2012年02月24日

傍聴よりも流会を選んだ、石木ダム有識者会議

 今朝ほどは、あまりに低レベルのみのことを記しました。
 せめて、口直しに以下の記事を。
 
 22日の有識者会議の実態を写した、次の映像をご覧になってみてください。
 河川ムラのこんなくだらないことが今まで、明るみにでなかったのが不思議ですが、この国はもう、終りに近いですね。

 市民運動の皆さん、ご奮闘、本当に御苦労さまでした。
 とりわけ、日ごろは冷静で穏やかなSさんが、声を荒げて詰め寄っているのにびっくりしました。
 この方に、2008年5月の転流工の工事の時に、「抗議行動」と伝えた際に、「まだ、時期じゃない」と制せられたことがありましたので、灌漑ひとしおです。
 血の気の多い当方は、最近は特に「もう、八ッ場も何らかの実力行使をすべきだよ」と言ってまいりましたが、ようやく、ダム問題も怒りを発揮する時期に突入の感です。

 実際にわが八ッ場も、最後の有権者会議の時、御用学者たちによって、それでも、かなりの懸念意見もあったのでしたが、河川ムラの身勝手な掟によって、シャンシャンと「建設推進」にまとめられたのです。
 今朝の、みのもんたの番組の、沖縄の防衛庁天下り会社によって作られた豪華な環境影響評価書作成経費の84億円ではありませんが、国交省も配布資料だけはいっぱい。
 記者クラブ所属のマスコミの多くのおとなしい記者たちでさえも、「こんな分厚いものなんか持っていけるか」と捨てゼリフをはいてましたけれど、実際の審議過程の出来レースの審議過程と疑問はほととんど書かなかったので、表にでませんでした。
 なお、もったいながりやのどっかの誰かは、(配布資料はインターネットにアップされるそうですけれど)、後日の証拠に意地になって、小雨にぬれながら、ヨッタラヨッタラ抱えて、有楽町の駅まで歩いて、家まで持って帰ったのでした。あいにく入れる袋もなかったので、時折り落としながら、拾い集めては…… 
 先ほど、それらが片付けていると出てきて、腹が立ってきました。でも、かたちある紙なのですから捨てられないのです。 
 傍聴者が捨て置いていく、あの膨大な資料の廃棄処分の費用だけだってもったいないと憤慨する小市民です。

 午前の国会中継で、前田大臣、官僚のまとめた答弁をそつなく応えていましたが、本当にしっかりしてよと申し上げたい。こんな河川ムラの構図に丸めこまれた、お飾りものの大臣になり果ててしまって、いいのですかと。
 さて、もう腰あげないと。
 

/////////////////////////
  流会となった「今後の治水のあり方に関する有識者会議」動画(撮影:川原さん)
  http://www.youtube.com/watch?v=V-5OfmQEvFU&feature=youtu.be

 以下に説明がわりに添えましたのは、22日夜の水源連メールの遠藤さんのメール文の転載です。じっくりとご覧ください。
.....................
 皆さまへ。

 本日午後6時から国交省で行われる予定だった有識者会議は6時33分流会となりました。
これは、石木ダム現地から上京した岩下さんを始め水原連関係者の会議公開を求める行動に国交省・有識者会議側が対応で
きず今日の会議を流会としたものです。
以上速報です。

補足
会議室の出入り口には国交省職員がピケを張っていました。
「規則なので公開はできない。ご理解ください」と言うだけでした。
非公開の理由をたずねても答えなし。
押し問答が続きました。
会場内に着席した委員と座長に向けて、「会議を開いて公開するか否かを審議してください」とアピールしましたが、その
気配は全くなし。
大臣を除く政務三役が出席していたようですが、なすすべを持ち合わせていませんでした。
有識者会議は定員九名ですが、この日の出席者は七名でした。
その様子は23時からのTBS報道番組で報じられました。

石木ダム現地から上京した岩下さんがおられたので国交省は押し切ることができなかったのでしょう。
せめて公開実現まで、公開要求行動を続けたいと思います。
次回が分かり次第お知らせ致します。
そのときは是非とも皆さん、公開要求行動に参加をお願い致します。


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Posted by やんばちゃん at 13:47│Comments(0)八ッ場だより
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