2012年12月18日
600カ所でアンカーゆるみ! 笹子下り線
地すべり地帯の八ッ場ダム建設予定地には、数多くのアンカーが打たれています。特に、移転した第一小学校の西側一帯、付替え国道145号線沿いの山側にズラーとうたれたアンカー群のものすごいこと。しかも酸性土壌による変質で、すでにコンクリート部分は茶色に変色し、壁面はゆがんでいるのですから、怖いことこの上なし。

【写真は、2010年2月18日川原畑にて】
以下の記事は、日経BP社による 「ケンプラッツ土木メール - 2012/12/18 http://kenplatz.jp/cons」に掲載されていた、笹子トンネル下り線における点検作業の結果を伝える記事です。
日経BP様、大事な警告記事ばかりですので、転載をさせて戴きますこと、お許しください。
アンカーボルトの緩み。人ごととは思えません。
八ッ場のアンカーも錆びたり、ゆるんだりすることでしょう。
さらに、末尾の関連記事の中には、「老朽化したコンクリートが撤去中に落下、1人が死亡」の記事も。
先々の日、八ッ場のいたる工事現場で起こりうる事態です。
【天井板崩落】600カ所でアンカーに緩み、笹子下り線
2012/12/17
天井板崩落 アンカーボルト 接着系あと施工アンカー 点検 国土交通省 トンネル 崩壊・破損 ひび割れ .
国土交通省は12月13日、中央自動車道の笹子トンネル下り線の吊り天井で670カ所の不具合が見つかり、そのうち約9割がアンカーボルトの緩みだったことを明らかにした。中日本高速道路会社によると、特定の場所に不具合が集中していたわけではなかった。
アンカーボルトをハンマーで叩いてずれが生じるかどうかで緩みを調べた。現場では、接着系あと施工アンカーが使われており、覆工コンクリートと接着剤の間、あるいはアンカーボルトと接着剤の間、どちらかの付着強度が落ちていたことになる。
下り線は、事故が発生した上り線と同じ吊り天井構造を持つ。上り線の崩落は、何らかの要因で接着剤が劣化して、接着系アンカーが抜け落ちたことが発端だった可能性が高まった。
【キャプション】
ハンマーで叩く打音検査の際に、アンカーボルトの緩みが発生した箇所。笹子トンネル下り線(写真:中日本高速道路会社)
ハンマーで叩いた際に、脱落したアンカーボルトは2カ所あった(写真:中日本高速道路会社)
笹子トンネル下り線の不具合は以下のとおり。アンカーボルトの脱落が2カ所、緩みが608カ所、腐食による断面欠損が22カ所、覆工コンクリートのアンカーをまたぐひび割れが19カ所、吊り金具のボルトの異状が10カ所、受け台ボルトの破損などが9カ所だ。
笹子トンネル下り線の劣化が全国でも突出
国交省は、事故現場と同様の方式で天井板を吊っているほかのトンネルの緊急点検結果も公表した。
笹子トンネル下り線を除く57本の点検済みトンネルのうち、14本のトンネルで不具合が確認された。しかし、不具合の箇所数は多くても十数カ所で、笹子トンネル下り線の不具合数が突出している。
ただし、今回の緊急点検は通常の打音検査や触診によるもので、コンクリートに埋まっている接着系あと施工アンカーの接着部の劣化度について、完全には点検できていない可能性がある。
■点検で見つかった不具合箇所数ーー詳細な一覧表がありますが、割愛
[関連記事]
▼【天井板崩落】連結構造が大事故を誘因か
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121205/594369/
▼【天井板崩落】ボルトに腐食みられず、東京側の崩落部
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121205/594353/
▼【天井板崩落】下り線の天井板1.1万枚をスピード撤去
http://nkkp.jp/a/cn/20121211/595149/
中日本高速道路会社は12月9日、3週間弱で中央自動車道の笹子トンネル下り線の天井板を撤去し、年内に開通させることを発表した。下り線を対面通行させて上下車線を確保する。
[関連記事]
▼【天井板崩落】吊り方式の付属物を総点検、国交省が指示
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121209/594909/
▼【天井板崩落】首都高では事故前から吊り天井撤去を計画
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121206/594609/
▼【天井板崩落】自治体にも12トンネル、笹子と同じ構造
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121206/594469/
▼開通50年目の関門トンネルを大改修、60日で8800枚の天井板を交換
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20081226/529239/
▼老朽化したコンクリートが撤去中に落下、1人が死亡
http://nkkp.jp/a/cn/20121213/595670/
福岡県朝倉市で12月8日午前11時5分ごろ、解体した橋脚のコンクリートをクレーンでつり上げている際に一部が割れて落下。40歳代の男性作業員が下敷きになる事故が発生した。別の作業員が男性を救出したものの、搬送先の病院で死亡が確認された。落下はコンクリートの老朽化が一因とみられる。
[関連記事]
▼700kgのコンクリート塊が落下、地下鉄が8時間不通に
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111014/553369/
▼旧銚子大橋の桁が撤去中落下、転倒防止材設置せず
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111024/553557/
▼岩盤の崩落で重機のオペレーター2人が死亡、富山の治山工事
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20100728/542583/
▼改正・技術士試験の読み方(1) 「択一式は容易」ではない
http://nkkp.jp/a/cn/20121212/595370/
技術士の試験が2013年度に大幅に改正される。第二次試験では必須科目に択一式が復活するほか、選択科目に課題解決能力を問う論文が加わる。さらに、技術的体験論文の廃止や口頭試験の見直しに伴って、業務経歴票の重みが増す。12月5日に公表された技術士第二次試験の実施大綱(案)を基に、まずは択一式試験について考えてみよう。
[関連記事]
▼改正・技術士試験の日程がほぼ確定、配点は見直しへ
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121206/594570/
▼技術士試験の合格率がやや上昇、筆記は河川が大幅増
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121029/589269/
▼11年度会計検査(12) 設計変更しても当初の設計で施工
http://nkkp.jp/a/cn/20121210/595032/
会計検査院は2011年度の決算検査報告で、農林水産省の補助事業で沖縄県が金武町に造った貯水池の設計ミスを指摘した。着工後に設計を変更して貯水池に管理用の通路を設けたが、設計変更に伴ってかさ上げした擁壁背後の盛り土の土圧を評価しなかった。
[関連記事]
▼10年度会計検査報告(6)設計変更せずに杭が腐食
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111209/555973/
▼【07年度会計検査報告】設計変更でこう配などを誤り法面が再び崩壊
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20081215/528882/
▼【06年度会計検査報告】設計変更後の応力を計算せず,許容値を満たさぬまま施工
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20071212/514227/
▼【06年度会計検査報告】洗掘に対処できない護岸構造に「設計変更」
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20071206/514019/
▼約2割で設計変更が認められず、土工協が調査
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20090512/532523/
▼トンネル補助金不正で工法変更に批判、沖縄県
http://nkkp.jp/a/cn/20121210/595009/
沖縄県が発注した識名トンネル工事の補助金不正受給問題で県監査委員は11月26日、県に対して、補助金の返還で被った損害を賠償させることも視野に入れて関係者を再調査し、13年5月末までに「必要な措置」を講じるよう勧告した。関係者とは、この工事を担当した県職員と、施工者の大成建設・仲本工業・内間土建JVだ。
[関連記事]
▼沖縄県で新たに5件の偽装契約が発覚、識名トンネル
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111226/556411/
▼地籍調査で1億5000万円を不正に受給、奥出雲町
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121030/589429/
▼職員のカンパで補助金を返還、鳥羽港公文書ねつ造
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121130/593769/
【写真は、2010年2月18日川原畑にて】
以下の記事は、日経BP社による 「ケンプラッツ土木メール - 2012/12/18 http://kenplatz.jp/cons」に掲載されていた、笹子トンネル下り線における点検作業の結果を伝える記事です。
日経BP様、大事な警告記事ばかりですので、転載をさせて戴きますこと、お許しください。
アンカーボルトの緩み。人ごととは思えません。
八ッ場のアンカーも錆びたり、ゆるんだりすることでしょう。
さらに、末尾の関連記事の中には、「老朽化したコンクリートが撤去中に落下、1人が死亡」の記事も。
先々の日、八ッ場のいたる工事現場で起こりうる事態です。
【天井板崩落】600カ所でアンカーに緩み、笹子下り線
2012/12/17
天井板崩落 アンカーボルト 接着系あと施工アンカー 点検 国土交通省 トンネル 崩壊・破損 ひび割れ .
国土交通省は12月13日、中央自動車道の笹子トンネル下り線の吊り天井で670カ所の不具合が見つかり、そのうち約9割がアンカーボルトの緩みだったことを明らかにした。中日本高速道路会社によると、特定の場所に不具合が集中していたわけではなかった。
アンカーボルトをハンマーで叩いてずれが生じるかどうかで緩みを調べた。現場では、接着系あと施工アンカーが使われており、覆工コンクリートと接着剤の間、あるいはアンカーボルトと接着剤の間、どちらかの付着強度が落ちていたことになる。
下り線は、事故が発生した上り線と同じ吊り天井構造を持つ。上り線の崩落は、何らかの要因で接着剤が劣化して、接着系アンカーが抜け落ちたことが発端だった可能性が高まった。
【キャプション】
ハンマーで叩く打音検査の際に、アンカーボルトの緩みが発生した箇所。笹子トンネル下り線(写真:中日本高速道路会社)
ハンマーで叩いた際に、脱落したアンカーボルトは2カ所あった(写真:中日本高速道路会社)
笹子トンネル下り線の不具合は以下のとおり。アンカーボルトの脱落が2カ所、緩みが608カ所、腐食による断面欠損が22カ所、覆工コンクリートのアンカーをまたぐひび割れが19カ所、吊り金具のボルトの異状が10カ所、受け台ボルトの破損などが9カ所だ。
笹子トンネル下り線の劣化が全国でも突出
国交省は、事故現場と同様の方式で天井板を吊っているほかのトンネルの緊急点検結果も公表した。
笹子トンネル下り線を除く57本の点検済みトンネルのうち、14本のトンネルで不具合が確認された。しかし、不具合の箇所数は多くても十数カ所で、笹子トンネル下り線の不具合数が突出している。
ただし、今回の緊急点検は通常の打音検査や触診によるもので、コンクリートに埋まっている接着系あと施工アンカーの接着部の劣化度について、完全には点検できていない可能性がある。
■点検で見つかった不具合箇所数ーー詳細な一覧表がありますが、割愛
[関連記事]
▼【天井板崩落】連結構造が大事故を誘因か
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121205/594369/
▼【天井板崩落】ボルトに腐食みられず、東京側の崩落部
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121205/594353/
▼【天井板崩落】下り線の天井板1.1万枚をスピード撤去
http://nkkp.jp/a/cn/20121211/595149/
中日本高速道路会社は12月9日、3週間弱で中央自動車道の笹子トンネル下り線の天井板を撤去し、年内に開通させることを発表した。下り線を対面通行させて上下車線を確保する。
[関連記事]
▼【天井板崩落】吊り方式の付属物を総点検、国交省が指示
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121209/594909/
▼【天井板崩落】首都高では事故前から吊り天井撤去を計画
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121206/594609/
▼【天井板崩落】自治体にも12トンネル、笹子と同じ構造
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121206/594469/
▼開通50年目の関門トンネルを大改修、60日で8800枚の天井板を交換
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20081226/529239/
▼老朽化したコンクリートが撤去中に落下、1人が死亡
http://nkkp.jp/a/cn/20121213/595670/
福岡県朝倉市で12月8日午前11時5分ごろ、解体した橋脚のコンクリートをクレーンでつり上げている際に一部が割れて落下。40歳代の男性作業員が下敷きになる事故が発生した。別の作業員が男性を救出したものの、搬送先の病院で死亡が確認された。落下はコンクリートの老朽化が一因とみられる。
[関連記事]
▼700kgのコンクリート塊が落下、地下鉄が8時間不通に
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111014/553369/
▼旧銚子大橋の桁が撤去中落下、転倒防止材設置せず
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111024/553557/
▼岩盤の崩落で重機のオペレーター2人が死亡、富山の治山工事
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20100728/542583/
▼改正・技術士試験の読み方(1) 「択一式は容易」ではない
http://nkkp.jp/a/cn/20121212/595370/
技術士の試験が2013年度に大幅に改正される。第二次試験では必須科目に択一式が復活するほか、選択科目に課題解決能力を問う論文が加わる。さらに、技術的体験論文の廃止や口頭試験の見直しに伴って、業務経歴票の重みが増す。12月5日に公表された技術士第二次試験の実施大綱(案)を基に、まずは択一式試験について考えてみよう。
[関連記事]
▼改正・技術士試験の日程がほぼ確定、配点は見直しへ
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121206/594570/
▼技術士試験の合格率がやや上昇、筆記は河川が大幅増
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121029/589269/
▼11年度会計検査(12) 設計変更しても当初の設計で施工
http://nkkp.jp/a/cn/20121210/595032/
会計検査院は2011年度の決算検査報告で、農林水産省の補助事業で沖縄県が金武町に造った貯水池の設計ミスを指摘した。着工後に設計を変更して貯水池に管理用の通路を設けたが、設計変更に伴ってかさ上げした擁壁背後の盛り土の土圧を評価しなかった。
[関連記事]
▼10年度会計検査報告(6)設計変更せずに杭が腐食
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111209/555973/
▼【07年度会計検査報告】設計変更でこう配などを誤り法面が再び崩壊
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20081215/528882/
▼【06年度会計検査報告】設計変更後の応力を計算せず,許容値を満たさぬまま施工
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20071212/514227/
▼【06年度会計検査報告】洗掘に対処できない護岸構造に「設計変更」
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20071206/514019/
▼約2割で設計変更が認められず、土工協が調査
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20090512/532523/
▼トンネル補助金不正で工法変更に批判、沖縄県
http://nkkp.jp/a/cn/20121210/595009/
沖縄県が発注した識名トンネル工事の補助金不正受給問題で県監査委員は11月26日、県に対して、補助金の返還で被った損害を賠償させることも視野に入れて関係者を再調査し、13年5月末までに「必要な措置」を講じるよう勧告した。関係者とは、この工事を担当した県職員と、施工者の大成建設・仲本工業・内間土建JVだ。
[関連記事]
▼沖縄県で新たに5件の偽装契約が発覚、識名トンネル
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20111226/556411/
▼地籍調査で1億5000万円を不正に受給、奥出雲町
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121030/589429/
▼職員のカンパで補助金を返還、鳥羽港公文書ねつ造
http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/const/news/20121130/593769/
Posted by やんばちゃん at 23:56│Comments(0)
│八ッ場だより