2009年07月04日
前橋地裁判決 報道記事①
去る6/30 の前橋地裁の判決記事を転載します。
実は全記事一覧を、水源連メールに入れた処、ひどい「文字化け」となってしまってました。
また長すぎると読みにくいこともあり、苦肉の策的措置として分割していれてみます。
第一回は映像と地元紙・上毛新聞の記事を。
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【TBSテレビ】http://news.tbs.co.jp/20090626/newseye/tbs_newseye4168258.html
【FNNニュース】http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00157943.htm
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① 【2009年6月27日(土) 上毛新聞 1面・関連記事21面】
八ツ場ダム訴訟 原告、前橋でも敗訴
地裁判決 負担金「違法ではない」
国が建設を進める八ツ場ダム建設事業費に県が負担金を支出するのは違法として、建設反対派の市民グループが大沢正明知事らを相手どって支出差し止めなどを求めた住民訴訟の判決公判が、26日、前橋地裁であり、松丸伸一郎裁判長は「支出が合理性を欠く違法なものとはいえない」として、原告側の訴えを退けた。原告側は控訴す る方針。 事業費を一部負担する6都県を訴えた各住民訴訟の判決は5月の東京地裁に続く2件目で、ともに原告側の敗訴となった。※【関連記事21面】
松丸裁判長は判決理由で、同ダムの利水上の必要性について、「本県の水需要は減少傾向でダム以外の手段でも水の供給が可能」とする原告側の主張に一定の理解を示しつつも、「県が事業に参画して安定的な水源を確保する必要性は否定し難い。将来起こり得る渇水への対策の必要性もある」と県側の主張を認めた。
治水面でも「1947年のカスリーン台風で大きな損害を受けた県として、大規模な洪水に万全の備えをする判断もあり得る」と指摘した。原告側が主張したダム周辺の地滑りの危険性については「対策が不十分または不可能な事情はない」として退けた。
住民訴訟は2004年11月、不必要なダムへの負担金支出は違法として群馬、埼玉、東京、千葉、茨城、栃木6都県を相手に各地域で一斉に始まった。
原告側の「八ッ場ダムをストップさせる群馬の会」の浦野稔代表は判決後の会見で「到底納得できない。今後も裁判を戦っていきたい」と強調。大沢知事は「ダムの必要性が認められた妥当な判決。一日も早いダム完成と地元住民の生活再建に取り組みたい」と述べた。
※【関連記事・21面】
八ツ場ダム訴訟 原告側「最高裁まで」
地元住民 冷ややかな見方も
「不当判決だ」ー。国が長野原町で進める八ッ場ダム建設事業に反対する市民グループの訴えを退けた26日の前橋地裁判決。東京地裁に続く原告側の全面敗訴に、原告や支持者から落胆と憤りの声が上がった。一方、ダム完成後の生活再建を見据え地元住民の間では訴訟に対する冷やかな見方もあった。
原告の「八ッ場ダムをストップさせる群馬の会」は判決後、地裁前で「不当判決」と書かれた紙を大きく掲げ、口々に判決を批判。同会の鈴木庸事務局長は「地元のことを考慮していない事実上の門前払い。最高裁まで闘う。6都県の訴訟のうち1カ所でも勝てれば良い」と力を込めた。
判決後の記者会見では6都県の住民訴訟の統一原告団・弁護団士のメンバーらが「残念だ。東京地裁判決の焼き直しにすぎない」 「次期衆院選で野党が勝ち、ダム事業をストップすることも期待したい」と語気を強めた。
一方、激しい反対闘争などを経てダム建設を受け入れた長野原町は複雑な思いで訴訟を見つめている。川原湯温泉観光協会長の樋田省三会長は「住民訴訟というが、原告に水没地区の住民は一人もいない。自分たちは早く代替地で新しい生活を始めることを望んでいる」と強調。高山欣也町長は「予想通りの判決でほっとした。国は自信をもって工事を進めてほしい」と歓迎した。
実は全記事一覧を、水源連メールに入れた処、ひどい「文字化け」となってしまってました。
また長すぎると読みにくいこともあり、苦肉の策的措置として分割していれてみます。
第一回は映像と地元紙・上毛新聞の記事を。
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【TBSテレビ】http://news.tbs.co.jp/20090626/newseye/tbs_newseye4168258.html
【FNNニュース】http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00157943.htm
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① 【2009年6月27日(土) 上毛新聞 1面・関連記事21面】
八ツ場ダム訴訟 原告、前橋でも敗訴
地裁判決 負担金「違法ではない」
国が建設を進める八ツ場ダム建設事業費に県が負担金を支出するのは違法として、建設反対派の市民グループが大沢正明知事らを相手どって支出差し止めなどを求めた住民訴訟の判決公判が、26日、前橋地裁であり、松丸伸一郎裁判長は「支出が合理性を欠く違法なものとはいえない」として、原告側の訴えを退けた。原告側は控訴す る方針。 事業費を一部負担する6都県を訴えた各住民訴訟の判決は5月の東京地裁に続く2件目で、ともに原告側の敗訴となった。※【関連記事21面】
松丸裁判長は判決理由で、同ダムの利水上の必要性について、「本県の水需要は減少傾向でダム以外の手段でも水の供給が可能」とする原告側の主張に一定の理解を示しつつも、「県が事業に参画して安定的な水源を確保する必要性は否定し難い。将来起こり得る渇水への対策の必要性もある」と県側の主張を認めた。
治水面でも「1947年のカスリーン台風で大きな損害を受けた県として、大規模な洪水に万全の備えをする判断もあり得る」と指摘した。原告側が主張したダム周辺の地滑りの危険性については「対策が不十分または不可能な事情はない」として退けた。
住民訴訟は2004年11月、不必要なダムへの負担金支出は違法として群馬、埼玉、東京、千葉、茨城、栃木6都県を相手に各地域で一斉に始まった。
原告側の「八ッ場ダムをストップさせる群馬の会」の浦野稔代表は判決後の会見で「到底納得できない。今後も裁判を戦っていきたい」と強調。大沢知事は「ダムの必要性が認められた妥当な判決。一日も早いダム完成と地元住民の生活再建に取り組みたい」と述べた。
※【関連記事・21面】
八ツ場ダム訴訟 原告側「最高裁まで」
地元住民 冷ややかな見方も
「不当判決だ」ー。国が長野原町で進める八ッ場ダム建設事業に反対する市民グループの訴えを退けた26日の前橋地裁判決。東京地裁に続く原告側の全面敗訴に、原告や支持者から落胆と憤りの声が上がった。一方、ダム完成後の生活再建を見据え地元住民の間では訴訟に対する冷やかな見方もあった。
原告の「八ッ場ダムをストップさせる群馬の会」は判決後、地裁前で「不当判決」と書かれた紙を大きく掲げ、口々に判決を批判。同会の鈴木庸事務局長は「地元のことを考慮していない事実上の門前払い。最高裁まで闘う。6都県の訴訟のうち1カ所でも勝てれば良い」と力を込めた。
判決後の記者会見では6都県の住民訴訟の統一原告団・弁護団士のメンバーらが「残念だ。東京地裁判決の焼き直しにすぎない」 「次期衆院選で野党が勝ち、ダム事業をストップすることも期待したい」と語気を強めた。
一方、激しい反対闘争などを経てダム建設を受け入れた長野原町は複雑な思いで訴訟を見つめている。川原湯温泉観光協会長の樋田省三会長は「住民訴訟というが、原告に水没地区の住民は一人もいない。自分たちは早く代替地で新しい生活を始めることを望んでいる」と強調。高山欣也町長は「予想通りの判決でほっとした。国は自信をもって工事を進めてほしい」と歓迎した。
Posted by やんばちゃん at 02:11│Comments(0)
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