2011年05月10日

昨日の黒煙は「ベント」作業によるもの?

 昨日の黒煙は「ベント」作業によるもの?
【過日、家の周りの草退治をした際に撮った、八重の山吹の花。今日の雨に打たれて色あせてしまいましたのて、今春の名残的に】

 昨晩は、去る5/5にお伝えした 「憲法を守る市民の会」の小出裕章(京大原子炉実験所助手)さんのビデオ上映会でした。
 主催者の方のお話では、今までにない新顔の方たちが多くてよかったとのことでした。今や、原発問題は世代も立場も超えて自分の問題としての意識に基づいての、まさしく国民的課題となったことをしみじみ実感した次第です。
 加えて、本欄を観てとの方もいらして、うれしかったです。で、転載は当方の一存でしてしまって事前にお断りしてなかったので、別段問題性のあるわけではありませんが、慌てて事後承諾の一言に及んだものでした。
 
 小出さんの2本目の要旨は、今後の予想について「まだまだ終息しているわけではなく、予断を許さない状況」とのことでした。それを受けて、主催者の締めの言葉に「明日からは雨になるそうですので、気をつけてください」的な言葉添えがあり、そこだけ妙に覚えていました。
 そして、今日は午後から本当にかなりの雨。軽い気持ちで笠をもたずに近場へ自転車での所用の帰途、通り雨的に急激にふってきた雨に濡れた上に、雨が上がったので安心して戸外に出て夕方から暗くなるまで、手探りでクリーン作戦の花の植え付け等に追われる過程で、時折りおちてくる小雨程度の雨ながら、結構、濡れてしまった次第です。苗を抜いてしまってあるから、早く植えなければならないのです。
 先程、一段落して次のメールを拝読。
 昨晩の「3号機黒煙問題」の関連か? として、ある方が参考までに入れてくださっていたのでしたが、文中の「雨への対策」の記述を読んで、別段もう若くはないのだし心配することもないじゃないかと揶揄されそうだけれど、よりによって今日はずいぶん濡れてしまったなと、ちょっぴり自重気味の呈です。

 (※転載の転載のようです)
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 昨日5月8日の深夜0時ころから
 福島第一原発でベントが行われました。
 ベントというのは、原発の内圧を下げるために、ふたを開けて中にある放射能および放射性物質を外に出してしまう作業です。
 このベントについては、事前の告知がほとんど無かったのですが福島第一原発のLIVE中継を見ていた人がネットに報告したことでわかりました。
 LIVE中継では、どんな状況だったのかといいますとまず白煙が上がり、その後黒煙が上がったということです。
 放出というより爆発のように見えたという報告もあります。
 そして、ベントの結果、放射性物質が大気中に飛び散ったわけですが今回の放出分は、風にのって海の方に流されていったようです。
 昨日の全国各地の放射能測定値を調べてもほとんど上がっていません。
 ただ、今後気を付けなければいけないのは太平洋上にある放射性物質を含んだ雲が東からの風に流されて戻ってくる時です。
 太平洋上で雨になって落ちてしまえば大丈夫なのですが雲のまま戻ってきて陸地で雨が降ったら、その土地に放射性物質が降り注ぎます。
 これは場合によっては、関西や四国や九州、そして沖縄にまで届く可能性があるということです。
 そのため、今後数日は日本全国どこにいたとしても雨に当たらないように気を付けることをオススメします。
 福島から遠くなればなるほど確率は下がるわけですが遠くにいたとしても、可能性としてはゼロではありません。
★ 参考:福島第一原発LIVE中継
⇒ http://www.youtube.com/watch?v=FptmoVcgpqg
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Posted by やんばちゃん at 22:31│Comments(1)原発関連
この記事へのコメント
1 「別段もう若くはないのだし心配することもないけれど」

これは、まったく根拠がない暴論です。
これ以下ならば被曝しても安全という基準はありませんから、無用な被爆は避けなくてはなりません。
避難や出荷停止などの基準をどこにするかという問題と被曝しても影響がないということはまったく別の問題です。

これだけ心配を煽っておきながら、この時期に雨に濡れないという簡単な対策すらとらないとは本末転倒です。到底、理解できません。子供を無用な被曝から防ぐにはまず大人が手本を見せることです。

放射線防護の基本的考え方(ALALA)をキチンと理解したうえで、情報発信をして下さい。

2 「ベントというのは、原発の内圧を下げるために、ふたを開けて中にある放射能および放射性物質を外に出してしまう作業です。 」

まったく理解していない方が書いているデタラメです。
正しくは、「原発の内圧」は格納容器の内圧、「ふたを開けて」はバルブを開いて、「放射能および放射性物質」は放射性物質を含む気体等です。
Posted by 杉山弘一 at 2011年05月11日 07:09
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