2011年03月25日

米援助で、真水の放水を来週から実施

 3/25 その三
 素人中の素人が考えても、技術の最先端の粋を集めた、要らざる新兵器的な原発の冷却水に海水を用いるというのは、不可解なミスマッチでした。
 素人目にも、致し方ないとしても海水を放水するとのニュースには疑念があった。で、専門家に「海の水なんか、大丈夫なんかしら、。塩分があるし、不純物もいっぱいあるでしょうな。なんらかの予測できない化学反応とか」と聞いたものでした。
 専門家曰く「それはそうですけれど、今はとにかく、冷却するしかないんですよ」と。

 (デマをとばし不安をあおると、専門家筋からは批判のある)原発反対のジャーナリスト出演の複数のUチューブ(一つはてれび朝日)では、まるで大型打ち上げ花火のおちてくるような無数の管のはりめぐされた原子炉のお釜の下の写真パネルをみせながら、「原子炉のお釜の下には、こんなに複雑な何百という配管があるんですよ。そこに海水の塩分が付着したら、どうなりますか。錆びたらいくら電気が回復しても、正常に機能しますか」と説明していた。
 続けて「自分が総理大臣だったら、チェルノヴィリの石棺状態のように、海水なんかではなく、もうコンクリートを注入して、石棺化しますよ。その段階ですよ」と言っていたのを思い出します。つまり、福島原発は機能停止にせよということなのでしょう。

 今夜のニュースでは、来週あけから、海水注入に強い懸念を唱えていたというアメリカが、真水の放水に大型のタンカーを提供してくれ、日本の自衛隊員が作業にあたるそうである。そのイラストをみていて、でもあれはアメリカ軍関連の装備船だということは、そちらの面でもさらなる素人眼にも想像がついた。
 でも、この危機的状況を救える新兵器なのだ。世界中を救える平和利用の武器として。
 
 付着寸前の塩分がうまく流れ落ちてくれるか。果たしてそれら高濃度の放射線を含んだ汚水は、どこにたまるのだろうか。
 続く報道では、3号機で昨日24日に、作業員たちが被曝した汚水が、どこから流れて溜まってしまったのか。その経路をしきりに詮索していたが……



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Posted by やんばちゃん at 22:41│Comments(2)原発関連
この記事へのコメント
悪質なデマです。

崩壊熱がたくさん発生している今、コンクリートで固めたら、除熱が出来なくなります。どんどん熱がたまり、内部は高温高圧になります。コンクリートはいずれ耐えられなくなります。その結果、大惨事になります。

無知もここまで来ると犯罪です。
Posted by 杉山弘一 at 2011年03月26日 06:09
 海水の件もデマです。

 海水を入れたら、ご指摘のような問題が起こることは関係者は皆承知です。それでも、海水を入れざるを得なかったのです。
 事故はそれほど深刻なのです。
 海水を入れるべきではなかったというのは事故の深刻さを過小評価しています。

 海水を入れれば原子炉が使い物にならなくなるでしょう。批判されるのは、それを嫌がって、当初海水注入に抵抗した東電幹部でしょう。

これ以上デマをばらまくのはやめて下さい。
Posted by 杉山弘一 at 2011年03月26日 06:41
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