2014年12月11日

これで消防車が入れるか! もしもの時責任とれるか   国道封鎖措置その①上湯原

  
写真を観てください。
 土台が鉄製の、とりわけ重たい大きなガードレールです。
 道幅一杯、しかもこの小さな橋の両端にご丁寧にも2カ所も。
 罪人の幽閉でもあるまいし、この措置には気持ちが圧されて、心が折れてしまうのは当たり前です。
今夏には早くも収用法をちらつかせた国交省。この執拗な嫌がらせをする魂胆は、音をあげさせて一刻も早く転出させることにあろうことは、明らかなのですが……
 
これで消防車が入れるか! もしもの時責任とれるか    国道封鎖措置その①上湯原


 国道側から撮った次の写真の、橋の奥に屋根が見え隠れする屋根がTさん宅です。町の要職を多年に亘り務められてきた、大農家です。
 これで消防車が入れるか! もしもの時責任とれるか    国道封鎖措置その①上湯原
    
 これで、消防車が入れるか! 人道問題だぞ!!
 12月8日、県議会・産業土木常任委で、4軒の未移転者宅から旧国道への出入り口には、写真のような堅固な柵が設置されたことに関連して、「もしも緊急の際、救急車や消防車はどうに入るのか」との質問がだされました。
 こともあろうに、平然として県は「消防車には鍵を渡してある」との答えを繰り出したのでした。

 傍聴にて聞いた、あきれ果てたこの報告をすると、Tさんは、「鍵のかかっているのは上下入口の旧国道だけだ。そこから、門口までの鉄製のあの重たい柵は動かせるものではない」と言い、落胆の度を増されたものでした。

 もともとは国側がダムには適さない危険地帯への代替地造成が遅れていたことが原因なのでした。
 Tさんたちは県への陳情、国・県・町との閉鎖延期の話し合いましたが、ことごとく国と権の強固な態度に決裂させられたのでした。
 目の前の旧国道には出られず、上方の付替え国道に出るには約10倍の距離にもあたる細い急坂を上下しなければならなくなり、凍てつく冬場を迎え難儀しています。
 11月18日の145号の国道閉鎖以来、約20日間経た昨今、Tさんは精神的にもほとほと疲れ果て、農作業も出来ない状態に陥ったと口説かれています。

国家権力とは、ここまでの強権で、人権無視をするものなのでしょうか?
まさに、国策という名の犯罪行為です。



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Posted by やんばちゃん at 12:09│Comments(0)八ッ場だより
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