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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2010年04月16日

八ッ場の春の詰め合わせ

 写真をご覧ください。
 



 手前のグリーンがクレソン。奥のこんもり丸いのが葉ワサビ。白いのは花です。
 ある渓流の砂防ダム堤に拡がっている光景です。

 二つとも、惹かれてならない大好き人間の私は。、思わずも車を止めて魅入ってしまいました。
 こんなわが家のせせらぎが欲しくてならないのです。
 ここは、八ッ場ではありません。
 八ッ場にはクレソンはなく、ワサビの花はまだつぼみです。
 (生態系、狂わせてお叱りものかもしれないけれど、実は長野原町のある処に、そっとクレソンの根をほおっておいたのだけれど、凍みてしまってダメでした)
 
 場所を明かしましょう。
 東吾妻町のとある山里。ご近所の方に確認すると、もちろん、持主さんがいらっしゃいました。でも、川の中なんですけれど…… 子供の頃、地域を流れる生活川の中に生えていたクレソンは誰でも採ってよいものでした。それと田んぼのセリやイナゴもどこの田のも自由に採り歩けたねのでしたけれど…… 

 さて、一昨日、ほぼ終日かかって、写真の贈答品を作りました。「八ッ場の春の詰め合わせ」です。
 
 添えた食べ方の文面を添付します。
.....................
以下に、念のため、食べ方等のご説明を。
まず、箱の下敷きには、
①田のセリを並べました。これはお浸しが世話がなく、最も簡単です。(茹でるとほんの一握りの分量ですけれど)。
市販の水耕栽培のものは上品ですが、ご存知のように、田んぼのものが最も美味。
②脇に、水没予定だった川原湯温泉でつくった温泉卵を添えました。
お送りするので、かなり固めにゆでてあります。白身は固まってませんのでご注意ください。
なお卵は、実家で取り寄せている、青森県の「ときわ農場」の自然卵ですのでご安心ください。
③セリの上のフキノトウは、同じく八ッ場の寒冷地の清水の流れる川べりに自生しているものです。もう、ちょっと遅い感じですが……でも、柔らかいです。
④濃いグリーンの葉はワサビの茎です。
水没五地区の横壁のあるお宅周辺のワサビの群生地が、ジャンクションとなり、まもなく道路工事が始まるため、仕方なく手始めにワサビを採り始めたKさんのお宅から、根つきのままで貰ってきたのです。
ダメかとも思いつつも、わが家の畑にも植えてみました。その際、少し葉を切っておきました。(昨年、鉢に植えたのは今年早々、芽吹いてくれてます)
⑤山椒の芽だけは、わが家のものです。まだ長野原町では芽吹きません。
※葉ワサビの食べ方  インターネット上にもありますし、ご存知のこととは思いますが、最も簡単なのは、
①洗って、熱湯をかけ流す程度に。長くつけてはダメです。
②小さく、3センチくらいに切って密閉容器に入れ、醤油漬けに(少しで可)。
ここで容器ごと降る。その降り加減で辛さが決まります。
数時間以上、置いてから熱いご飯に載せるととっても旨いです。

 このワサビの生えるKさん宅の手面には、カタクリや純白のアズマイチゲも芽吹くのです。今回は初めて、ほの紅いアズマイチゲに出会いました。恐らく、今年の春で終りの花たちかと思うと、いじらしくてたまりません。
 もはや、訪れるたびに切なくなるほど切り刻まれ、意味もなくコンクリートの下に追いやられた、わが八ッ場の大地の無言の哀しみの声々に、春先はことさらに出会います。「中止宣言」後も、依然として工事はなおも続いている、現実なのです。
 


      


  


Posted by やんばちゃん at 11:08Comments(0)八ッ場だより