2014年04月07日
哀れなり、八ッ場のクレソン。流れる水は死んでいる
かつては瑞々しかったクレソンの群落でした。
ところが、この褐色のたまり水をごらんください。
いくら、クレソン積みが大好きな私でも、さすがに採る気にはなれませんでした。八ッ場にはクレソンはないと思い込んでいた矢先、土地の方からようやく、この場所を伺って以来、四年目にしての放棄です。歩を進めて奥地の群落はチョロチョロ水ながら、まだ少しは水の流れがありましたので、イキイキ、つややかな濃いグリーン色を保ってはいましたが…… ガックリして帰ってきました。
前回の桜がお堀の水にうつしだされる場合、濁っていればいるほど、逆さ桜がより凄絶な輪郭を水面に映しだすようにも思われますが…… 大自然の中で、こういった大規模工事の余波に接するのは、哀しさが走ります。
思いたくもない、八ッ場ダム湖の色は、もっと複雑かつ不気味な複合水となることでしょうね。
Posted by やんばちゃん at 22:59│Comments(0)
│八ッ場だより