2013年11月06日
抗議もの!! 「吾妻渓谷は残ります」だって、冗談じゃない!
吾妻渓谷現存を願って、みんなで仕上げた完成作品をあらためて掲げます。
滝見橋から、下流を眺めるとコンクリートの四角形が吾妻川に突き出ています。 工事をするために、水を迂回させる転流工と呼ばれる8㍍四方のトンネル、約380㍍が国道とJR線沿いを下り、無小蓬莱の後ろに出ます。
つまり、ダム堤工事をするということは、吾妻川も含まれ、ダム堤より上は水没してしまうことに他なりません。
なのにです。
国交省=八ッ場ダム工事事務所→「道の駅」PRセンターでは、つぎのように平然と説明しているのです。
観光客→ 「吾妻渓谷はどうなるんでしょう?」
「道の駅」PRセンター職員→ 「はい、残ります」
確かにダム堤以下の流れは残ります。
けれど、最も訪れる人の多いハイライトの滝見橋は確実に沈みます。白糸の滝もなくなります。
しかも、ダム堤以下の吾妻川、鹿飛び橋のあたりの「八丁暗がり」の景勝地の水は、ダム湖にためられた変容した水であり、流れも調節されますので、死んだも同然の川筋となります。下久保ダムの清流・三波川が先例で、現在、藻に被われた川石を洗い、放流水を多く流すなどの対策が行われています。
ダム湖上流、長野原地区の水口近辺は、確実に淀みます。
好例は、品木ダムで中和された草津町湯川の温泉水が「湯の湖」に流れ込むあたりの川面の淀みと沈殿化した石灰などによる汚い景観です。
これで果たして「吾妻川は残ります」といえますでしょうか。
聴いた観光客は「残るんだとさ」と安心して帰られます。
正しくは、「ダム堤上流~長野原草津口駅の間の吾妻川は水没。ダム堤下流は、変容するが残る」と説明すべきです。
市民に対する詐術です。この冒涜行為に腹がたちませんか?
この会話を聴いていた、スタッフはもちろん、怒ってました。
抗議ものです。
Posted by やんばちゃん at 21:56│Comments(0)
│八ッ場だより