2011年10月12日
前田大臣への誤解二つ その2
※雁ケ沢交差点の混雑は、全面的に右翼の嫌がらせでした。
大臣一行は別道で、そのための交通対策はなし。
さらに、本欄で何度も記していますように、住民対話のお気持ちはあっても、今回の設営では時間的にムリだったということです。事実、大臣に「ぶらりと川原湯温泉あたりを歩いてみたら」との助言を呈したとの情報もあるくらいです。
通常は長野原町~前橋市への所要時間2時間の中で、直接対話が行えてきたはずです。
帰途の時間は、前橋市から都内に帰る時間と、(仮に)軽井沢方面から帰るのとでは大差ないと思います。
問題は国交省の、あるいは群馬県のどこの機関が、こんな計画をしたかです。
なお、今回の最大の主眼点は、現地を知らなくては判断力のよすがとならず、一目現地を見ることにあったのでは」と、きわめて素直に推察しています。
ために、真実を語りたいとご連絡くだされた方たちへのアプローチは、今月はじめに「8日に決定」の報を聞いた時点で、日を追うにつれ、「それにしてもおかしい。でも、時間がなさすぎる」と観念。仕方なく、「今回はムリなようです」とお伝えしてきた次第です。
それゆえにか、短い時間でしたが、過去三回の大臣視察に参加できて、つぶさにその表情を拝見させていただいてまいりましたが、前田大臣の視察に一番真剣味を感じました。
本欄の写真の眼光をご覧ください。陽射しを手でよけられにがら、2号橋近くの工事現場を見下ろす高台の道端で真剣に現地を見つめています。
眼光の照りは、ご自分の目で確かめ、59年間の結末に決断せねばならない重責をになった、その責任感の発露と、お見受けいたしました。
このように、一国の大臣が、ほぼ事実無根の罵声をあびるのは、八ッ場ダム問題解決の汚点となることです。
こうして、「住民対話なし」をぶちあげておけば、嫌でも対話集会にもちこめるという、親心の三段論法かとは思いますが、
眼識力のあるマスコミの皆様方、、次回は、いたずらに「現地に15分間」のような、センセーショナルな観点で記される前に、その取材網を駆使なされて、なぜ、今般のような視察が生じたかにも言及なされて、ぺんの威力を示してくださいませんかしら。
現実に、去る26日、国交省大臣室前のロビーでの、一都五県知事、前田大臣の記者会見終了後、これまた、ふとひらめいて、25日現地全戸配布のチラシがありましたので、また戻って、ある職員さんのところに行って、「これを何かの折に、大臣にお渡し願えませんでしょうか。現地の生の声もありますので」と小さく折ってお願いしてみました。
素人の浅知恵のおばさん感覚でしたが、大臣をとりまく環境はそんな生やさしいのではありませんでした。
まず、職員さんは困惑。そして、「それではまず、河川局にお渡ししてみましょうか……」と弱り顔。河川局と聞いて、当方ピクリ。ダムを造りたい、そのメッカ的存在だくらいの知識があったので、すべてぶち壊し。あわてて、「止めときます」と奪い返した次第です。
後日、知ったところによれば、 来客といえどる、用件以外はいえないぴりぴりの空気だったらしいです。昔のお殿様への謁見のようらしいです。なお、上様がふんぞりかえっているわけでないことは、周知のことです。
したがって、一国の大臣といえども、もはや、政治ダムの代表格の八ッ場ダム問題はほと゜遠いところにあるわけです。
その意味で、本日の一枚は、26日20時過ぎの、国土交通省の闇の中の全景写真といたしました。会見はこの建物の6階で行われました。
Posted by やんばちゃん at 13:08│Comments(0)
│八ッ場だより