金3億2087万円と、利水者負担金1億532万円。国が工事の進捗(しんちょく)状況に合わせて算定し8日に請求していた。【鳥井真平】
※13日にアップしたものです。
2010年12月10日
山の向こうはわが八ッ場
今朝は霜で真っ白。
いよいよ、ようやく冬本番の山なみとなりました。
くっきりとその容姿を際立たせ始めた、自宅裏手に拡がる、榛名山のほぼ全景です。
中央やや右手奥の、富士山型の山が、榛名富士。榛名湖の真ん中にそびえています。
そして、山を越えると吾妻郡。
この裏手に、わが八ッ場はあります。昨日の初霜に「雪、降っている?」と電話しましたところ、地面は凍っているけれど、雪はまだとのことでした。
左の離れた位置に、すでに全身真っ白の浅間山が屹立しています。
早朝の犬の散歩の折に連山を仰いでは、現地の皆さんのことを思っています。
そして、昨年の今頃は、突如、もたらされた中止の報(現地事情に精通しないままの勇み足によって、失敗に終わりはしたものの)に、心はやらせ燃えるまなざしで、この山なみのむこう、左手奥につらなる八ッ場の地を眺めやっていたものです。
その時の思いが、新版の拙著の「新版刊行にあたって」の冒頭です。
昨年の11月、山村暮鳥の文学研修で、相馬市の関係者のみなさんにお世話になってかえってきた翌早朝、おりしも八ッ場の方角、北西の方角から吹き付けてきた耳をなぶる冷たい風にみじろぎしつつ、草稿の書き出しとして、「あ、これで書ける!」とそのまま記したものでした。あの時の風の感触は今も耳朶に残っています。
その日の夜までに入稿しなければならず、切羽づまっていたので。より鮮明に記憶しているのです。文章というものは書き出し、もしくは題がきまると、ぶれずにかけるものです。
ここの処、あちら(現地)から持ってきて貰ったりして用事がことたりているので、12月になってまだ一度も訪れず、しばらくご無沙汰気味の八ッ場の地です。
毎朝、そして、今朝もこの方角をみやりつつ、まさしく、“わが思うヒトはありやなしや”の面持ちです。
2010年12月09日
湧いた県議会一般質問 知事、裁判も辞さぬ
県議会の様子とその知事の答弁を伝える報道です。
群馬県議会中継 ※以下を開いて、議員名や会期名で検索してください
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/
昨日もお伝えしたように、読売と毎日新聞は昨日8日付け、朝日新聞は本日9日付の記事。また、東京新聞は逆に7日夜のことを軸に本日9日にまとめて。
////////////////////////////
【2010年12月08日(水) 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101208-OYT8T00097.htm
八ッ場ダム 知事と民主系県議が応酬
県議会 互いに政府批判、議場わかせる
【2010年12月08日(水) 毎日新聞群馬版】http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101208ddlk10010123000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:中止なら提訴し、撤回求める姿勢--知事
【2010年12月09日(木) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012090001
知事「検証で中止なら撤回求め裁判に」
【2010年12月09日(木) 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101209/CK2010120902000080.html
八ッ場・意見交換会 国交相要請断る 長野原町長正式に文書「当面応えられず」
...........................
さて、またも本日のわが愛する「元気な自然界」のスナップは、一昨日登場のヒマワリ達に再登場。
1枚は昨日の寒さに凍てつき一面真っ白の畑で、今日もめげずに咲いているヒマワリのアップ。
実は前日の夕方、ある花のつぼみの中に赤いテントウ虫が2匹憩っていたのでした。で、翌朝、カメラをもって駆けつけたのでしたが、最早どこをさが゜してもいなかったので、でもと写したのでしたっけ。
もう1枚は、10月中頃より、「さすがにもたないだろうな」と思っては数日間、花の咲いたのは切って、わが家いで保管し、あれこれに活用してきたのでした。この数50本くらい。数日前に、水を吸い上げずダメになったのを仕方なく処分せざるを得なくなりました。
その中から、先月末に切り取ったまだ元気なものを玄関先の大振りのカメに活けました。(活けたというより投げ込んだのですけれど)、白いのは10月初旬から咲きはじめ、今が真っ盛りのユッカ蘭の花。
人間と同じように、一木一草といえども、運命があるものと、しみじみかみしめています。
もし、10月中頃、老婆心から保護しなければ、今頃、真っ先に咲いた優等生たちは畑で堂々と咲き誇っていたてくれたはずなのでした。でも、ベテラン農家の断言をも覆す、暖冬がここまで続くとは思いませんでした。
なまじ、切り取られたために生きられず、廃棄されるものと、たまたま発育不良で眼こぼしされ、そのまま畑で冬日を受けて咲いていられるヒマワリとの運命の差。
昨日は忘れてはならない真珠湾攻撃の12月8日。
前橋空襲の生き証人的な現在90歳の元女教師の、確かな記憶力によっ手語られた文京町付近の綿密なお話や、沖縄戦のビデオを観る機会があったゆえに、本当に助かった方たちとの運命の縮図をこのヒマワリの上にも感じます。
でも、戦争が天皇制国家と軍部によってなされたのなら、ヒマワリ達の運命を左右した張本人は、誰あろうかこの私。
日頃さして、好きな花でもなかったヒマワリが、この冬ばかりはいとおしい次第です。
群馬県議会中継 ※以下を開いて、議員名や会期名で検索してください
http://www.gunma-pref.stream.jfit.co.jp/
昨日もお伝えしたように、読売と毎日新聞は昨日8日付け、朝日新聞は本日9日付の記事。また、東京新聞は逆に7日夜のことを軸に本日9日にまとめて。
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【2010年12月08日(水) 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101208-OYT8T00097.htm
八ッ場ダム 知事と民主系県議が応酬
県議会 互いに政府批判、議場わかせる
【2010年12月08日(水) 毎日新聞群馬版】http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101208ddlk10010123000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:中止なら提訴し、撤回求める姿勢--知事
【2010年12月09日(木) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012090001
知事「検証で中止なら撤回求め裁判に」
【2010年12月09日(木) 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101209/CK2010120902000080.html
八ッ場・意見交換会 国交相要請断る 長野原町長正式に文書「当面応えられず」
...........................
さて、またも本日のわが愛する「元気な自然界」のスナップは、一昨日登場のヒマワリ達に再登場。
1枚は昨日の寒さに凍てつき一面真っ白の畑で、今日もめげずに咲いているヒマワリのアップ。
実は前日の夕方、ある花のつぼみの中に赤いテントウ虫が2匹憩っていたのでした。で、翌朝、カメラをもって駆けつけたのでしたが、最早どこをさが゜してもいなかったので、でもと写したのでしたっけ。
もう1枚は、10月中頃より、「さすがにもたないだろうな」と思っては数日間、花の咲いたのは切って、わが家いで保管し、あれこれに活用してきたのでした。この数50本くらい。数日前に、水を吸い上げずダメになったのを仕方なく処分せざるを得なくなりました。
その中から、先月末に切り取ったまだ元気なものを玄関先の大振りのカメに活けました。(活けたというより投げ込んだのですけれど)、白いのは10月初旬から咲きはじめ、今が真っ盛りのユッカ蘭の花。
人間と同じように、一木一草といえども、運命があるものと、しみじみかみしめています。
もし、10月中頃、老婆心から保護しなければ、今頃、真っ先に咲いた優等生たちは畑で堂々と咲き誇っていたてくれたはずなのでした。でも、ベテラン農家の断言をも覆す、暖冬がここまで続くとは思いませんでした。
なまじ、切り取られたために生きられず、廃棄されるものと、たまたま発育不良で眼こぼしされ、そのまま畑で冬日を受けて咲いていられるヒマワリとの運命の差。
昨日は忘れてはならない真珠湾攻撃の12月8日。
前橋空襲の生き証人的な現在90歳の元女教師の、確かな記憶力によっ手語られた文京町付近の綿密なお話や、沖縄戦のビデオを観る機会があったゆえに、本当に助かった方たちとの運命の縮図をこのヒマワリの上にも感じます。
でも、戦争が天皇制国家と軍部によってなされたのなら、ヒマワリ達の運命を左右した張本人は、誰あろうかこの私。
日頃さして、好きな花でもなかったヒマワリが、この冬ばかりはいとおしい次第です。
2010年12月08日
受入れ拒否を報じる、本日の報道一覧
一夜、開けた本日の報道記事一覧を、何の私情も加えず、ご案内します。
この日の昼には、県議会での一般質問において、大バトルがあって、毎日新聞、読売新聞などでは並列して掲載してありますが、それは明日の欄にまとめてお届けします。
今回は、7日夜の現地回答にしぼります。
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【2010年12月08日(水) 毎日新聞群馬版】 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101208ddlk10010120000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:5地区住民、国交相と意見交換見送り
◇長野原町長との協議で「時期尚早」
八ッ場ダム問題を巡り、馬淵澄夫国土交通相から地元住民との意見交換会を年内にも開催することを求めた文書が長野原町に届き、高山欣也町長は7日夜、水没地区の関係5地区の代表らと町役場で対応を協議した。高山町長によると、住民らは「時期尚早」として交換会の見送りを決めた。馬淵国交相が中止方針を棚上げしたものの、与党内で意見が食い違っており、住民に大きな不信感を招いていることが見送りの主な要因という。
開催を求める文書は今月初旬に届いた。協議は午後7時半に始まり、約1時間半行われた。高山町長によると、住民側から「既に今年1月に開かれた前原誠司前国交相との意見交換会で意見を述べている」「馬淵国交相は中止方針を棚上げしたが実質は何も変わっていない」「国の誠意が見えない」などの批判が相次ぎ、見送りが決まったという。協議の後、高山町長は「永久に会わないというわけではない。時期尚早ということだ」と話した。
国交相と地元住民との意見交換会を巡っては、前原前国交相と住民との意見交換会が今年1月に開かれたものの、中止を前提とする前原前国交相と、建設を求める住民との話し合いは平行線に終わっていた。
その後、意見の交換は行われなかったが、馬淵国交相が11月6日にダム建設予定地の視察で同町を訪問。中止方針を棚上げしたことで高山町長が意見交換会に前向きな姿勢を見せていた。【鳥井真平】
【2010年12月08日(水) 読売新聞群馬版】 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101208-OYT8T00096.htm
八ッ場意見交換拒否 国、民主党に不信感強く
「中止方針変わっていない」
【2010年12月08日(水) 朝日新聞群馬版】 http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012080001
国交相からの対話要請、地元側は拒否
【2010年12月08日(水) 東京新聞群馬版】http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101208/CK2010120802000076.html
馬淵国交相 年内の住民交換会打診 八ッ場ダムで長野原町側に
..............................
本日の「元気な自然界」の主人公は、やはり本欄で夏の終わりに御紹介した、あの芭蕉に実ったバナナ達です。
どんどん増えてきて、あちこちの茂みに現在、6個ほど、こんなのがあります。
写真のは成長の度合いとしては上から2~3番目のものです。最も早いのは、この固まったバナナの房が、間隔をもって開いてきて、それぞれが独立し始めています。幾つか撮ったスナップ中、これでも割と鮮明にとれたので選びました。
このバナナが実際に実るほどの異常気象は困るのですが、ここまで育ったのに……と複雑な思いです。
この日の昼には、県議会での一般質問において、大バトルがあって、毎日新聞、読売新聞などでは並列して掲載してありますが、それは明日の欄にまとめてお届けします。
今回は、7日夜の現地回答にしぼります。
////////////////////////////
【2010年12月08日(水) 毎日新聞群馬版】 http://mainichi.jp/area/gunma/news/20101208ddlk10010120000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:5地区住民、国交相と意見交換見送り
◇長野原町長との協議で「時期尚早」
八ッ場ダム問題を巡り、馬淵澄夫国土交通相から地元住民との意見交換会を年内にも開催することを求めた文書が長野原町に届き、高山欣也町長は7日夜、水没地区の関係5地区の代表らと町役場で対応を協議した。高山町長によると、住民らは「時期尚早」として交換会の見送りを決めた。馬淵国交相が中止方針を棚上げしたものの、与党内で意見が食い違っており、住民に大きな不信感を招いていることが見送りの主な要因という。
開催を求める文書は今月初旬に届いた。協議は午後7時半に始まり、約1時間半行われた。高山町長によると、住民側から「既に今年1月に開かれた前原誠司前国交相との意見交換会で意見を述べている」「馬淵国交相は中止方針を棚上げしたが実質は何も変わっていない」「国の誠意が見えない」などの批判が相次ぎ、見送りが決まったという。協議の後、高山町長は「永久に会わないというわけではない。時期尚早ということだ」と話した。
国交相と地元住民との意見交換会を巡っては、前原前国交相と住民との意見交換会が今年1月に開かれたものの、中止を前提とする前原前国交相と、建設を求める住民との話し合いは平行線に終わっていた。
その後、意見の交換は行われなかったが、馬淵国交相が11月6日にダム建設予定地の視察で同町を訪問。中止方針を棚上げしたことで高山町長が意見交換会に前向きな姿勢を見せていた。【鳥井真平】
【2010年12月08日(水) 読売新聞群馬版】 http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101208-OYT8T00096.htm
八ッ場意見交換拒否 国、民主党に不信感強く
「中止方針変わっていない」
【2010年12月08日(水) 朝日新聞群馬版】 http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012080001
国交相からの対話要請、地元側は拒否
【2010年12月08日(水) 東京新聞群馬版】http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101208/CK2010120802000076.html
馬淵国交相 年内の住民交換会打診 八ッ場ダムで長野原町側に
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本日の「元気な自然界」の主人公は、やはり本欄で夏の終わりに御紹介した、あの芭蕉に実ったバナナ達です。
どんどん増えてきて、あちこちの茂みに現在、6個ほど、こんなのがあります。
写真のは成長の度合いとしては上から2~3番目のものです。最も早いのは、この固まったバナナの房が、間隔をもって開いてきて、それぞれが独立し始めています。幾つか撮ったスナップ中、これでも割と鮮明にとれたので選びました。
このバナナが実際に実るほどの異常気象は困るのですが、ここまで育ったのに……と複雑な思いです。
2010年12月07日
大臣要望の年内会談、地元代表団、応ぜず
本日の上毛新聞に、馬淵国交相が住民対話を打診している旨の記事がありましたので、またも手打ちで、以下に掲げました。馬淵国交相は「早ければ12日にでも」との要望であった旨が、記されています。
地元の意見は「年内はムリ」「馬淵さんは副大臣の時に来ているから、地元の意見は知っているはず」などの理由にて流したようです。
結果の正式コメントや詳細は、高山町長が記者会見したそうですので、明日の報道をお待ちください。
しかし、確かにこれまでに2度訪れはしているものの、馬淵大臣が会ったのは、推進派の役員クラスのみ。
今回はもっと広範な意見を聴きたかったでしょうに、また想定されていたでしょうに…… 残念です。
推進派の役員達が、ご自分たちの範疇で全てを仕切り、決める。
この“長野原町特有の論理”は、有識者会議→「検討」の場→ダム建設決定に一直線、の構図と相似形で怖いものがありますね。
さて、どうやら下記の報道は上毛新聞のスクープのようです。聞くところによると、昨晩、現地では会議が開催されていて、そこに上毛新聞さんも同席。今般の緊急会議の連絡は、その直前の昨日夕方に゜招集通知が届いたらしいので、どなたかからかキゃッチしたのでしょう
らの情報は上毛新聞
なお、公印の押された国交省からの正式文書はまだ未到着とかで、公印のないものとか。
でも、これって、前政権時代からの国交省のお得意技ではなかったでしょうか?
水没住民への約束事の文書にも、たびたび公印無しだったことを、久々に思い出した次第。
//////////////////////
【2010年12月7日 上毛新聞一面中段】八ッ場で国交相 住民との会談打診
年内に意見交換 地元 きょう対応協議
八ッ場ダム問題で、馬淵澄夫国土交通相が長野原町に対し、水没地区の住民らと意見交換会の年内開催を打診したことが6日、関係者の話で分かった。住民側は7日にダム水没関係者5地区連合対策委員会(萩原昭朗委員長)の代表者らによる緊急会合を開き、対応を協議する。住民側が応じれば、前原誠司前国交相時代に中止表明後初めて開かれた1月の意見交換会以来、2回目となる。
関係者によると、早ければ12日にも住民との意見交換を希望する馬淵氏名義の文書が6日に届いた。ダム問題の長期化で疲弊が目立つ地元の生活再建支援などについて、直接意見を交わすのが目的とみられている。
意見交換をめぐっては馬淵氏が先月6日、就任後初めて現地を訪れ、「今後は中止の方向性という言葉は使わない」と中止前提方針を事実上撤回。これを受け、高山欣也町長が「文書で要請してほしい」と前向きな姿勢を示していた。
住民の間では「会っても仕方ない」との考えがある一方、「大臣が変わって状況が以前より前進している。住民の意見や切実な状況を直接伝えることも必要だ」との声も強まっている。
さて、本日もようやく例年通りの冬に突入の感の野に咲いている、ちょっぴり季節はずれの花の類いを。
まず最初は、庭先の陽だまりに咲いているスミレ。添えたのは、(当方に一生縁のない名前の)ブライダルベール、しかも花ではなく葉っぱのみ。
しかし、地味なので明るく、コスモスたちの今年最後の輝きも添えます。全て、種まきが遅れた当方に非りなのですが、冬のコスモスもまた一興。華やぎを添えるという役目柄、ちゃんとあり。
地元の意見は「年内はムリ」「馬淵さんは副大臣の時に来ているから、地元の意見は知っているはず」などの理由にて流したようです。
結果の正式コメントや詳細は、高山町長が記者会見したそうですので、明日の報道をお待ちください。
しかし、確かにこれまでに2度訪れはしているものの、馬淵大臣が会ったのは、推進派の役員クラスのみ。
今回はもっと広範な意見を聴きたかったでしょうに、また想定されていたでしょうに…… 残念です。
推進派の役員達が、ご自分たちの範疇で全てを仕切り、決める。
この“長野原町特有の論理”は、有識者会議→「検討」の場→ダム建設決定に一直線、の構図と相似形で怖いものがありますね。
さて、どうやら下記の報道は上毛新聞のスクープのようです。聞くところによると、昨晩、現地では会議が開催されていて、そこに上毛新聞さんも同席。今般の緊急会議の連絡は、その直前の昨日夕方に゜招集通知が届いたらしいので、どなたかからかキゃッチしたのでしょう
らの情報は上毛新聞
なお、公印の押された国交省からの正式文書はまだ未到着とかで、公印のないものとか。
でも、これって、前政権時代からの国交省のお得意技ではなかったでしょうか?
水没住民への約束事の文書にも、たびたび公印無しだったことを、久々に思い出した次第。
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【2010年12月7日 上毛新聞一面中段】八ッ場で国交相 住民との会談打診
年内に意見交換 地元 きょう対応協議
八ッ場ダム問題で、馬淵澄夫国土交通相が長野原町に対し、水没地区の住民らと意見交換会の年内開催を打診したことが6日、関係者の話で分かった。住民側は7日にダム水没関係者5地区連合対策委員会(萩原昭朗委員長)の代表者らによる緊急会合を開き、対応を協議する。住民側が応じれば、前原誠司前国交相時代に中止表明後初めて開かれた1月の意見交換会以来、2回目となる。
関係者によると、早ければ12日にも住民との意見交換を希望する馬淵氏名義の文書が6日に届いた。ダム問題の長期化で疲弊が目立つ地元の生活再建支援などについて、直接意見を交わすのが目的とみられている。
意見交換をめぐっては馬淵氏が先月6日、就任後初めて現地を訪れ、「今後は中止の方向性という言葉は使わない」と中止前提方針を事実上撤回。これを受け、高山欣也町長が「文書で要請してほしい」と前向きな姿勢を示していた。
住民の間では「会っても仕方ない」との考えがある一方、「大臣が変わって状況が以前より前進している。住民の意見や切実な状況を直接伝えることも必要だ」との声も強まっている。
さて、本日もようやく例年通りの冬に突入の感の野に咲いている、ちょっぴり季節はずれの花の類いを。
まず最初は、庭先の陽だまりに咲いているスミレ。添えたのは、(当方に一生縁のない名前の)ブライダルベール、しかも花ではなく葉っぱのみ。
しかし、地味なので明るく、コスモスたちの今年最後の輝きも添えます。全て、種まきが遅れた当方に非りなのですが、冬のコスモスもまた一興。華やぎを添えるという役目柄、ちゃんとあり。
2010年12月06日
「ぐんま広報」の大沢知事談話あり
わが群馬県が毎月一回発行している県報の「ぐんま広報 2010 12月号」(№259 発行:県庁広報課 毎月第1日曜日発行)の7面に「知事コラム」という欄があります。
今回、5日の日曜日に新聞折り込みで配達された広報の「知事コラム」は八ッ場ダム問題ですので、転載してみます。
前は1日配布でしたが、最近は第1日曜日。こうした企画は小寺知事時代から続いていますが、スペースが拡大されてます。紙面一新はもちろん、何もかも小寺県政払しょく傾向の中で、ここだけは廃止することのない必要不可欠の欄のようです。
写真もあるのですが、背後の場面から推測して去る11/6のもののようです。
まだ、公式ホームページにアップされていなく、また前欄にも載っていないので、仕方なく手打ちしたのです。
ところが、ようやく打ちあげて仕上げの段階で、うっかりミス。全文クリアしてしまったのです。
というのは、どうでも良かったのに、打っていて、大沢知事の沢の文字が「澤」だったことにはじめて気がついて、表題を直そうとしてした後、どういうわけか消えてしまったのです。悔しいから今回は新漢字のままで……、
二度目を打つ気持ちも起きず、しばしそのままに。アァ~ こまめに保存しておけば良かった。最近は、極力、気をつけてきてきたのでしたけれど……
しかし、2度目をうってみると、こんな短文で脱語などが2カ所もみつかった次第。
気分直しに、何らの関係もないのですが、いよいよ冬に突入の中で、健気に咲いてくれている「冬のヒマワリ」の写真を大きく掲げます。太陽に向かって、スックリと立っています。
前に本欄で、ベテラン農家の方から「ムリだよ」と言われた、あのヒマワリたちです。
黄色は、“希望の色”です。
せめてもの接点は、「ダム中止」完遂への希望ということにありましょうか。
/////////////////
知事コラム
八ッ場ダム中止前提を撤回
【キャプション】ダム建設中止方針の撤回を求める大澤正明知事
昨年の政権交代直後、当時の前原誠司国土交通相は「八ッ場ダムは中止の方向を堅持し、予断なく検証していく」と表明しました。
地元の長野原町や東吾妻町の住民の皆さんはもとより、本県をはじめ関係する1都5県は、この発言に1年以上にわたり、翻弄されてきたのです。
11月6日に、後任の馬淵国交相が、就任後初めて現地を訪れ、湖面2号橋や代替地の整備状況を視察しました。その後、わたしや町長などとの会談の中で、馬淵国交相ばダム建設中止の前提を撤回するとともに、「来年の秋までに検証を終え、建設か中止かの判断を示す」と明言しました。
予想以上に歯切れのよい回答をいただき、ありがたかったと思っています。今後、生活再建に全力で取り組むと述べた国交相と、ダムあっての生活再建を長年主張してきた住民の皆さんとの協議に道がひらけたことは、大きな前進だと考えています。
今回、5日の日曜日に新聞折り込みで配達された広報の「知事コラム」は八ッ場ダム問題ですので、転載してみます。
前は1日配布でしたが、最近は第1日曜日。こうした企画は小寺知事時代から続いていますが、スペースが拡大されてます。紙面一新はもちろん、何もかも小寺県政払しょく傾向の中で、ここだけは廃止することのない必要不可欠の欄のようです。
写真もあるのですが、背後の場面から推測して去る11/6のもののようです。
まだ、公式ホームページにアップされていなく、また前欄にも載っていないので、仕方なく手打ちしたのです。
ところが、ようやく打ちあげて仕上げの段階で、うっかりミス。全文クリアしてしまったのです。
というのは、どうでも良かったのに、打っていて、大沢知事の沢の文字が「澤」だったことにはじめて気がついて、表題を直そうとしてした後、どういうわけか消えてしまったのです。悔しいから今回は新漢字のままで……、
二度目を打つ気持ちも起きず、しばしそのままに。アァ~ こまめに保存しておけば良かった。最近は、極力、気をつけてきてきたのでしたけれど……
しかし、2度目をうってみると、こんな短文で脱語などが2カ所もみつかった次第。
気分直しに、何らの関係もないのですが、いよいよ冬に突入の中で、健気に咲いてくれている「冬のヒマワリ」の写真を大きく掲げます。太陽に向かって、スックリと立っています。
前に本欄で、ベテラン農家の方から「ムリだよ」と言われた、あのヒマワリたちです。
黄色は、“希望の色”です。
せめてもの接点は、「ダム中止」完遂への希望ということにありましょうか。
/////////////////
知事コラム
八ッ場ダム中止前提を撤回
【キャプション】ダム建設中止方針の撤回を求める大澤正明知事
昨年の政権交代直後、当時の前原誠司国土交通相は「八ッ場ダムは中止の方向を堅持し、予断なく検証していく」と表明しました。
地元の長野原町や東吾妻町の住民の皆さんはもとより、本県をはじめ関係する1都5県は、この発言に1年以上にわたり、翻弄されてきたのです。
11月6日に、後任の馬淵国交相が、就任後初めて現地を訪れ、湖面2号橋や代替地の整備状況を視察しました。その後、わたしや町長などとの会談の中で、馬淵国交相ばダム建設中止の前提を撤回するとともに、「来年の秋までに検証を終え、建設か中止かの判断を示す」と明言しました。
予想以上に歯切れのよい回答をいただき、ありがたかったと思っています。今後、生活再建に全力で取り組むと述べた国交相と、ダムあっての生活再建を長年主張してきた住民の皆さんとの協議に道がひらけたことは、大きな前進だと考えています。
2010年12月05日
新聞報道による、八ッ場の今
6都県知事に囲まれて、陥落された? 持ち前のドライなポーカーフェイスなのか、その馬淵大臣の公式発言は注目されます。そして始まった代替地の補強工事など、昨日4日の県内版報道を転載させて戴きます。しかし、新聞社のスタンスによって、表現も複雑ですね。何も申しません。お読みください。
【2010年12月04日(土) 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101204/index.html
八ッ場ダム 概算要求額 明かさず 国交省、知事らに対し
国土交通省関東地方整備局は三日、大沢正明知事ら県幹部に、国の来年度予算への県関連事業の概算要求状況を説明した。本体工事が凍結状態の八ッ場(やんば)ダム(長野原町)については「建設の是非を検証中」として、水没対象地区住民の生活再建事業費の概算要求額も明らかにしなかった。 (中根政人)
同整備局は「検証作業を可能な限り見極めた上で、年末か(ダム事業の実施計画が決まる)年度末のいずれかの段階で予算額を確定する」とし、年末にも決まる来年度予算案に、生活再建の具体的な事業費が提示されない可能性もあると示唆した。
八ッ場ダム事業をめぐっては、昨年九月に前原誠司前国交相が建設中止方針を表明。このため国の本年度予算については昨年末の段階で、ダム本体工事の事業費は盛り込まれず、生活再建事業費約百五十四億円のみが盛り込まれていた。
ダム中止撤回を求める流域六都県は、本年度の治水・利水などの事業負担金の支払いを留保すると国に通告したが、馬淵澄夫国交相が十一月六日に「一切の予断を持たずに検証する」として、建設中止の前提を事実上撤回。六都県は二日、本年度の負担金八十八億円の支払いに応じることを明らかにしている。
【2010年12月04日(土) 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101204-OYT8T00132.htm
馬淵国交相「再検証は予断持たず迅速に」/八ッ場ダム
馬淵国土交通相は3日、閣議後の記者会見で、八ッ場ダムの負担金支払い留保問題の解決を受けて、「再検証は予断を持たず、(建設、中止)いずれの結果でも、迅速に物事を進めないといけない」と語り、建設の可能性を示唆した。利根川流域の6都県は、検証後にダム本体工事を早期に着工するよう求めており、負担金支払いを決断した6知事への配慮とみられる。
また、馬淵国交相は、6知事との会談について、「再検証の期限が来年秋だからと、漫然とやるのではないと申し上げた」と述べて、検証結果の「前倒し」を交渉材料にしたことを認めた。
【2010年12月04日(土) 毎日新聞群馬版】
/mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2010/12/04/20101204ddlk10010238000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:移転代替地、年度内に補強工事
八ッ場ダム問題を巡り、水没予定地の住民が移転する代替地の一部で土砂崩れの危険性が判明した問題で、国土交通省八ッ場ダム工事事務所は3日、補強工事に着手すると発表した。今年度内の完成を目指すという。
同事務所によると、補強工事を行うのは「川原湯地区打越代替地」の一部。約1万立方メートルの盛り土により、安全率は基準をクリアするという。
この問題を巡っては地盤の安全性を計算する際にデータを入力ミスした。再計算した結果、安全率の最低値が基準の1・0を下回る0・989となっていることが判明した。【鳥井真平】
【2010年12月04日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012040001
移転代替地 耐震工事に着手へ
【キャプション】耐震性に問題があった川原湯地区の移転代替地の斜面=11月、長野原町
八ツ場ダム(長野原町)建設に伴い、水没地区の住民らの移転先となる代替地の一部が震度6~7程度の大地震で崩落する恐れがある問題で、国土交通省は3日、対策工事に着手すると発表した。年度内に工事を終える予定。
対策工事が行われるのは、川原湯地区の打越代替地の一部で、70メートル超の高さに土を積み上げた斜面になっている。下部に、新たに土を盛ったり石を積んだりして耐震性を確保するという。
宅地造成等規制法は、盛り土の量や斜面の角度などを計算して耐震強度を確保するよう定めている。県が昨年2月、代替地を造成した国交省に計算結果などの情報提供を求め、国交省は今年8月に「問題なし」と回答し、県も9月に追認。その後、コンサルタント会社の再計算で誤りが発覚した。
一方、ダム計画の見直しを求めてきた市民団体「八ツ場あしたの会」などは、耐震性にかかわる代替地の地下水の調査が不十分だとして再調査を求めているが、国交省は応じていない。
【2010年12月04日(土) 東京新聞群馬版】
http://www.tokyo-np.co.jp/article/gunma/20101204/index.html
八ッ場ダム 概算要求額 明かさず 国交省、知事らに対し
国土交通省関東地方整備局は三日、大沢正明知事ら県幹部に、国の来年度予算への県関連事業の概算要求状況を説明した。本体工事が凍結状態の八ッ場(やんば)ダム(長野原町)については「建設の是非を検証中」として、水没対象地区住民の生活再建事業費の概算要求額も明らかにしなかった。 (中根政人)
同整備局は「検証作業を可能な限り見極めた上で、年末か(ダム事業の実施計画が決まる)年度末のいずれかの段階で予算額を確定する」とし、年末にも決まる来年度予算案に、生活再建の具体的な事業費が提示されない可能性もあると示唆した。
八ッ場ダム事業をめぐっては、昨年九月に前原誠司前国交相が建設中止方針を表明。このため国の本年度予算については昨年末の段階で、ダム本体工事の事業費は盛り込まれず、生活再建事業費約百五十四億円のみが盛り込まれていた。
ダム中止撤回を求める流域六都県は、本年度の治水・利水などの事業負担金の支払いを留保すると国に通告したが、馬淵澄夫国交相が十一月六日に「一切の予断を持たずに検証する」として、建設中止の前提を事実上撤回。六都県は二日、本年度の負担金八十八億円の支払いに応じることを明らかにしている。
【2010年12月04日(土) 読売新聞群馬版】
http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/gunma/news/20101204-OYT8T00132.htm
馬淵国交相「再検証は予断持たず迅速に」/八ッ場ダム
馬淵国土交通相は3日、閣議後の記者会見で、八ッ場ダムの負担金支払い留保問題の解決を受けて、「再検証は予断を持たず、(建設、中止)いずれの結果でも、迅速に物事を進めないといけない」と語り、建設の可能性を示唆した。利根川流域の6都県は、検証後にダム本体工事を早期に着工するよう求めており、負担金支払いを決断した6知事への配慮とみられる。
また、馬淵国交相は、6知事との会談について、「再検証の期限が来年秋だからと、漫然とやるのではないと申し上げた」と述べて、検証結果の「前倒し」を交渉材料にしたことを認めた。
【2010年12月04日(土) 毎日新聞群馬版】
/mainichi.jp/area/gunma/archive/news/2010/12/04/20101204ddlk10010238000c.html
八ッ場ダム・流転の行方:移転代替地、年度内に補強工事
八ッ場ダム問題を巡り、水没予定地の住民が移転する代替地の一部で土砂崩れの危険性が判明した問題で、国土交通省八ッ場ダム工事事務所は3日、補強工事に着手すると発表した。今年度内の完成を目指すという。
同事務所によると、補強工事を行うのは「川原湯地区打越代替地」の一部。約1万立方メートルの盛り土により、安全率は基準をクリアするという。
この問題を巡っては地盤の安全性を計算する際にデータを入力ミスした。再計算した結果、安全率の最低値が基準の1・0を下回る0・989となっていることが判明した。【鳥井真平】
【2010年12月04日(土) 朝日新聞群馬版】
http://mytown.asahi.com/gunma/news.php?k_id=10000581012040001
移転代替地 耐震工事に着手へ
【キャプション】耐震性に問題があった川原湯地区の移転代替地の斜面=11月、長野原町
八ツ場ダム(長野原町)建設に伴い、水没地区の住民らの移転先となる代替地の一部が震度6~7程度の大地震で崩落する恐れがある問題で、国土交通省は3日、対策工事に着手すると発表した。年度内に工事を終える予定。
対策工事が行われるのは、川原湯地区の打越代替地の一部で、70メートル超の高さに土を積み上げた斜面になっている。下部に、新たに土を盛ったり石を積んだりして耐震性を確保するという。
宅地造成等規制法は、盛り土の量や斜面の角度などを計算して耐震強度を確保するよう定めている。県が昨年2月、代替地を造成した国交省に計算結果などの情報提供を求め、国交省は今年8月に「問題なし」と回答し、県も9月に追認。その後、コンサルタント会社の再計算で誤りが発覚した。
一方、ダム計画の見直しを求めてきた市民団体「八ツ場あしたの会」などは、耐震性にかかわる代替地の地下水の調査が不十分だとして再調査を求めているが、国交省は応じていない。