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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2014年09月05日

程よく中和? 「PH12+PH2」=PH7 


 写真の土地は、新JR線脇の、ある水没者の方の所有地。ここに移転予定でいられたことは、去る17日の本欄にてお知らせしました。
見学会の際、この大手企業の利潤追求への怒りにかられ、長年にわたり調査されてこられた方の説明の中に、「あそこの線路の両側は草の生え具合が違うでしょ」との言葉がありましたことも、その折に記しました。
 ……ですが、日がたつにつれて、確かに隣接するお墓の夏草に覆われた草丈とは異なるけれど、農家なのだからきっと草刈りをこまめになされているのだろう。線路反対側のよりツルツルの土地は、国交省の管理だから、これも草刈りをしたのだろうと勝手解釈。

 後日、ご本人に聞いてみた次第です。
 「全然、刈ってねぇよ」とのいともあっさりとの返答あり。
 「良かったね、まだ建てなくて」をまたも繰り返し、「まだ所有権があるんだから、ちゃんと完全に撤去してもらった方がいいよ」と。
 

 この土の下には、有害スラグがどっさりこん。飽和状態です。
 ホントウに恐ろしい汚染土壌です。
 しかし、伝え聞くところによると、八ッ場ダム工事事務所のトップクラスの方は、「大したことはない」とか、「ダム反対派のねつ造」とか、主要な役員クラスの家に訪れているとかの風聞が流れています。

 戦争と同じく、「そんなに聖戦で安全なら、戦争推進論者の息子たちを真っ先に最前線の激戦地や特攻隊に送り込んでから、もの言え」との論理がありましたが、「大丈夫」と公言し、ご認識なされている方のお屋敷のご庭園にでも、積み上げていただいて、実証していただければよいのではないでしょうか?
 
 ともかく、そら恐ろしいことです。
 素手では持っては危険な、PH12なる強アルカリ性のPH2の強酸性の吾妻川上流群の水とが混合した、八ッ場ダムの水を飲まされる下流域の市民たちはたまったものではありません。
 まぁ、「PH12+PH2」≒PH7 程よく、中和できて、結構との意見もあるでしょうが、そんなたやすい公式がなりたつものではなく、品木ダムで起きているヒ素問題のように、予期せぬ次の弊害を生むに決まっています。
 この間、私たちは人体実験用の獲物です。

 おそらく、こうおっしゃることでしょう。
 「湖岸の周りはグルリとコンクリート壁で固めます。厚くすれば大丈夫です」とでも。
 しかし、管理型廃棄物処理場で現実に起きている、汚染問題のように、「絶対」という文字は存在しないことは自明の理。
 ①コンクリートを厚くすることは経費のムダです。4600億園内の経費で間に合わすはずではなかったのでしょうか?
 ②厚くすればするほど可能というものでもないことは、土木工学の方々が熟知なされていることではないでしょうか。過ぎたるは及ばざるごとし。

 まぁ、今般の本体工事の指名競争入札に関しては、工期短縮のノウハウを持っていて、湯西川ダム建設で能力発揮したとかで八ッ場ダムでも、本命視されていた鹿島建設の存在がありましたが、、現代技術の粋を集めた技術陣には想わぬ新工法による技術革新があるかもしれず、オチャノコサイサイと胸をはられるかもしれませんけれど……
 (なお裏話を記せば、、かねて田中総理時代より談合表に記されていた、中曽根総理娘婿の鹿島建設は、実は入札資格をなくしていました。というのは今春、東京港トンネル工事での坑内の擁壁倒壊事故により、作業員死亡。ここまでは鹿島建設と清水建設とのJVで、予定稿通りに入札参加予定でした。国交省関東地方整備局は鹿島建設と大林組に対して、二週間、指名停止措置の措置をとらざるをえなくなってました。が、非公式にはその後、まだ停止中なのに「技術対話」とかいう、入札の事前会議に参加していたことが公になり、マスコミにも報道された経緯がありました。 本体工事費決定前夜の本欄にも記しましたが、いくら指名から外されても、(工期短縮のノウハウをひそかに伝授役の)鹿島建設→本体工事正式決定者の清水建設に伝えることがあっただろうくらいの推理はごく当たり前。かくして、過日の新聞紙上で公表の清水建設の三桁の日数の工期短縮公表とあいなったのでしたが、さらに巷では、「かならず礼金みたいなのがわたっているよね」とさやかれていたのも、ムリからぬことでしょう)。  


Posted by やんばちゃん at 08:21Comments(0)八ッ場だより