2012年04月06日
八ッ場に、ワサビの名伯楽ありて
横壁のある女性の発案による、フレームの中のワサビです。
この大きなワサビの発見者は、なんと私。
遡る半年前の10/28付、本欄にて記した、ワサビの自生地の沢への入口の、その林の木々が伐採されてしまったことをお伝えしました。
その時に、近日中にブルドーザーでかきまわされるものと思って、小さなワサビ苗を2~3株、避難させたのでした。
帰途、代々ワサビ栽培をなされてきた女性宅で、そのうちの一本をおみせしたのでした。
折しも山裾に広がるワサビのフレームに植え付けをされていて、しっかりした苗をまだ必要とされていました。「それはいい苗だね」と、魅入られたのでした。で、差し上げてきたのでした。
そして、去る3/24、前回掲げたフキノトウやクレソンを、寒冷地横壁ではまだ出ておらず初物とのことに、これまた本場のかつては大量に出荷してこられたこのお宅に差し上げてきた次第なのでした。
ひとしきりのおしゃべりにピリオドを打ち辞去しかけると、お礼にワサビを下さると庭先の畑にもあるフレームに案内してくださいました。
不意に思いだし「ねぇ、アレどうなったろうねぇ」と聞いてみました。「それがね、とってもでっかくなってるよ、一番元気がいいんだよ」との想いもかけない答えが早春の寒さを突き破るように返ってきたものでした。
フレームの中に入って、 「これが、あの小さかった……」とそれはそれは感動もの。
ワサビは苗を植えかえて、約3年間で出荷できる大きさに成る由。この植えかえが決め手なのでしょうか?
苗の写真は撮ってないけれど、10センチにもみたない弱々しい小苗でしたよ。
それにしても、一目で苗の良しあしをみわけたこの先輩女性は、 思わず、「ワサビの名伯楽だ」と感じさせてもらいました。
Posted by やんばちゃん at 07:01│Comments(0)
│八ッ場だより