2016年03月11日

「工事名に偽りあり」その二 予期せぬ回答に驚きつつも疑問噴出す! 

「工事名に偽りあり」その二 予期せぬ回答に驚きつつも疑問噴出す! 


「工事名に偽りあり」その二 予期せぬ回答に驚きつつも疑問噴出す!  前回に続いて、同一撮影日に新・下田と称する場所でのもう一か所、やや下流で行われていたボーリング調査中の写真です。後方の橋は不動大橋(2号橋)です。


 



 ※文中、太字の部分が、国の驚くべき回答です!
 八ッ場ダム工事事務所とのやりとりを、本日午後、何はともあれ能う限り、正確に記す努力を致しました。長くなりますので10日午前0時50分のアップとは別掲にしました。
 9日午前10時45分過ぎ、先週末、八ッ場ダム工事事務所総務課に口頭でお伝えして以来、9日の2度目の電話にて、大別4項目について、ご担当のK副所長さんは大変お忙しい中、「鉄鋼スラグの掘削工事に間違いない」旨以下を、明快に答えてくださいました。筆者の表現力の及ばなさはありますが、その時のニュアンスが正確に伝わりますことを願います。
 なお派生し感じた疑問点は極力、その場でお伝えし、分中に※印にて記しました。質問時に即座に聴かなければ、後々になればとの思いもあり、心ならずも最後はやや執拗に迫らせて戴きましたこと、K様、ご寛容のほどをと申し上げます。
 
 「お久しぶりで~す」と申し上げますと、「メモは貰ってましたけれど、もう一回言ってください」とのことに、「じゃ、大事なお時間でしょうから端的に」と申し上げ、提出時に窓口の方に申し上げ確認後のものをブログに記したその画面を見ながら、「一」のみを読み上げ、区切ろうとしたとしたのでした。が、説明過剰の生来の性質に加え、(今にすれば失礼でしたが)たぶん、絶対に容易くは認めらてくださらないだろうとの思いこみが強く、下田工事用道路の新旧の場所も含まれていることを念押し策として、「二」も若干の説明とともに続けて申し上げた次第です。

  しかもなのです。質問に参考までに添えた記者発表と、これに先立つ、 2014年10月27日(月)記者発表の「鉄鋼スラグに関する調査の中間とりまとめについて」 http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000112011.pdfの二つの文書名には、河川課の担当者名として当時、課長補佐だったK副所長さんは、三人の担当者名のお一人として明記されていたのでした。
 私たちはその頃、関東地方整備局に確か4~5回に亘り、質問書を提出。対応してくだされたのは「調査全般」ご担当の企画部の、当初の2014年3月28日(金)記者発表「鉄鋼スラグを含む砕石の分析試験結果について」  ttp://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000101962.pdfにはAさん単独のお名前だったこともあり、Kさんの前職名に気が付いたのはつい最近なのでした。そこで、「ソウソウ」と申し添えさせて戴いた次第でした。
   2014年12月26日(金) 記者発表 「鉄鋼スラグに関する材料の分析試験結果について」
      http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000614913.pdf

  そこで、「一」と「二」をまとめて伺いました。
一、 「H27八ッ場ダム管内工事用道路補修工事」=スラグ撤去工事とみなしてよいか?
二、 今般の工事現場は、長野原町林地区の小字名、下田である。 昨年、公表された、「有害物質の含有量等が基準に定める基準
以下の二つに間違いないか。
H10下田残土置場整備工事(※上流 新下田)
H11下田仮設道路工事(※下流 旧下田)

 国交省:そこまでご存じなので(※一連の場所名のこと)、手っ取り早い。
      ハイ、そうです。二つの工事には、鉄鋼スラグが含まれていて、その掘削工事です。
 一瞬、電話口で快哉をあげるほどの良きせぬ回答で、うわずったまま、次に行きました。そして、最後にまた冒頭関連に戻って、「どこにそのことが記されているのか」について、以下のことを伺いました。
 疑問・追及点
   ※、「スラグ」の言葉は、「入札」関係計書類はどこにも記されていない。どこに記されているのか教えてください。
 ※、土木関係に疎い一市民が、どこかにないかと必死で探した、その経過を念のため、本当に無かったことを知って戴きたく記しておきます(もちろん、質問時には口に   してませんが)……
➀、 関東地方整備局の「入札情報」一覧を入手。
  (但し、入札日を過ぎたので、「入札公告はみられない」と、担当課から言われた)
②、以前、八ッ場ダム工事事務所内の「入札閲覧室」にはそのような綴りがあったことを思い出し、8日ようやく出かけ、書き写そうとしたが、どのファイルにもなし。
③、総務課に質問。やはり入札ズミなので、廊下に貼られた「入札公告」中にはなし。
④ ガックリして帰宅後の9日早朝、インターネット上での「入札公告」で検索を知る。凡そ、2時間半も要して検索した、「入札公告」にも明記されず。

 そこで、どこにスラグ掘削工事とあるのかと食い下がりましたら、入札参加業者への配布資料にはある由。
 では、どうすれば入手可能かと問い、やはり情報公開しかないのかと問う。
 その際、K副所長さんは、「そろそろ時間なので」と逃げ工上になられたので、必死で思わず「私は大変なビンボウ人なんです。ムダな情報公開はしたくないので、、資料名について名称を教えてください」とまで、迫った次第です。
 か細い声で、「その中だと思う」と言われ、これが最後の対応ととなられました。
 そこで、10日夜、関東地整に情報公開請求を郵送した次第です。但し、これが手間がかかるんですよね。


三、 関東地方整備局の発注ということは国の事業。
なぜ、私たちの税金を使うのか。 有害スラグなら、「土壌汚染対策法」等にて、「大同特殊鋼」や「佐藤建設工業」に負担させるべき。

国交省:この工事、撤去ですが、大同特殊鋼にお金を負担して戴くことになっています。
➡ (ソウナラ、よいのよ。いつも、そういう風に明快に応えて下されれば良いのに……)
  思わず舞いあがって、「今日の小宮さんは速いわぁ、ステキだわ」とまで、予期せぬ展開に軽口を叩いてしまいました。

舞いあがって、話を一端終わらせかけましたが、以下の疑問点が急浮上。そうそう、これをきかなくちゃ、あわや臥龍点睛をかくことになる
と閃く。
➡その具体的な方法は、どのような形でいつ公表されるのか?

国交省:全てを公表するものではない。(する必要なし的に聞こえた)

➡それ、おかしい。国民に公表して当然。
※だんだん逃げ腰になられるので、言質は戴けたのだから、まずまずの必要十分条件しは採ったとみなし、ひとまずのピリオドを打ちました。


④ 上記「有害リスト」中の他の場所、リスト外のスラグ露出箇所への対応は、今後どのようにしていくのか?
  ※先に示した場所の数値は、私の認識違いによると誤記でした。

国交省:……今、やれば、終わりです

➡ えぇ、何言ってるのよと、驚きの声をあげかけました。
確かに関東地方整備局に公表された箇所は、今回のような目にされない極秘裏にて処理されていたかも知れない。

 但し、リスト以外の表面に露出している処は、まだ一杯あるじゃない!と。知っている限りの場所をレッキしましたが、長くなるので割愛。項を改めます)、
「スラグ被害は年々大きくなり、消えないのよ」と叫びもしましたが、ひとまず引き下がりました。
➡ 最後に、利根川沿いにある。先々群馬県の汚染は、水を飲まされる下流都県民はどうするのか、大変な禍根を残す旨を伝えさせて戴きました。

 最後の最後は、冒頭の情報公開でとらなければならない、冊子スタイルらしい「入札公告」中の、「スラグ撤去」の事実を伝える明確な記述の在りかに戻り、それを伺いました。

 K副所長様、約20分ほどもお付き合いくだされまして、本当にありがとうご゜ざいました。どうぞ、懲りずにまた次回もよろしくお願い致します。


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Posted by やんばちゃん at 20:20│Comments(0)八ッ場だより
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