2009年09月15日
交通整理しましょ!!
昨日、9/14(月)の朝日新聞の投書欄「声」欄に、私たち反対運動のお仲間、茨城の神原さんの投書が掲載されましたた。
「ダム中止」をめぐって、賛成・反対の対立意見に、何やら喧噪とした空気に覆われて、部分的にエスカレートしてしまう風潮の昨今です。
その最中、神原さんの次の投書は清涼剤にも似て、端的で交通整理役の感じがあります。
元原稿を神原さんから送信してもらいました。掲載本文は字数の関係で字詰などが施されていますが、文意は変わらないということです。
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【2009年9月14日(月) 朝日新聞 投書欄】
ダムと生活再建を切り離そう
9月8日の当欄に「八ッ場の民に国は責任を果たせ」との意見がありました。その通りだと思います。
しかし、少し整理してみませんか。
先ず、地元の人々はダムを求めているのでしょうか。
求めているのは、ダム計画以来50数年に亘ってボロボロにされてしまった「生活の再建」ではないのでしょうか。
何故なら、八ッ場ダムは治水も利水も下流都県のためのもので、地元には何の利便も無いからです。
次に、何故多くの人が地元を捨てざるを得なかったのでしょう。
それは代替地の造成がひどく遅れ、いまだにほんの一部しか完成していないのに加え、その分譲価格が高かったからです。 地元の疲弊は、これまでのダム政策に誘導されたものと見るべきでしょう。
新政権は、八ッ場ダムは治水も利水も必要のないものと判断し、民意を得ました。
その上で地元のために生活再建法案を整備し、全力を尽くすと明言しています。
従来のように、ダムの完成と生活再建を引換えにする“人質”のような政策から転換を約束しています。
八ッ場の民の悲劇を繰返さぬために、考えてみませんか。
「ダム中止」をめぐって、賛成・反対の対立意見に、何やら喧噪とした空気に覆われて、部分的にエスカレートしてしまう風潮の昨今です。
その最中、神原さんの次の投書は清涼剤にも似て、端的で交通整理役の感じがあります。
元原稿を神原さんから送信してもらいました。掲載本文は字数の関係で字詰などが施されていますが、文意は変わらないということです。
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【2009年9月14日(月) 朝日新聞 投書欄】
ダムと生活再建を切り離そう
9月8日の当欄に「八ッ場の民に国は責任を果たせ」との意見がありました。その通りだと思います。
しかし、少し整理してみませんか。
先ず、地元の人々はダムを求めているのでしょうか。
求めているのは、ダム計画以来50数年に亘ってボロボロにされてしまった「生活の再建」ではないのでしょうか。
何故なら、八ッ場ダムは治水も利水も下流都県のためのもので、地元には何の利便も無いからです。
次に、何故多くの人が地元を捨てざるを得なかったのでしょう。
それは代替地の造成がひどく遅れ、いまだにほんの一部しか完成していないのに加え、その分譲価格が高かったからです。 地元の疲弊は、これまでのダム政策に誘導されたものと見るべきでしょう。
新政権は、八ッ場ダムは治水も利水も必要のないものと判断し、民意を得ました。
その上で地元のために生活再建法案を整備し、全力を尽くすと明言しています。
従来のように、ダムの完成と生活再建を引換えにする“人質”のような政策から転換を約束しています。
八ッ場の民の悲劇を繰返さぬために、考えてみませんか。
Posted by やんばちゃん at 21:05│Comments(0)
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