2011年08月07日
中和って、この先何年続くの? ヒ素は年間50㌧の湧出量
草津町・湯川の川面に鉄管を渡しただけの数年前の設備よりは、格段のスマートさにはなりましたが、それでも、初めてご覧になられる方は、虚をつかれる設備です。
そして、石灰と混合する前と後のツートンカラーの水流。
湯の湖へたどり着くまでに確かに中和はされますけれど、世紀の大発見は、今やヒ素混入の新たな問題を生みました。新たな発見には、新たな問題の生起がつきもののようです。
なんと、ある方の推定によれば、万代鉱などからの流入は年間50㌧。この10年間で500㌧ものヒ素の堆積があり、25億万人の致死量に相当するという。
写真は昨日の「平和集会 2011」と銘打たれ、「国策としての原発・ダム問題」の研修会にご参加の皆さん達です。原発じこのこの年に「国策としての」との着眼点は、企画なされた方の鋭敏な感性を想わせられます。
初めての参加者の方も多かったようでした。
以前、ご案内した方たちも「大滝の湯に行く時には、ここを通るけれど、説明を受けるまではこんな意味がある装置とは知らなかった」とおっしゃっていましたっけ。
この日も出た感想は、
①維持費だけで年間約10億円かけて(品木ダム水質管理所によれば、近年は内部努力による節約にて9億円を切るとの由)、この先未来永劫にやっていけるのかの?
②南牧村からトラック輸送される石灰って、亡くなることはないのか?
--現地のことに詳しい方たちによれば、ほとんど無尽蔵に近い埋蔵量があるとのことでした。
Posted by やんばちゃん at 21:52│Comments(0)
│八ッ場だより