2011年08月11日
人命もまた翻弄か… 簡単な、排水管工事は施されていた
微妙な訂正事項が生じてしまいましたので、ご報告いたします。
【下の写真は、8日昼頃よりK建設工業によってなされた応急処置 8日18時5分撮影】

去る9日付で、太字部分末尾にて「災害の原因は配管工事がされていなかったことにあると指摘されています」と記してしまいましたが、どうやらニュアンスが異なっていたようでしたので記させて戴きますす。
「仮工事的な措置はなされたけれど、想定外の大水に耐えられなかったヤワな装置だった」というのが事実のようです。
昨日10日、次の国交省見解が発表されました。
◇平成23年8月7日に発生した長野原町川原湯地区における雨水流出経路に関する調査結果
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/yanba_00000019.html
別紙・参考資料
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000042804.pdf
この説明に、「工事の有無」について、「おかしい」なとひらめき、「応急措置への思いこみ」に気づきました。
事実確認を八ッ場ダム工事事務所に再三問い合わせをしているのですが、担当者お二人はおルス。それ以外の方はわからずとのことでして、時間のみ経過して、今に至りました。
実は前にも記しましたが、9日の日も、公式見解を求めて問い合わせていたのでしたが、連絡を戴けず、昨日の公表をみて、求める必要条件は満たしたので、「まぁ、いいか。確かに忙しすぎるんだろうから」と思ってましたが、今度は必死です。
きちんとした訂正記事を書きたいと情報収集しているのですが、国交省も、電話を調べて直接問い合わせしている工事業者からも対応して戴けません。
仕方なく、元々は現地のDさんからの情報だった言質ですから、細部の確認で電話しているのですが、この方もルス。別の住民の方にも伺ってみることにしました。15時、何度電話してもやはりお留守だった情報通のEさんに、ようやく連絡が取れ、伺いますと「工事はしたけれど、簡単な工事だったんで、想定外の大水にダメだっんだと」とのことが判明致しました。
その理由は、もしダム湖完成の折には、打越沢の流路工は、はからずも今回の流出経路のように、まっすぐダム湖に注ぎこむ予定なのだそうです。
【上流からとった写真です。前方にみえる道路を土砂は流れました。ダム湖完成後は、この道筋をまっすぐ下るとのこと】
追記 この後、最初に語ってくださったDさんに19時半、やっと連絡がとれ、詳しく伺いましたら、あまりに細い管だっので、「工事をしてしていなかった」と表現したのだそうでした。
子供の頃から、打越沢の水量の激しさは知っているので、「あんな細い管で大丈夫かな」≒「工事なし」と思っていたそうでした。そして、実際、川原湯地区の皆さんは「しっかりとした本工事を」と願ってきたのだそうでした。
国交省側の資料によれば、直径30センチの排水管とのことですが……
同じくらいの黒い排水管が引きちぎられて寸断されていた光景が浮かびます。
もし、ダムを造るのならそれなりの工法もあったかもしれません。ダム中止なら…… さらにまた違った方法を考え直さねばならないとの判断もあり、ついつい工事も“手抜き”というより……「たぶ、大丈夫だろう」式の甘い判断だったようです。
ここで浮かび上がってくるのは、工事の多くや対策が「今秋までのダムを造るのか、止めるかにかかっていて、現段階では中ぶらりん」の状態にさらされてしまっているわけです。
そんな中で多年生活させられてきた、現地の方たちの痛みと怒りが伝わってきませんか?
【下の写真は、8日昼頃よりK建設工業によってなされた応急処置 8日18時5分撮影】
去る9日付で、太字部分末尾にて「災害の原因は配管工事がされていなかったことにあると指摘されています」と記してしまいましたが、どうやらニュアンスが異なっていたようでしたので記させて戴きますす。
「仮工事的な措置はなされたけれど、想定外の大水に耐えられなかったヤワな装置だった」というのが事実のようです。
昨日10日、次の国交省見解が発表されました。
◇平成23年8月7日に発生した長野原町川原湯地区における雨水流出経路に関する調査結果
http://www.ktr.mlit.go.jp/kisha/yanba_00000019.html
別紙・参考資料
http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000042804.pdf
この説明に、「工事の有無」について、「おかしい」なとひらめき、「応急措置への思いこみ」に気づきました。
事実確認を八ッ場ダム工事事務所に再三問い合わせをしているのですが、担当者お二人はおルス。それ以外の方はわからずとのことでして、時間のみ経過して、今に至りました。
実は前にも記しましたが、9日の日も、公式見解を求めて問い合わせていたのでしたが、連絡を戴けず、昨日の公表をみて、求める必要条件は満たしたので、「まぁ、いいか。確かに忙しすぎるんだろうから」と思ってましたが、今度は必死です。
きちんとした訂正記事を書きたいと情報収集しているのですが、国交省も、電話を調べて直接問い合わせしている工事業者からも対応して戴けません。
仕方なく、元々は現地のDさんからの情報だった言質ですから、細部の確認で電話しているのですが、この方もルス。別の住民の方にも伺ってみることにしました。15時、何度電話してもやはりお留守だった情報通のEさんに、ようやく連絡が取れ、伺いますと「工事はしたけれど、簡単な工事だったんで、想定外の大水にダメだっんだと」とのことが判明致しました。
その理由は、もしダム湖完成の折には、打越沢の流路工は、はからずも今回の流出経路のように、まっすぐダム湖に注ぎこむ予定なのだそうです。
【上流からとった写真です。前方にみえる道路を土砂は流れました。ダム湖完成後は、この道筋をまっすぐ下るとのこと】
追記 この後、最初に語ってくださったDさんに19時半、やっと連絡がとれ、詳しく伺いましたら、あまりに細い管だっので、「工事をしてしていなかった」と表現したのだそうでした。
子供の頃から、打越沢の水量の激しさは知っているので、「あんな細い管で大丈夫かな」≒「工事なし」と思っていたそうでした。そして、実際、川原湯地区の皆さんは「しっかりとした本工事を」と願ってきたのだそうでした。
国交省側の資料によれば、直径30センチの排水管とのことですが……
同じくらいの黒い排水管が引きちぎられて寸断されていた光景が浮かびます。
もし、ダムを造るのならそれなりの工法もあったかもしれません。ダム中止なら…… さらにまた違った方法を考え直さねばならないとの判断もあり、ついつい工事も“手抜き”というより……「たぶ、大丈夫だろう」式の甘い判断だったようです。
ここで浮かび上がってくるのは、工事の多くや対策が「今秋までのダムを造るのか、止めるかにかかっていて、現段階では中ぶらりん」の状態にさらされてしまっているわけです。
そんな中で多年生活させられてきた、現地の方たちの痛みと怒りが伝わってきませんか?
Posted by やんばちゃん at 17:40│Comments(1)
│八ッ場だより
この記事へのコメント
工事の多くや対策が「今秋までのダムを造るのか、止めるかにかかっていて、現段階では中ぶらりん」の状態にさらされてしまっている
これがすべてでしょう
結局自民党憎しで民主党を持ち上げるようなことをしても
何にもならなかったということをいい加減認めて
どちらにも退場願うのがまだましな選択です
これがすべてでしょう
結局自民党憎しで民主党を持ち上げるようなことをしても
何にもならなかったということをいい加減認めて
どちらにも退場願うのがまだましな選択です
Posted by 独裁者という意味では、北朝鮮にも似ている。崩壊すると言われながら崩壊しない。北の瀬戸際外交などは、「俺の顔を見たくなければこの法案を通せ」と言った菅さんに通じます。あるいは、発言が二転三転し、その度に周りが翻弄される。自分さえよければ国はどうなっても構わない、という姿勢は、「北朝鮮がなくなるくらいなら、世界がなくなったって構わない」と言ったとされる金正日に重なる。そして菅さんは「民主主義とは期間を区切った交代可能な独裁だ」と言い切るほど、独裁願望が強い。 at 2011年08月13日 22:38