2012年01月26日

いざ、いかん。 山は白雪、越えらりょか

 
いざ、いかん。 山は白雪、越えらりょか

 【吾妻渓谷・鹿飛び橋入り口の通行止標識】

 今日は八ッ場へいくつもりでおりました。
 しかも、雪の北軽井沢の山の中へ。で、国道沿いにてドッキングとのことになりました。

 しかし、いざ、出発近くなって、八ッ場のある方に電話して、怖気づいてしまいました。国道とはいえ、北軽井沢へのその道は既に凍てた道路との由。
 そういえば、何年か前、確か今月末か2月初めの厳寒期、長野原町が浅間高原で行う、祭り。
 確か「北軽井沢炎のまつり」。
 その日、土地の方に「今日の夜だよ」と聞いて、つい一年に一度のことゆえ、行くつもりになって出かけてみたものの、ほんのトバ口のあたりで、雪道に恐れをなして、退却したことを。
 湯かけまつりの日、雪原の中の打越代替地を撮ろうとして、川原湯神社のちょっと上までは良かったけれど、進めなくなった上になにやらキナくさい異臭が鼻をついて、立ち往生。降りてみれば、雪がタイヤと車体の間に詰まって動けなくなっていたのでした。 で、仕方なくバックでもどってきたのでした。
 あれは降り始めだから、まだ良かったけれど、今回は名うての凍てた道路。土地の方は止めるのもムリはない。

 表に出てみれば、近場の榛名の連山、みな雪に輝けり。
 遠く、雪の浅間山、本日は見えず。ということはふぶいている証拠。
 途端に、「行かねばならず。本日しか行ける日がないのだ」式の気力が、なえてしまいました。

 三波春夫の浪曲の「行かねばならぬ。行かねばならぬのだ」の男、「大利根無情」の平手造酒の浪花節的世界は、私にとって、雪道は適用ならず。

 止めてくださるな妙心殿
 落ちぶれ果てても平手は武士じゃ
 男の散り際だけは知っております
 行かねばならぬ そこをどいて下され
 行かねばならぬのだ

 で、潔く。断念。
 今は男・平手造酒ならず、女といえども、今は申せぬのですが、あることである方との約束ごとに、お断りの電話を。その方もむしろ、ほっとしたようで、「ああ、その方がいいよ。運動はまだまだ続くんだよ」とおっしゃってくださいました。さらに「少し疲れているだろう。身体やすめない」とまで。「はい、神経も疲れております」と素直に。
 
 「運動はまだまだ続くんだよ」といわれて、こちらも何やらほっとした次第。
 今度は明後日に迫っている、地域のボランティアでの必需品の購入のために走らせている車の中で、西の空のもやいて容を見せぬ浅間山を見やっては、かの前進座の「山椒大夫」の舞台の中で安寿が弟、厨子王を山椒大夫の屋敷から逃がす決意をする場面で歌う、挿入歌を大声で、自分なりのストーリィ性を抑揚をつけてがなりたてました。
  山は、白雪  越えらりょか
 これは当方の発明的オリジナルですので、音痴がわかりません。でも、まだ機会がなくて。実際に人前でうたったこは皆無なのです。

 本当に八ッ場ダム問題にも、超えねばならない山が幾つもあります。
 なにやら、疲れ果てて、閑話休題的にどんどんあらぬ方向にて、八ッ場ダム問題の本道をそれてしまって、迷路に突入の感です。お許しをこうとともにお休みなさい。



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Posted by やんばちゃん at 23:59│Comments(0)八ッ場だより
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