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2014年08月14日
週刊金曜日7/18号1000号 金曜アンテナ欄
本日は、転載です。
下記は、かなり前のものですが、『週刊金曜日7/18号 1000号 金曜アンテナ欄』に掲載された、拙文です。写真入りでした。
(後ほど、記事全体のコピーを添えますが)、手元のゲラをもとに最終段階での校正箇所に訂正したものをまずは添えます。
なお、ビックリしたのは、数日後に気がついた、末尾の肩書が(ジャーナリスト)となっているではありませんか!!
名前に実力が伴わないすわり心地の苦笑してしまいました。ダム中止論華やかなりし頃の週刊誌には、文中でこの呼称がなされていましたが…… 自分ではおこがましくて記したことは一度もなく、ゲラ無段階であると、訂正してもらってきたのでしたが……
校正段階では言及もなく、いつものように「フリーライター」もしくは、名前のみかと思ってました。校了になってから、「STOP八ッ場ダム・市民ネット」とでもすればよかったかなとチラりと思いもしましたが、今さらお伝えしては、お忙しい思いをさせるだけと考えて止めてました。
掲載予定が1週ほどズレこんだのでしたが、かえって、「1000号」という記念号で、はからずもの幸運でした。
編集部の方からは、(盛りだくさんの情報の中では)「スルー」しかねない記事だったそうで、末尾の記述などは「大臣視察について書かれた、他の記事には出ていない興味深い重要な話です」と言われました。
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『週刊金曜日7/18号1000号 金曜アンテナ欄』
太田明宏国交相が八ッ場ダム予定地を視察
本体工事の年内着工を明言
「川原湯は、ハァぶっつぶれるんだい」――3年前の「湯かけ祭り」の朝、大手旅館主がダミ声で吐き捨てた言葉がよみがえる。
八ッ場ダム建設に伴う家屋移転のため、営業している温泉宿が一軒(ゆうあいホテル)だけとなった群馬県長野原町の川原湯温泉。太田昭宏国交相が6月25日、就任後初となる現地視察を行ない、大澤正明群馬県知事、萩原睦男長野原町と会談した。
本体工事の準備工事である吾妻川の水を転流工に迂回させる「仮締切工事」が、3月半ばから始まったが、建設中の石垣が6月12日に大雨で決壊した。水が迂回できなければ川床での工事はできなくなる。太田国交相に本体工事の予定を尋ねると、「今は(変更は)ない」「八月に本体工事の入札なので推算すると年内には着工が可能」と強気の姿勢を示した。
八ッ場ダム工事所(佐々木淑充所長)は決壊の事実を知りながらも6月ぬ17日の町議会でも報告せず、後から事実を知った住民からは「愚弄されている」と不満の声も。
ダム建設では若山牧水が愛でた「白糸の滝」や渓谷随一の水量を誇る「栃洞の滝」を含む吾妻渓谷の4分の1が水没する。大澤知事に手立てはないかと尋ねると、「文科省が努力してくれたおかげで、今のように残るようになった」という答えが返ってきた。大臣、県知事ともに事実を直視していないのではないか。
一方、今春に就任した萩原長野原町長は「ダム湖観光にかけている」と発言した。川湯温泉は高台の代替地に源泉をポンプアップして営業を継続することになっているが、泉質劣化が指摘されている。
今回の大臣視察は一般町民には予告されていなかった。共同浴場の利用者からは「防災無線じゃ些細なことまで流すのに」と皮肉る声もあった。聞くと、移転後の心労で夫が病気になり、自宅にいるとやりきれなくなるという。「本当にダムなんか要らないよ」と肩を落している。 鈴木郁子・(ジャーナリスト)
下記は、かなり前のものですが、『週刊金曜日7/18号 1000号 金曜アンテナ欄』に掲載された、拙文です。写真入りでした。
(後ほど、記事全体のコピーを添えますが)、手元のゲラをもとに最終段階での校正箇所に訂正したものをまずは添えます。
なお、ビックリしたのは、数日後に気がついた、末尾の肩書が(ジャーナリスト)となっているではありませんか!!
名前に実力が伴わないすわり心地の苦笑してしまいました。ダム中止論華やかなりし頃の週刊誌には、文中でこの呼称がなされていましたが…… 自分ではおこがましくて記したことは一度もなく、ゲラ無段階であると、訂正してもらってきたのでしたが……
校正段階では言及もなく、いつものように「フリーライター」もしくは、名前のみかと思ってました。校了になってから、「STOP八ッ場ダム・市民ネット」とでもすればよかったかなとチラりと思いもしましたが、今さらお伝えしては、お忙しい思いをさせるだけと考えて止めてました。
掲載予定が1週ほどズレこんだのでしたが、かえって、「1000号」という記念号で、はからずもの幸運でした。
編集部の方からは、(盛りだくさんの情報の中では)「スルー」しかねない記事だったそうで、末尾の記述などは「大臣視察について書かれた、他の記事には出ていない興味深い重要な話です」と言われました。
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『週刊金曜日7/18号1000号 金曜アンテナ欄』
太田明宏国交相が八ッ場ダム予定地を視察
本体工事の年内着工を明言
「川原湯は、ハァぶっつぶれるんだい」――3年前の「湯かけ祭り」の朝、大手旅館主がダミ声で吐き捨てた言葉がよみがえる。
八ッ場ダム建設に伴う家屋移転のため、営業している温泉宿が一軒(ゆうあいホテル)だけとなった群馬県長野原町の川原湯温泉。太田昭宏国交相が6月25日、就任後初となる現地視察を行ない、大澤正明群馬県知事、萩原睦男長野原町と会談した。
本体工事の準備工事である吾妻川の水を転流工に迂回させる「仮締切工事」が、3月半ばから始まったが、建設中の石垣が6月12日に大雨で決壊した。水が迂回できなければ川床での工事はできなくなる。太田国交相に本体工事の予定を尋ねると、「今は(変更は)ない」「八月に本体工事の入札なので推算すると年内には着工が可能」と強気の姿勢を示した。
八ッ場ダム工事所(佐々木淑充所長)は決壊の事実を知りながらも6月ぬ17日の町議会でも報告せず、後から事実を知った住民からは「愚弄されている」と不満の声も。
ダム建設では若山牧水が愛でた「白糸の滝」や渓谷随一の水量を誇る「栃洞の滝」を含む吾妻渓谷の4分の1が水没する。大澤知事に手立てはないかと尋ねると、「文科省が努力してくれたおかげで、今のように残るようになった」という答えが返ってきた。大臣、県知事ともに事実を直視していないのではないか。
一方、今春に就任した萩原長野原町長は「ダム湖観光にかけている」と発言した。川湯温泉は高台の代替地に源泉をポンプアップして営業を継続することになっているが、泉質劣化が指摘されている。
今回の大臣視察は一般町民には予告されていなかった。共同浴場の利用者からは「防災無線じゃ些細なことまで流すのに」と皮肉る声もあった。聞くと、移転後の心労で夫が病気になり、自宅にいるとやりきれなくなるという。「本当にダムなんか要らないよ」と肩を落している。 鈴木郁子・(ジャーナリスト)