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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年04月12日

145号試走記 “八ッ場ストップ新路線”夢構想

 
 八ッ場の桜は、まだ咲き出していません。
 周辺の山々の木立にわずかに萌黄色が点在し、その一角にほの紅い一群がとらえ出してますので、もうじきでしょうが、開花には至ってませんでした。
 青春18切符を余らせてはもったいないの精神で、消化させるがための、全くの無計画の計画で、たまたま乗車した東海道線が伊東行きだったので、伊東へ行き、伊豆半島のごく手前の海辺に沿った山あいの桜を満喫。
 熱海に戻り、東海道線を南下。次は富士市から身延線で、富士川沿いを登り、甲府市内へ。夜になり、観ること叶わずのお目当ての桃はもう遅いかとおもいきや、隣の席の銀行員風情の男性から、今が真っ盛りで「きれいですよ」と教えて頂いた。翌日10日の「信玄公まつり」を控え、桜も加わって、それは見事とのことに、富士さんも午前中は見えたそうが、午後は見えずで、無計画の計画のお粗末さを思い知った。伊東で目の前にして予定の列車にでられたのが痛かったのだ。
 で、 気ぜわしく家にも立ちよらず、一昨日、八ッ場へ直行したのは、東海地方の満開過ぎの桜を目にした身には、わが八ッ場の春の芽吹きに立ち会いたかったからでもありました。
 
 次に、9日に開通式を行った旨を八ッ場で聞き、帰宅後に10日付県内版を読んだ、145号バイパス一部開通道路の、ごく私的な試走記を。

 昨日、現地で聞いた145号線を通ってみた。
 今年初めて、榛名山中を横断した。桜の気配もなし。ここはまだ、冬眠中といった風情のモノトーン的色彩であった。
 従って、榛名山麓を降り切ると、これまた久々に東吾妻町の旧道を走ってみた。
 すると、いつもの三島地区の「天狗の湯」方向には左折出来ず、右折して、新設の橋の際の信号機を直進すると、自然に通じてしまったのである。橋の手前右手に、ほぼ完成している、「道の駅」らしい豪華な建物が際立つ。
 で、車内から、また後続車を気にしながら、端に寄せ、急いで撮ったのが、以下の写真。
 この間、すれちがった車は、出口付近の1台のみ。後続車はなし。
 それにしてもだ。予定通りにダムが完成すれば、一部は水没の運命にあったのだから文句はないが、トンネル内を通れば、吾妻渓谷は素通りすることになる。
 観光資源の吾妻渓谷を通らずして、先々の観光政策はどうなるのだろうか。

 トンネル内を出てからが、むしろ、手間がかかる。
 まだ、全面開通していないから、川原畑では直進できず、工事用進入路を通り、かつての三つ堂前を通って、現在の国道に出るのだ。以前からそうであったが、出口で右折するのには、まごつく。仕方なく交通標識を無視して、ちょっぴりこ国道を横断して、直ちに右折せざるを得なかった。
 
 帰途は、期せずして松谷まできたら、例の一方通行の遮断機がなくなっていた。で、またもごく自然にいざなわれるように吾妻峡トンネルへのを通って見た。
 往きは無意識に走ったが、往路は距離をはかってみた。トンネル内が約1、8㌔。現国道への進入路が約1、2㌔の道のりであった。

 試走してみた感じは、特に吾妻川右岸の吾妻町の、現在、建設中の新設道路の整備網である。
 以前、お会いした東吾妻町の女性の方は、「こんなに道なんか要らないのに」と語ってくださった。本当にこんなに必要なのだろうかと、工事が進捗して全容か゜示されるに及んで、疑問が頭をもたげる。
 あ~ぁ、微々たる額とはいえ、やっと納める税金が、実際に住んでいる地元の方までが「要らないのに」とおっしゃる、このような道路に使われたくない。
 ストップ表明段階で、工事も全て凍結。工事の詳細を精査すべきではなかったろうか。
 それに、この吾妻町三島地区に豪華で豪壮な「道の駅」が出来た上に、確か、林地区でも「農産物直売所」的な施設を望んでいるはずであるが、こんなに至近距離に二つもあって、先々、採算がとれるのだろうか。

 さらにである、旅に出て、トンネルに入ると“景色を損してしまった”という感じになって、出口のほの灯りが視界に飛び込んでくるとほっとする。
 約250億円以上もの巨費を投じた、新吾妻線はトンネルだらけである。
 10日の日、吾妻線車内で、私の前に座った、温泉とカメラが好きという若い女性は、神奈川県から、やはり青春18切符できたという。
 で、その女性に、上記のことを伝えると、彼女も「ほんとにソウソウ」相づちを打ってくれたので、話がはずんだものだ。で、つい、八ッ場の見どころや概要を語ってしまって、肝心の車窓の景色を見るのがおろそかになったものだった。
 その時も伝えたが、新付替え線はトンネルだらけになること。
 何よりも、現路線の整備とともに、長野原~軽井沢方面に接続させる新路線を考えて欲しかった。その新路線開発工事費に廻せば、どんなに便利だったか。そうすれば、“われら青春18切符愛好者”にとっては、ぐるりと周遊できるのにと数日来、東海地方の電車に揺られながら考えていた、今は夢物語構想をも、伝えてしまった次第。
 ソウ、路線名は「八ッ場ダム ストップ路線」とでも、名づけようか。  


Posted by やんばちゃん at 20:10Comments(0)八ッ場だより