2009年10月12日

コメント欄にこんなご意見が

10/9に記しました県議会・産経土木常任委員会の傍聴記
「お上の決定に逆らって?視察団などを次々とご手配中!」のコメント欄に
つぎのようなご意見が寄せられています。
 的を得ていて、喚起されるご意見ですので、ご本人の許可を得て、転載
させていただきます。

 皆様のご意見、お待ちいたしております。 

 八ツ場ダムを建設する目的は治水と利水だったはずです。そうだとしたら、現地とはその恩恵を被る地域であり、住民とはその恩恵を被る人々を言うはずです。
 視察すべき場所は氾濫するとされてきた地域、水不足になるとされてきた地域であり、意見を聞くべき住民はそういった方々でしょう。 
 しかし、現実の視察先はダム建設予定地に集中しています。
 治水利水の恩恵を被ることになっている埼玉県の県議会が、埼玉県内の視察をせず、埼玉県の地域住民の意見を聞かずに、現地視察と称して長野原を視察し、長野原の住民の意見をもって住民の意見という。 こんな滑稽なことはありません。
 これこそが、八ツ場ダムが治水利水という目的から逸脱し、建設する事自体が目的となされきた証拠でしょう。

 コメントの追加です。
 「関東地方整備局の幹部を議会に呼んでダムの必要性を聞く」とは、呆れます。
 県議会の皆さんついに狂ってしまったのでしょうか。 
 群馬県議会で議論すべきは、ダムによる治水・利水が群馬県にとって必要か否かでしょう。
 県としてそれが必要と判断していたから国の計画に参加していたはずです。国に聞かなければダムの必要性が解らないと言うことは、これまで、県としては必要性の有無など解らないけど国に言われるまま計画に参画し、だらだらと負担金を支払っていたと言うことです。





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Posted by やんばちゃん at 23:46│Comments(2)紹介
この記事へのコメント

地元民は必至に「被害者」を装い、民主前原氏を「無慈悲な独裁者」
のように事件を扱うメディアが目に付きますが、そもそも「30、40年も
の反対運動を破棄した転換点」や「ダム容認への転換理由」が不明
瞭です。
何十年もの反対運動を破棄したら、過去の苦労とやらを否定・無視し
ているのは、民主前原氏ではなく、地元民自身でしょう。

本体工事未着工でありながら、「7、8割完成してるのに」という嘘を
垂れ流す地元民&メディアの姑息な企みは激しく憤ります。

「必要性をでっち上げ、工事をでっちあげ、そしてその利害関係のあ
る企業からの選挙票を確保する」
そんな「でっち上げ」で成り立った、自民党政治のどす黒い態勢の
浄化を「八ツ場ダムの中止」を切欠に日本中に展開されることを望
みます。
Posted by t.kashita at 2009年10月18日 11:54

お便り、あのがとうございます。
 本当にご指摘の通りですよね。
〉反対運動を破棄した転換点  とされている1985年の生活再建案受け入れは、群馬県の仲介によるものですが、殺し文句の「ずり上がり方式」は、もはや、実現不可の状態にあり、ために他地区への転出に歯止めがかからなかつたのです。責任は前政権と群馬県にあります。
 なお現在、メディアに登場して、声高に「ダムを造れ」という方たちは、もともと推進派。でも、ご安心ください。八ッ場の地にも、背筋まっすぐに一貫してダム反対を貫いてきた方たちも少数ながらいらっしゃいます。この方たちは透徹した眼で、ことの推移をじっと見守っています。その目線に支えられ歩んでこられました。うれしい出会いと交流に感謝しています。今は、苦しいですが潮目は少しづつ変わってきていると思われます。ともにがんばりましょう! お力貸してくださいませ。
Posted by やんばちゃん at 2009年10月18日 23:43
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