2014年08月17日
有害スラグ、新川原湯温泉駅鉄路沿いにもびっしり
ご覧ください。
一帯に有害スラグが、多量に使われています。
ここは、川原湯神社上の川原湯トンネル入口からみた、新川原湯温泉駅方向。
写真手前右側の下方はトンネル入口。ここから電車が地上に出たり入ったりする場所です。
この写真の奥の新駅舎が見えますでしょうか?
鉄路、両側にズラリ、びっしりと敷き詰められているのです。
その手前、鉄路の左右の空き地についての説明は、「今の時期にしては、雑草の生え具合が少ないでしょう」の説明をきいて、ビックリ。
鉄路左手の長ぼそい敷地は、なんとあるお宅の持ち物で、ここに移転する計画なのでしたから。思わず「〇〇さん家があそこに家建てるのよ」と叫んでしまいましたところ、「えぇ、あんなところに出る家があるん!」と参加者の方たちから、驚きの声が複数上がりました。
よほど、時間的には間に合わないだろうけれど、電話して所有者の方に、この識者の方の説明を直に聴いて欲しいと思ったものでした。
もちろん、解散後、真っ先にお知らせに上がり、「まだ、家造らなくてよかったね」と言いましたけれど……
実は、2月に問題が発覚した時点で、このお宅では心配で、町の説明会に臨んだところ、国交省から「安全性に問題なし。既定以内の使用量」と言われてきていたと以前に聴いておりました。でも、今回はこんないい加減な説明では許されません。
国・県・町・業者・企業とも、一帯なのですから。
いつの間にか、この敷地にまで歩いていかれていた、(以前、ご覧になられていたらしい)参加者の方が戻ってみえて、おっしゃることには、「擁壁際にはびっしりあったけれど、今はその上に土をかけてある」とおっしゃていられました。こういう小手先の処理で済むほど、単純な問題ではありえないことは、科学にうとい素人でも判断できます。
示されている指先の下の白い石のようなものが、有害スラグを含む鉄鋼です。黒褐色の斑点がでています。初めて接する私でも、次第に目が慣れてきまして見つけられます。
素手でつかんでしまいましたら、「キケンですよ」と慌てて、ビニール手袋を渡されたものでした。
写真は、調査中の専門家と市民グループ。
鉄鋼ですから、ハンマーでたたいても割れません。割られた断面は、黒い。鉄鋼そのものでした。
そして、掘った周辺の土に、フェノールフタレインという試液をかけますと、毒々しい蘇芳色の斑点が現われ出し、徐々に大きくなっていくのでした。強アルカリ性の証拠で、PH12くらいあるそうです。
この写真では、よくわからないかもしれませんが、手前がほの赤く感じられませんか? 最初はポツンとした点なのですが、それが広がってゐマーク様は今でも目に浮かび、それはそれは不気味な現象と色あいでした。
新たな鉱害問題の到来に身震いを覚えました。