2009年11月23日
湯の湖 、上流域の心躍るミニトリップ
22日実施した、品木中和工場→湯の湖→上流探索報告です。
まずは、初めての方もいたので、草津町の温泉街はずれの湯川筋に設置された品木ダム水質管理所の中和工場周辺を見学。前回の8日の日に同じく、日曜日なので中に入れません。
次に、湯の湖へ。
この道は湯の湖への最短コース。夏には歩いて通りました。
脱水工場の正面側にも足をのばしました、数年前からベルトコンベアーがとり外されています。
最も変わったのは、つい最近完成したらしい、浚渫船「草津」の定位置だった場所の岸壁を埋め立てて建物が建てられたことです。さる8日の日の案内役として行った時に面喰ったのでしたが、草津は湖の右手に新しい道路と船着き場を造って移動していました。
ここで、道を少々戻り、汚泥の乾燥場を二カ所持見て、三か所目の湖右手の高台へ。幸い休日だったので三か所とも中まで入りました。
さらに大沢川沿いにくだり、縦断して谷沢川筋に行こうと思いましたら、交通止め。大沢川の土色の黄土色の水は、水は透明なものと思い込んでいる眼には、衝撃的でした。防災ダムの絶壁から滔々と流れ落ちる水。橋下に観測所がありました。土地の方にお聞きすると、一時はこのあたりで石灰水を流し込んでいたようでしたが、現在は中止されているとのことでした。
仕方なく、谷沢川行きは最後にして、道なりに群馬鉄山へ。
ここは群馬鉄山の持主の日本鋼管の私有地で、現在は「奥草津休暇村」となっていて、宿泊施設などが整っています。
門をはいりかなり走ってから入場料210円を払います。採掘は1944(昭和19)年~1965(昭和40)年まで行われていた由。ここの鉄鉱石を運搬するために、突貫工事で進められたのが、現在の吾妻線であり、現在は廃止された大子線です。
管理事務所の前の道の小道を行きますと、その尽きた川筋の両岸が手掘の跡地「穴地獄」。生ぬるく湯気のたちこめた川の中には、ここにしかないという、ク゜リーンのチャツボミコケがびっしりと川面を覆っていて、おもわず、「ワァー」と歓声がもれる景観でした。パンフレットや写真で見るのとは大違いの感動ものでした。
源流は草津白根山から流れているとのことですが、足湯くらいはと思いもしましたが、それもぬるくてダメでした。ちなみに温度は25、6度くらいとのこと。
PH2.8位の強酸性の中に生息するコケなのでした。そのつやつやとしたコケが、赤や黄色の鉱石の断崖に映えて、一見に値する景観です。
最後に、湯の湖から草津市内にもどり、谷沢川上流の小道を観測所周辺を探索して帰途につきました。山間の木立を縫って走る谷沢川の流れを、落ちつくした木立越しに上から俯瞰するとまるで、黄土色の大蛇がのたくっているようでした。
大沢川と谷沢川は湯川の色よりも濃い目の黄土色に感じられました。湯川も石灰の投入時は白濁していましたが、湯の湖にそそぎこむ時には、同じく泥色なのです。そして、湯の湖の真ん中付近は、おなじみのエメラルドグリーン。
湖面は、ツートンカラーの色合いに彩られています。
ある意味で、雪に閉ざされる前の絶好の機会だったかも知れませんでした。
肝心の香草中和工場へは時間的に後日に。
(六合村パンフレットより)
群馬鉄山は草津温泉の北に隣接するようです。旧群馬鉄山の跡地、かって露天掘りをした窪地には幻想的な「穴地獄」の風景が広がる。ビロードの絨毯を敷きつめたように、湧き出る鉱泉の流れの中に美しいチャツボミコケが自生する。強酸性泉の飛沫を浴びながら生育するという珍しい苔で、
日本では草津・阿蘇山に自生する貴重な植物である。
まずは、初めての方もいたので、草津町の温泉街はずれの湯川筋に設置された品木ダム水質管理所の中和工場周辺を見学。前回の8日の日に同じく、日曜日なので中に入れません。
次に、湯の湖へ。
この道は湯の湖への最短コース。夏には歩いて通りました。
脱水工場の正面側にも足をのばしました、数年前からベルトコンベアーがとり外されています。
最も変わったのは、つい最近完成したらしい、浚渫船「草津」の定位置だった場所の岸壁を埋め立てて建物が建てられたことです。さる8日の日の案内役として行った時に面喰ったのでしたが、草津は湖の右手に新しい道路と船着き場を造って移動していました。
ここで、道を少々戻り、汚泥の乾燥場を二カ所持見て、三か所目の湖右手の高台へ。幸い休日だったので三か所とも中まで入りました。
さらに大沢川沿いにくだり、縦断して谷沢川筋に行こうと思いましたら、交通止め。大沢川の土色の黄土色の水は、水は透明なものと思い込んでいる眼には、衝撃的でした。防災ダムの絶壁から滔々と流れ落ちる水。橋下に観測所がありました。土地の方にお聞きすると、一時はこのあたりで石灰水を流し込んでいたようでしたが、現在は中止されているとのことでした。
仕方なく、谷沢川行きは最後にして、道なりに群馬鉄山へ。
ここは群馬鉄山の持主の日本鋼管の私有地で、現在は「奥草津休暇村」となっていて、宿泊施設などが整っています。
門をはいりかなり走ってから入場料210円を払います。採掘は1944(昭和19)年~1965(昭和40)年まで行われていた由。ここの鉄鉱石を運搬するために、突貫工事で進められたのが、現在の吾妻線であり、現在は廃止された大子線です。
管理事務所の前の道の小道を行きますと、その尽きた川筋の両岸が手掘の跡地「穴地獄」。生ぬるく湯気のたちこめた川の中には、ここにしかないという、ク゜リーンのチャツボミコケがびっしりと川面を覆っていて、おもわず、「ワァー」と歓声がもれる景観でした。パンフレットや写真で見るのとは大違いの感動ものでした。
源流は草津白根山から流れているとのことですが、足湯くらいはと思いもしましたが、それもぬるくてダメでした。ちなみに温度は25、6度くらいとのこと。
PH2.8位の強酸性の中に生息するコケなのでした。そのつやつやとしたコケが、赤や黄色の鉱石の断崖に映えて、一見に値する景観です。
最後に、湯の湖から草津市内にもどり、谷沢川上流の小道を観測所周辺を探索して帰途につきました。山間の木立を縫って走る谷沢川の流れを、落ちつくした木立越しに上から俯瞰するとまるで、黄土色の大蛇がのたくっているようでした。
大沢川と谷沢川は湯川の色よりも濃い目の黄土色に感じられました。湯川も石灰の投入時は白濁していましたが、湯の湖にそそぎこむ時には、同じく泥色なのです。そして、湯の湖の真ん中付近は、おなじみのエメラルドグリーン。
湖面は、ツートンカラーの色合いに彩られています。
ある意味で、雪に閉ざされる前の絶好の機会だったかも知れませんでした。
肝心の香草中和工場へは時間的に後日に。
(六合村パンフレットより)
群馬鉄山は草津温泉の北に隣接するようです。旧群馬鉄山の跡地、かって露天掘りをした窪地には幻想的な「穴地獄」の風景が広がる。ビロードの絨毯を敷きつめたように、湧き出る鉱泉の流れの中に美しいチャツボミコケが自生する。強酸性泉の飛沫を浴びながら生育するという珍しい苔で、
日本では草津・阿蘇山に自生する貴重な植物である。
Posted by やんばちゃん at 23:55│Comments(0)
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