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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年03月13日

原発も、ヒ素含有の実態もすべて公表すべし

 未曾有の災害は、最低限のライフラインの欠如をももたらし、国民生活の根底をもゆるがしている。それは多方面に波及することが予想される。
 でも、この飽和状態の生活感覚を見直す契機として、良い機会ではないか、何か必要で何が要らないかかを再認識する意味において。もちろん、被災地の皆さまの大変さには心寄せ、不謹慎な意味ではなく、今回の大災害を大きな教訓とするという意味においてである。
 テレビひとつにおいても、(今後はどのようにまた変容するかわからないが)、民放の多くも、真剣に東日本大地震の報道に終始。おそらく、本来は、みんなの役にたつ報道に生きることをめざしていたはずの、マスコミ人としての使命感に燃えてくれているのであろう、その姿勢が真剣な語り口からも伝わってくる。
 さらに、昨今のウンザリを超えて、「勝手に争ってください!」と怒りの極に達しかけていた政府内部間の確執、政党間の抗争も、空中分解の一歩手前で、一時棚上げとなり、未曾有の国難に立ち向かってくれる姿勢が示されたこともあげたい。

 さて、今日の最大の注目課題は、福島第一原発一号機の爆発問題。続いて、三号機も危ういとの公表であった。最悪の場合、炉心溶融となり、大変な事態に陥るという。より危ないのが3号機との由。
 東電もその説明をうけての政府の記者会見も、当然ではあるが、一応の説明責任をはたしてくれている。が、「不可解さは残る。東電が本当のことを全公開していないのでは」というのが、原発問題に精通している人たちの見方てある。むしろ海外のメディアの方が、先々起こることを遠慮なく的確に伝えているようである。
 それにしても、「炉心溶融」なる言葉を、1989年のチェルノブィリの事故以来、ま近く耳にした。速やかに冷却ができることを祈るしかない。
 東電もこの機会に、包み隠さず資料の公表もおこなうべきである。日本のみならず、全世界の人々への多大な影響があるどころか、生命の危険をもたらすものだからである。
 いまさら言っても仕方ないが、少なくとも被爆国である日本は、原発を持つべきではなかった。
 20年以上も前から、地道に核反対運動の座り込みをし続けている前橋周辺の市民運動があり、そこでのキャッチフレーズは「核と人類は共存できません」であった。ましてや、火山があり、地震もあるこの島国なのだと再三、抗議してきた。

 願わくば、今回の災害の教訓が、ムダな公共事業の見直しを、さらに推し進めてくれる一助となってくれることにある。
 「何が必要で何が要らないか」の論議がより活発化できるように、政府関係機関は持てる資料の開示を行ってほしい。
 同様にして、旧六合村の湯の湖で行われている中和事業。
 ようやく、品木ダム水質管理所は、草津町と旧六合村境にある湯の湖の生成物の中に含まれる、致死量を超えるヒ素の含有率のデーターを2009年12月より公表を行い始めた。
 しかし、これとて自発的にではなく、一昨年の政権交代後、新政権の強い指示によるものである。
 思えば、私たちが訪れだした11年前は否定していた。しかし、1~2年後には、所内の説明時に職員たちは「ある」と断言し場めてくれた。おそらく、現場の技術者たちの良心が嘘をいいきれなかったのであろう。データーの開示は、国交省も保阪展人衆議院議員(当時)や根強く迫った市民側の情報開示請求の前に、責任を取りきれないと判断したからであろう。
 温泉水にヒ素はつきものなのだから、無いはずはなかったのである。
 毎日でる微量のヒ素なら、昔からのように、吾妻川から利根川、そして、太平洋に流れさせていれば、何ら問題はなかった。
 なのに、八ッ場ダムを是か否でも造らなければならないという?至上命令によって、PH2の強酸性の吾妻側の水質をPH5程度に中和させるために、湯の湖を造って温泉水をせき止め、中和剤・石灰を混ぜて貯めたがために、ヒ素も沈殿。今日の思わぬ結果を招いたのである。
 それがために、湯の湖に注ぎ込む大沢川の上流の雑木林を借りて、「土捨て場」なる、立ち入り禁止の捨て場を造成。無造作に浚渫した汚泥をつみあげてある。先々の二次災害の懸念が、現在、指摘されている。
 
 明治新政府以来、この国では、本当のことを国民に知らせない、困った伝統があるらしい。  


Posted by やんばちゃん at 23:59Comments(1)八ッ場だより