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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2009年10月14日

昨日の友も、今日は疎遠なり  私的傍聴記

 
 本日、13時~産経土木常任委員会で参考人招致が行われました。
 またしても、ごくごく私的かつ我流の県議会常任員会の傍聴記を。

 前回、7日はガムをクチャクチャ咬み通し、結構リラックスムードだった、中島篤
委員長も、本日はガムもかまず、心なしちょっぴり緊張気味にみえました。
 各委員の丸テーブルの後ろ側には、ここの処、なぜかおとなしい南波和憲県議
をはじめとした自民党県議団がズラリと並んで応援体制?
 (でも、応援席よりも激しいヤジを飛ばしていたのは腰塚委員。冒頭の委員長挨
拶で、中島委員長が、41年前にもやはり関東地方整備局長を招致したことがあり、
その時の委員で、今もご健在なのは、腰塚県議の父上お一人だけと紹介されてい
たので、それでと張り切っいるのかなと勘ぐってしまいましたけれど)。

 証人として招かれたのは、関東地方整備局の山田邦博・河川部長。
 もうひとりは、おなじみの八ッ場ダム渋谷愼一・工事事務所長。
 菊川滋局長は都合がつかないと報じられていましたが、つい下種者の勘ぐりで、
逃げたのかな?
 
 さて、「政権が変わるということはこういうこと!!」ということをしみじみ実感させられ
た国交省側の苦しい答弁でした。
 質問時間は全体で80分。配分は自民党・ポラリスの会が38分、他会派は14分づつ。

 まず河川部長は、冒頭挨拶の末尾で「申し訳ございませんが、個人的見解への回答は
控えさせていただきますことをご容赦ください」的な言辞をくりだして、立場擁護の牽制球
を、ピシャッと投げてられました。
 一番バッターは笹川博義委員(自民党・ポラリスの会)が、平成4年、国と取り交わした
協定書の約束破棄問題。
 「約束不履行になるか」的な質問に、山田河川部長は「個人的見解は」と逃げ、ヤジの
応援を受けた、笹川委員は「そのくらいは、個人の判断ではないと思われますけれどねぇ」
的な嫌味な疑問を投げかけてました。

 山田河川部長は いかに失笑されても、ヤジられても、核心に入ると、、「今後の話し合
いの中で詰めていく]「大臣は、できるだけダムに頼らない治水・利水への政策転換の入り
口として中止と言っていますので……」を繰り返し、断言語は避けた。
 渋谷所長も「まだ、何の連絡もありませんので、……」と。
 
 こういう風に話していくと、本当に前原国交省は悪いヤツに思えてくる仕掛け?なのかし
らと思えましたが、山田河川部長は、そんな愚策的仕掛けはほどこせないような温厚そうな
お人柄にお見受けいたしました。(……私の直感力って案外、当たってるとの知人の評価あ
り)。
 ソウソウ、この間、私の稚拙な質問に応えてくださった関東地方整備局の方たちは、どんな
冷たい対応をされるかと思いきや、かけた電話に懇切に応じてくださいました。
 たとえば、2004年の事業費の倍額になった時などは、丁寧な数式計算の根拠と算出方法
を教えてくださった上に、呑み込みの悪そうなオバさんが間違えたら困るとでも思われたのか、
算出方法のFaxまでくださいました。
 またも残業すればいいというものではないけれど、こんなに時間と思える時間にも、回答の
電話をくださったものでした。ある意味で徒労感を味わさせられる仲間筋との神経戦よりも、期
待感なしだけに、そのすっきりした対応はうれしかったものでした。

 ぴったり一時間半で終了。
 すると直ちに、招致人の渋谷さんの席に、萩原渉委員が歩み寄って、「今日はお辛い立場でした
ね」と常日頃の新密度穂みせた慰労語を。
 傍聴席をたち、出口に向かう職員たちの列に入ろうとした矢先に、何気なく出くわした場面と
耳元に飛び込んできたこの慰労の言葉に思わず静止。「見たぞ見たぞ」という気持で眺めてい
ました。これに対して渋谷さんは無言。
 そうなんですよね。笑顔を見せて、久かつを温めたら立場上、妙なことに。
 まさに、政権が変わった今は、長年の知己もまた、相対する立場となってしまったようで、迂
闊に、つい総選挙前までのなれあい場面は表に出せるものではないでしょう。
 他の各委員も一斉に名刺を出して、次々とお二人の招致人に挨拶。
 じっと観察。思わずニンマリとしてしまったら、県の職員さんのお一人(どっかでみた方)と目が
あってしまったのです。その方も何やらニャッとなされていました。でも、なぜか会釈されてしまい
ました。どういう意味かなアレって。
  
 傍聴札を返しに一階の事務所に行きましたら、招致人お二人を含む合計五人の国交省関係者
は、はじめてらしい県議会で入口がわからないらしく、事務所前に戻られて、出口を聞いてました。
 お供の三人は後ろの席に座って、資料などを示したりしていた方たちでした。
  そして、足早に立ち去って行かれました。
 そして、早くも「極めて、慎重な答弁だったらしい」と政権党、主党筋には報告されていたとの由。
 しかし、本当にすまじきものは宮仕えですね。結構、大変なんだなと感じた次第です。

 なお、この日の一般傍聴人は、最初に「傍聴人の定員は5名ですが、本日は多くなりそうなので、
特別枠の配慮を行いたい」旨の事務局の言葉がありましたが、定員内の、男性ニ名と私のみ。
 途中から三々五々と顔を出した県議たちも、この日はまばらな県職員席の空席に腰をおろしてい
ました。
 この後、明日15日の定例会最終日に特別委員会の設置を提案するための議会運営委員会が開
かれたようでした。


  


Posted by やんばちゃん at 23:50Comments(0)報告