2009年09月16日

(一)群馬民主党・マスコミ騒動記

 
 民主党参議院議員の「ダム提本体工事はストップ」の前提条件を抜きにした、?プロパガンタ的報道と談話に、ふりまわされたこの間の推移を。
 これは あるメーリングlリストへの投稿文を、本欄に即応させて、不必要部分を削除など、アレンジしたものです。
 分割して掲載させていただきます。

 昨今の迷走は、自民党筋さんのお得意芸とはいえ、ホントにおかしい。
 八ッ場ダム問題の根幹の責任は、新政権にあるのではなく、前政権にあることをお忘れのようで、自己反省の気配、まったくなし。しかし、もはや、時間の問題!! 


 【9/12(木)に発信】
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 恐れていたことですが、民主党内部(群馬県に限定)の対立の構造が、八ッ場ダム問題における見解の差にも、形になって表れてしまいました。
 周知のように民主党は一枚岩ではありませんが、とりわけ群馬県内の(労組系と鳩山系との)確執は根が深いのです。
 八ッ場ダム問題についても、早くもその萌芽が出てしまいました。
 本日12日の上毛新聞一面の中段には目立つ見出しで「富岡氏 党内で議論」の報道があります。主要部分のみを手打ち(ネットになし)。

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① 【2009年9月12日(土) 上毛新聞一面中段、真中】   
【見出し】 中止方針の八ッ場ダム 富岡氏「党内で議論」  
   【記事冒頭のみ】 
 藤岡市内で11日県商工会議所議員大会で、来賓として挨拶した中島政希衆院議員、富岡由紀夫参院議員の民主党2議員が党が掲げる八ッ場ダム中止方針に言及、中島氏が中止の必要を強調したのに対し、富岡氏は党内議論の必要を指摘するなど、方針に対する考え方の違いを見せた。
  中島氏は「八ッ場ダムのような無駄な公共事業をやめて税金をどう使うかが大きな問題。ダムのために使う予算で例えば病院を整備することもできる」と指摘した。これに対し富岡氏は、地元で直接住民の声を聞いたことを話した上で「地元の意見、これまでの経緯を踏まえた上で、結論ありきではなく、民主党の中で議論していきたい」と述べた。富岡氏の発言について、数人置いてあいさつに立った茂原 男副知事は「たいへんありがたいこと」と話した。 
   ----以下、略ーーーー
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 実は、一昨日の10日夕刻、長野原町・山村開発センター長野原町で開催された、「八ッ場ダム推進吾妻住民協議会」の発会式の冒頭でも、発起人で司会役の萩原渉県議が、つぎのような意味の談話を話していたのです。
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②【9/10(金)長野原町にて 萩原県議による司会の冒頭談話の中の言葉】
 「ーー略ーーさきほど、民主党の参議院議員・富岡さんとおあいしました。民主党の中でも八ッ場ダムをいきなり中止というのは少し考えもの。これから地元を廻り地元のことを知って、そして八ッ場ダムの必要性ということを精査して、これから取り組む、とおっしゃっていただきました」と伝え、場内を沸かせたのです。----以下、略ーーーー」 
     ///////////////////////////

 「まさか、富岡議員が」とギョっとし、虚をつかれた思いが走り、「これはまた、民主党内部でこじれるな」と直感。
 瞬間的に反応する短絡型人間の私は、終了後、早速、(お留守だったので残した当方の携帯番号に)夕刻電話をもらっていて話をしたばかりの富岡議員筋の方に、萩原県議によって「演出効果のダシに用いられた富岡参議員の姿勢と発言について抗議めく電話をしてしまいました。
 
 なお、私もこの間、個人的に社民党県連、県内民主党双方の電話できる方たちに「現地を訪れ、謝罪的なことを早くすべきではないか。政党としては軽々としたことはできないなら、一日も早く現地視察は行くことを検討してほしい」旨と伺っている本音の現地要望を伝えて来たものでした。

 つとに知られていることですが、現地のダム推進派の策略の一つに、《民主党内の確執(労組系と鳩山系との)のスキ間をねらえ》というのがあります。
 富岡参議院議員はその労組系筋の支援を受けてます。
 実際に、昨夏の鳩山視察の際にも、今回、比例区で初当選の中島政希衆議員側は一方的に設営したようで、労組系は中島さんが得々と記したブログなどに反発し続けてきた経過も見聞きして参りました。
 
   所詮は“政治の世界”です。
 が、発言の真意について問うとともに、支持者の一人として以下の苦言を伝えました。
  ① 間隙をねらう、自民党のメッカである現地作戦のターゲットにならぬよう気をつけて欲しい(※絶対に来年の参議院選に役立ちはしない)。
  ② スタートしたばかりの鳩山代表見解とことなる発言を続けた場合の、富岡さんの今後の立場を憂える。
  
 11日早朝の外出前にざっと目を通した紙面に、10日夜の萩原談話に言及した記事は見当たらないことにほっとしたものでした。が、今度は上け新聞の記事よよって、民主党政権スタートの前に、微妙ながら“対立の構造の予兆”を聴衆の前で話し、活字となってしまったのですから、ダムSTOPを闘う者として、これからの混線した動向が思いやられます。

 「環境の世紀」のスタート時に、維新前夜の手探り状態の混迷のもと、ダム建設による“負の遺産”を残さないよりよい方向づけをひたすら、願う者の一人です。 


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Posted by やんばちゃん at 10:15│Comments(1)八ッ場に願う
この記事へのコメント

群馬県知事 「地元住民や関係市町村、一都五県の意見を聞くことなく建設中止したことは言語道断で極めて遺憾。」
埼玉県知事 「民主党の公約そのものがルールを無視したもの。」
東京都知事 「基本的に建設反対に反対。7割もできているプロジェクトをやめる意味は、理解できない。」
立地予定の群馬県を除く周辺の1都4県の知事は、中止の際には支出済みの負担金約1500億円の返還を求めることで一致した。
Posted by 在日民主党 at 2009年09月19日 14:00
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