2010年02月01日
伊東光晴様、八ッ場のために有難うございました
朝、お電話したある文化人の方が、開口一番「出てましたね」とおっしゃり、なんと昨日の毎日新聞の書評欄の中でも、大きくトップ扱いで載っているというのです。しかも、「内容的にも高いですね」と添えてくださり、わがことのように喜んでくださったのでした。この方は毎日新聞が、めざす思想に最も安定していると踏み、最近、他紙から乗り換えた由。
それだけに報道されていた今日の同紙の窮乏は惜しいですね。かつて毎日新聞記者筋からの話に、例の「外務省機密漏洩事件」以後、陰りが生じ出したとくどいてました。
で、急いで新聞店が開くのを待ちかねて求めに行きました。
ところが、いつもの、(2年前まではず~と購読していた毎日新聞)の販売店には一部しかなく、その支店にも問い合わせしてもらいました処、やはり一部しかないとのこと。というのは、昨夕、どっさりと古紙処分車が廻ってきて回収したばかりとのこと。
昨日のうちに気がついていればと悔やむことしきり。
必要に迫られて各紙を求めて奔走していた頃、新聞類はいつも在庫があって数部手にいれていたので安心していたのです。一部130円で幾つか求めたい人間もいるのに、もったいない廃棄されてしまうなんて。しばらくこのようなこともなかったので、最近はシステムが迅速化したのを知らずにおりました。
早速、他県に住む姉にも援軍を頼む。ここでも2部のみとかで、合計4部ゲット。
拡げてみると、せいぜい見開きページの下欄くらいに思っていたのに、なんと読書欄が充実している毎日新聞のその欄の一ページ目、何年か前にレイアウトが一新され、特色あるイラストの真上の順トップ扱いクラスの場所にあるではありませんか。
(昨夜、版元の社員が送ってくれた記事から、記事を張りつけたもののコピーでなければ、これは上方の位置の上にかなりの大きさとは踏んでましたが、それはありえないことでまさかとも)。
かつて経験した諸先生の記事やその何年か前、アジアの女性たちの翻訳を自費で行い続けている素晴らしい仕事をしている知人の新刊のことで、当方のわずかなつてをたよりにお願いしてみたらと伝え、お蔭さまで数行でしたが掲載され、彼女に喜ばれたことがあります。が、私などよりはるかに良質の実績のある知人のその時のことから考えて、書評欄に掲載されることさえむずかしいことなのに、どうしてこんなに大きくと。
さすがは、第一級の評者と定評のある伊東光晴さん。
この方のお力のたまもので、“光栄”などという言葉をはるかに超えて、身の引き締まる思いです。
八ッ場の今後のために、きっと何かの兆しがあり得るものと信じています。心底、信じたい思いです。
お伝えする方たちが、伊東光晴さんのお名前を申し上げると、「えぇ」と驚かれ、「良かったわねぇ」と本当に喜んでくださる。その「良かった」の語は、八ッ場の今後のためにという意味であることは誰よりも、この私自身が深く自覚している次第です。
うれしい対応もありました。
歯科医院を開業している院長さんから、「見事な書評だった。ひいては、広く患者さん達にも読んでもらいたいので」との朗報が入ったのです。こんな拡がりがもてるなんて、小さな私には望外な幸せに突然、つつまれています。
これも八ッ場の、この国の公共事業のカラクリ、何よりも環境問題に多くの心ある市民が危機感を持っているからでしょう。
八ッ場よ、わが八ッ場よ、待っていておくれ、きっと辿りつけるからね!!
これは、思わず口をついてでそうになった、次のメロディのフレーズをもじった。
君にあうために、二人で歩くのよ
君にあえる日はいつのことだろう
風はふきやまず
山は高くとも、
待って、いて、おくれ、
きっと、行くからね!
あぁ、自由よ、自由。
わが自由よ!
若い日に観た、高崎労演のミュージカル調の舞台でした。このように思い出がぽろぽろとこぼれるように忘れてしまう日が来ることは考えもしなかったが、もはや、私もその年になってもどかしいというより悔しい。
たしか、フォーリーブスとかいった若手の演劇集団で、「洪水の前」ではなかったか、でも自信ない。否違う。(当時の買いためたパンフレットを探し出す気力も時間もなし)。
労演は全国を廻っているから、どなたかご存じだったら教えていただきたい。
ともかく、この間、うかがった八ッ場の方たちの叫びを脳が鈍化しないうちに書き記さなければならない。
本当に、八ッ場よ、わが八ッ場よ、真の経済的基盤に基づく生活再建が構築できて、水没地の皆さんに笑顔が戻る日を、もう少しだ。待っていて欲しい! この気持ちに偽りなし!!
どうか、この高揚感が持続しますように。
それだけに報道されていた今日の同紙の窮乏は惜しいですね。かつて毎日新聞記者筋からの話に、例の「外務省機密漏洩事件」以後、陰りが生じ出したとくどいてました。
で、急いで新聞店が開くのを待ちかねて求めに行きました。
ところが、いつもの、(2年前まではず~と購読していた毎日新聞)の販売店には一部しかなく、その支店にも問い合わせしてもらいました処、やはり一部しかないとのこと。というのは、昨夕、どっさりと古紙処分車が廻ってきて回収したばかりとのこと。
昨日のうちに気がついていればと悔やむことしきり。
必要に迫られて各紙を求めて奔走していた頃、新聞類はいつも在庫があって数部手にいれていたので安心していたのです。一部130円で幾つか求めたい人間もいるのに、もったいない廃棄されてしまうなんて。しばらくこのようなこともなかったので、最近はシステムが迅速化したのを知らずにおりました。
早速、他県に住む姉にも援軍を頼む。ここでも2部のみとかで、合計4部ゲット。
拡げてみると、せいぜい見開きページの下欄くらいに思っていたのに、なんと読書欄が充実している毎日新聞のその欄の一ページ目、何年か前にレイアウトが一新され、特色あるイラストの真上の順トップ扱いクラスの場所にあるではありませんか。
(昨夜、版元の社員が送ってくれた記事から、記事を張りつけたもののコピーでなければ、これは上方の位置の上にかなりの大きさとは踏んでましたが、それはありえないことでまさかとも)。
かつて経験した諸先生の記事やその何年か前、アジアの女性たちの翻訳を自費で行い続けている素晴らしい仕事をしている知人の新刊のことで、当方のわずかなつてをたよりにお願いしてみたらと伝え、お蔭さまで数行でしたが掲載され、彼女に喜ばれたことがあります。が、私などよりはるかに良質の実績のある知人のその時のことから考えて、書評欄に掲載されることさえむずかしいことなのに、どうしてこんなに大きくと。
さすがは、第一級の評者と定評のある伊東光晴さん。
この方のお力のたまもので、“光栄”などという言葉をはるかに超えて、身の引き締まる思いです。
八ッ場の今後のために、きっと何かの兆しがあり得るものと信じています。心底、信じたい思いです。
お伝えする方たちが、伊東光晴さんのお名前を申し上げると、「えぇ」と驚かれ、「良かったわねぇ」と本当に喜んでくださる。その「良かった」の語は、八ッ場の今後のためにという意味であることは誰よりも、この私自身が深く自覚している次第です。
うれしい対応もありました。
歯科医院を開業している院長さんから、「見事な書評だった。ひいては、広く患者さん達にも読んでもらいたいので」との朗報が入ったのです。こんな拡がりがもてるなんて、小さな私には望外な幸せに突然、つつまれています。
これも八ッ場の、この国の公共事業のカラクリ、何よりも環境問題に多くの心ある市民が危機感を持っているからでしょう。
八ッ場よ、わが八ッ場よ、待っていておくれ、きっと辿りつけるからね!!
これは、思わず口をついてでそうになった、次のメロディのフレーズをもじった。
君にあうために、二人で歩くのよ
君にあえる日はいつのことだろう
風はふきやまず
山は高くとも、
待って、いて、おくれ、
きっと、行くからね!
あぁ、自由よ、自由。
わが自由よ!
若い日に観た、高崎労演のミュージカル調の舞台でした。このように思い出がぽろぽろとこぼれるように忘れてしまう日が来ることは考えもしなかったが、もはや、私もその年になってもどかしいというより悔しい。
たしか、フォーリーブスとかいった若手の演劇集団で、「洪水の前」ではなかったか、でも自信ない。否違う。(当時の買いためたパンフレットを探し出す気力も時間もなし)。
労演は全国を廻っているから、どなたかご存じだったら教えていただきたい。
ともかく、この間、うかがった八ッ場の方たちの叫びを脳が鈍化しないうちに書き記さなければならない。
本当に、八ッ場よ、わが八ッ場よ、真の経済的基盤に基づく生活再建が構築できて、水没地の皆さんに笑顔が戻る日を、もう少しだ。待っていて欲しい! この気持ちに偽りなし!!
どうか、この高揚感が持続しますように。
Posted by やんばちゃん at 20:23│Comments(4)
│八ッ場に願う
この記事へのコメント
良くも悪くも所謂専門書は出版不況前からさほど売れないものですよ。岩波文庫や岩波新書がさほど売れないようにです。貴女の著者が所謂インテリ層に支持されるのはある意味当然ですけれど、国民に広く知らしめるためにはまだ何かが足りませんね。さて私も足りない何かを考えたいと思います。
Posted by 黒竜 at 2010年02月02日 07:14
黒竜様
お便り、ありがとうございます。
単純によろこんで、底の浅さが知れてしまいました、。確かに書籍類は売れません。自分自身の読書量の圧倒的な減退をみていればわかります。
そこで、切れ味バツグンの黒竜さまの出番です。
>私も足りない何かを考えたいと思います。
ぜひ、お力ヲ貸していただきたいものと願っています。
Posted by やんばちゃん at 2010年02月02日 09:40
毎日新聞の書評欄、見ました。丁寧に読んでくださっていて,的確でとても良い書評でした。いろいろな人があの書評を読んで本を読みたくなってくださり、八ツ場のタニシやホタルや石仏に心を寄せてくれるといいなあと思います。そして、もちろん、八ツ場の人たちに全国の人たちが思いを馳せるきっかけになることを。いろいろな立場からの言霊の力を信じましょう!
Posted by 薔薇豪城 at 2010年02月02日 22:29
薔薇豪気さま
いつもお心にかけてくださって、ありがとうございます。本当に言霊の力のような゜ことがあるんですね。
今般の拙著の予期せぬ書評欄の電撃的登場もそのような、何か見えぬ力のなせる技野ような気持ちがしなくもありませんもの。
お蔭さまで、多方面の皆さまからの、それぞれのお立場からのうれしいご支援があります。信じましょうよね。いつか、もたらされるその日を。
Posted by やんばちゃん at 2010年02月03日 21:49