2016年03月25日

長野原町発表リスト、県と国のスラグ撤去の整理 その一

  
長野原町発表リスト、県と国のスラグ撤去の整理 その一

長野原町発表リスト、県と国のスラグ撤去の整理 その一本日も草花を。去る10日にアップしたのでしたが記事内容にそぐわないので削除。長野原町の花的なカタクりに比べますと何とも地味な花ですが、健気さに惹きつけられ削除しきれず、「下書き」欄を活かしてこの花を掲げます。今般の吾妻川沿いの工事用道路補修工事のずっと高台に、おそらく運び込まれた地褐色に近い乾いた土の中に咲いていたものです。結構、根が横に張ってました。左のように周囲にはかなり大きな涸れた葉がついてましたので念の為、もう一枚添えました。名前をご存じの方、お教えくださいませんか?
 
 それにしても、造成地のここに運ばれた土砂のなかから這い上がり生き残り、いずれは水底に沈む花です。
 なにやら、八ッ場ダムに徹底抗戦した世代はほぼ消え去り、国とその先兵となった一部有力者とが一丸になって、くりだしたあの手この手の甘言の前に、止むをえずとはいえ、ひざまづきひれ伏した軌跡と歴程。
 おみごととしか言いようのない権力の詐術に切り刻まれた上に、今度は有害スラグまみれのこの町を象徴しているようで、たかが野の花なれど、胸に突き刺さりきてなりません。

【群馬県の場合】

さて、おもわず長くなりました。つい、なぜ、こんなムダな自然破壊工事をと、]積年の無念さが噴き出てしまうのです。
本題に入ります。
先の長野原町のリストを再度、引きます。
長野原町発表リスト、県と国のスラグ撤去の整理 その一


 細かいことをまず。
 文中末尾の()内に「県が事業主体となっている工事については、基準値を超過する箇所はありません」と簡単に記されています。
 「撤去ズミ」とあれば、そのリストにたいする文言なのですから、理解できます。

 ですが、この記述では、「(県担の施工箇所のスラグ混入は)最初から皆無であった」としか、受け止められられませんでしたが、皆さまはいかがお感じになられたでしょうか?
 ちなみに、県は以下のサイトで、事実、有害スラグのあったことをちゃんと公表しています。
 【2014年1月26日 大同特殊鋼(株)への聞き取り調査の結果について(建設企画課)】
http://www.pref.gunma.jp/06/h8000236.html
【位置図】http://www.pref.gunma.jp/contents/000329764.pdf

  私はもちろん、「最初からなかった」と受け止めた次第です。
 で、長野原町さんへの問い合わせ時に、「あら、この記述、ひっかかりますねぇ。だって、二号橋下のピアの廻りは撤去したじゃない」と。
 この撤去の事実は、新聞報道もされてますし、私も県に電話し、疑問点を伺い本欄にも詳述しましたので。

  
 さて、この国側が検閲してOKを出したらしい上記の表2のリストには、何事も「泰平無事=キレイごと」にて、つつがなく事を処理しようとする、国家権力のあくことなき姿勢が、如実で、いかんなく発揮されています。
 これに対して、当事者である長野原町には当然とはいえ、当然でありますが、報告にも対応にも、温みと真実味があります。

 本日は、導入部だけで、何とも不本意ですが、外出とその準備に急かれて、中途半端のままですが……


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Posted by やんばちゃん at 09:19│Comments(0)八ッ場だより
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