2009年07月25日
あら、小寺前知事、八ッ場ダム反対派に?
政治の世界は、如何なる風にも変転自在極まりなく迷走するものであるということを実証してくれることが、ここ数日起きてます。
一昨日の23日、群馬県入りし、「八ッ場ダム中止」を掲げる民主党・岡田幹事長が前橋市内で、なんと小寺弘之前知事と会談。今回の選挙で民主党支持を働きかけ、ほぼその提案を受け入れる模様との報道がなされています。
ご存じのように小寺前知事は、旧自治省時代に中曽根派が群馬県庁入りさせ、企画課長を振り出しにその副知事時代に八ッ場ダムを仕上げた帳本人なのです。
そして、かの萩原昭朗補償交渉委員長やダム推進派要職との癒着ぶりのひどさでは知られている人物です。
ついこの間まで、知事として強力なダム推進を県議会の場で公言してきた、そのヒトではありませんか。
しかも、地元では、知事選出馬に至るまでには、推進派に“弱みと借り”があると、公然の秘密としてささやかれているのです。
こうなると、果たしてわが八ッ場は、本当に民主党のマニフェスト通りにストップを完遂できるものか、いぶかしくなってきませんか?
だって、政治の世界の一歩前は闇なのですから……
勝つためになりふり構わず一時的な妥協。結果的にそのつじつま合わせの調整とやらが恐ろしくなってきます。
...............................................
なお、本日25日の報道では、福田康夫前総理の選挙区・群馬4区に民主党新人候補として、元女性記者で、石田元労相の孫の、三宅雪子さん(44)の立候補が確定が報じられています。
これは、割れに割れて今選挙選の闘いにまで多大な影響が取りざたされていた民主党群馬県連のお家騒動の緩和策として
小沢一郎代表代行が浮上させた案です。
断固として出馬すると言ってきた、中島政希さんは、比例区に転出。なお、中島さんはかつて、石田元労相の秘書だったので「お孫さんなら」と納得。
でも、これも、“一種の世襲制”を帯びてますよねぇ。
一昨日の23日、群馬県入りし、「八ッ場ダム中止」を掲げる民主党・岡田幹事長が前橋市内で、なんと小寺弘之前知事と会談。今回の選挙で民主党支持を働きかけ、ほぼその提案を受け入れる模様との報道がなされています。
ご存じのように小寺前知事は、旧自治省時代に中曽根派が群馬県庁入りさせ、企画課長を振り出しにその副知事時代に八ッ場ダムを仕上げた帳本人なのです。
そして、かの萩原昭朗補償交渉委員長やダム推進派要職との癒着ぶりのひどさでは知られている人物です。
ついこの間まで、知事として強力なダム推進を県議会の場で公言してきた、そのヒトではありませんか。
しかも、地元では、知事選出馬に至るまでには、推進派に“弱みと借り”があると、公然の秘密としてささやかれているのです。
こうなると、果たしてわが八ッ場は、本当に民主党のマニフェスト通りにストップを完遂できるものか、いぶかしくなってきませんか?
だって、政治の世界の一歩前は闇なのですから……
勝つためになりふり構わず一時的な妥協。結果的にそのつじつま合わせの調整とやらが恐ろしくなってきます。
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なお、本日25日の報道では、福田康夫前総理の選挙区・群馬4区に民主党新人候補として、元女性記者で、石田元労相の孫の、三宅雪子さん(44)の立候補が確定が報じられています。
これは、割れに割れて今選挙選の闘いにまで多大な影響が取りざたされていた民主党群馬県連のお家騒動の緩和策として
小沢一郎代表代行が浮上させた案です。
断固として出馬すると言ってきた、中島政希さんは、比例区に転出。なお、中島さんはかつて、石田元労相の秘書だったので「お孫さんなら」と納得。
でも、これも、“一種の世襲制”を帯びてますよねぇ。
Posted by やんばちゃん at 08:09│Comments(2)
│紹介
この記事へのコメント
報道によると、昨日民主県連会長が、小寺弘之前知事と会談して、党公認推薦での参院選への立候補を要請したそうです。
その場で、
「ダムの問題は必ずしも地方と国の利害が一致するわけではない。
少数の声を大事にするのが民主党の基本と思っており、
現実的なことを考慮して、みんなが納得する形で進めるべきだ」
(産経報道) と、注文をつけたとあって、反自民では一致しても、依然として推進派だと確認できました。
そもそも、ダムは国の事業であって、国が自然環境を破壊しないと方針転換したわけですから、県関係者がダムダムと、おもちゃを欲しがるように、おねだりすることが、おかしな話です。
県民の過半数が、ダムが足りなくて困窮しているようにも見えません。
やはり、知事、議員、県職員、前知事の多くがダムダム教なのには、何か裏があると考えるのが、適切な気がします。
特に前知事は、経営的には完全に失敗している、ぐんま昆虫の森 (毎年数億円の赤字) の建設者ですからね。
もちろん、昆虫の森の趣旨はすばらしい。
が、そのあとも、県内で児童虐待で亡くなる子が出て、その趣旨が県民へじゅうぶんに伝わっているとは言いがたい。
また、赤城山の松枯れが深刻だといわれているように、明らかに緑が減って、夏は日本一になるほど暑く、冬寒い、昼夜の気温差も大きく、典型的な内陸型気候になってきている ※ ことに、関心が薄い気がします。
マツノザイセンチュウだけの責任にするのは、無理がある。
※ そのため、子どもが外で遊ぶのも難しい。
結局、都会人が自分たちの暮らしやすさを追求して、地元が利益を追求しているがために、皮肉にも最終的に自分たちのためにならないことをしている気がします。
Posted by ダム必要論に対して懐疑派。 at 2009年12月09日 09:34
ダム必要論に対して懐疑派 さま
丸四か月半も前の本欄を覚えていてくださって、ありがとうございます。
熱心にお読みくた゜さっている方として、また私も小寺前知事には同種の杞憂を持っていますので、そこはかとなく親近感を覚えさせていただきました。
なお、この欄では離れ過ぎてますので、せっかくの貴重なご意見ですから、12/9付の二つ目の記事に掲げさせていただきました。恐れ入りますがそちらをご覧ください。
Posted by やんばちゃん at 2009年12月09日 19:27