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2014年08月12日
橋げたを外すなんて、全国の市民の怒りをかっているからね!!
写真の場所は、7月30日13時20分、吾妻渓谷の瀧見橋。
再開されてしまった仮締切の苦々しい工事風景の写真を撮った後、ダム堤建設予定地に建つ工事現場の事務所に戻って「今度はいつ完成できるのか」と聞くため、Uターンしようか、それとも帰路にしようか思案しながら、車に乗り込むと前方の駐車場に一台の白い車が止まり、男性2人が降り立ちました。
躊躇する風もなく歩き出したその姿を目端にとらえ、「川面に降りるんだな」と直感。しかも、あの風情は観光客ではない。で、こちらも躊躇することなく、吾妻渓谷左岸沿いを駅方向に走り出しました。
男性二人は、「31年度まで閉鎖」とされ、立入禁止の滝見橋の金網の脇を、手慣れた調子でくぐって、吾妻川に降りて行きました。先頭を白いワイシャツ姿の男性の後ろに、作業服をきた男性(運転手も務めていました)がお分かりになりますでしょうか?
後を追って、降りようとしましたけれど、たぶん点検などの職員とふみました。とっさのひらめきで、車の廻りをグルリと。フロントには「通行許可証」。まきれもない業務と心得た。座席には、A41枚にしるされた会議のレジメらしき要項。「3月にきめられた閉鎖に関する手順について」のような文字が、窓越しに読めた。
この間の国交省の、冬期閉鎖から一挙に六年間の半永久的閉鎖。直ちに橋げたまではがすという、❝イジワル的な権力行使❞のやり口は、腹に据えかねていた。
鎖横の踏み固められた折口の処に戻り、上から俯瞰すると、先頭の男性は、橋げたの外された滝見橋の手前でしゃがみこんで、川面をのぞいていた。
連れの男性に何かを伝え、すぐに戻る様子らしかった。
そこで、怒りが押し寄せてきて、最近は怖いもの知らずのオバさん。じっと折口で阿賀ってこられるのをお待ちしていたという次第。
そして、最初はいかにも何も知らないオバさん風に、
「……あのですねぇ、ここって降りてもいいんですかぁ~」と切り出した。
「いや、ダメです」
「あら、だって今、お宅さまたち降りていたじゃないですか?」
「……」
ここまでくると、この三年余、国交省の❝最初に結論ありき❞の一連のセレモニー的とってつけた会議の数々に交通費を工面しながら伴走し続け、そのインチキをどっぷりと味わせられた、どっかのオバさんはもうがまんできなくなってくる。
車に乗りかけたその背に向かって、
「まだ、工事中でもあるまいし、直ちに橋げたまで外すなんて、全国の市民の怒りを買っていますからね!! そのことを国交省に伝えてくださいよ」と浴びせかけたものでした。
腹の中で「(職務かもしれないけれど)、アナタ方が権限で降りられるのなら、私達だって皆、降りたいんですからね」と。
降りる気ならおりられたけれど、濁った川面を見るのは辛くなるだけだし、(実際には先の男性たちがおりた軌跡をたどって、鎖脇からおりているんだし…… たぶん、業務の職員以外にも大勢の観光客が密かに降りているんだろ。 だから、そこの部分の雑草は踏みしだかれている)
で、その後も訪れた県外の親子ずれの観光客が、「おれ、閉鎖だと」と言っているのを聞きつけると、「そその脇から降りられますよ」と伝え、「こんなものねぇ、税金のムダ使いも甚だしいですよ。あぁ、絶対に〇〇党さんだけは書きたくないわ」。但し、それに代わる政党がないのがまた、哀し。
夕方、あるお宅にお邪魔すると、来客中。見れば顔みしりだった近所の方で、今は中之条に移転された方であった。
で、この家の主の奥さんの「入んなよ」の誘いの言葉にいざなわれたのと、「あら、お久しぶりですね」と挨拶かたがた、話の輪の中に。
国道閉鎖も間近いとの話題の中で、「本当に住民軽視だよね」と、先の一件を口にすると、奥さんの〇〇さんから、「あんた、よくいっ言ってくれたよ。悔しいけれど、ハァ、村の者はいえやしねぇがね」と、オホメにあずかった次第。
しかし、考えてみれば、あのお二人の男性も、関連企業の社員で弱い立場の方たちだったのかもしれない。
こんな風に暴露的に記すと、そのうちにもっと厳重な閉鎖の柵を設置するかもしれない……
但し、国交省よ、いかに小額といえども、その経費はまぎれもなく国民の税金、その浪費だということを肝に銘じて欲しい。