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Posted by 株式会社 群馬webコミュニケーション at

2011年01月31日

ダム関連図書「日刊ゲンダイ」書評文、転載

 
←群馬県内の大手書店の最近の環境問題書籍コーナーです。
 久々に訪れたのでずか、発売後、1年たった拙著もこのように並んでいたので、うれしかったので、思わずパチリと。
 藤田さんの著書は売れて品切れなのか、なかったので後ほど別に撮影して添えます。
 もちろん、日刊ゲンダイの紹介欄には写真入りでした。


 さて、さる18日の「日刊ゲンダイ」にに拙著『八ッ場ダムー計画に振り回された57年』を始めとしたダム関連書籍3冊が、17面「NEWSを読み解く 今週のキーワード」欄に「ダム問題再考」として、紹介されていたことは記しました。
 そこで、本日は紹介文の転載を。
 なお、下線を施した個所は誤記かと思われましたので、編集部宛てに過日、賛辞語にはおもはゆいながらも、「ここまで読みこんでくださってありがとうございます」の感謝の意をこめてのお礼とともに、念のため下線部についての誤記・誤認を書き添えて礼状をしたためました。その下線部の記述については、本日は長すぎてしまうので、後日転載することに。

  『八ッ場ダムー計画に振り回された57年』  鈴木郁子著   11字×30行
 長野県で長年、市民運動にたずさわり、八ッ場ダムの建設予定地に頻繁に足をはこんでいる著者によれば、同ダム建設は国と県による法の抜け穴づくりの産物だという
 特に地元・群馬県長野原町への補償金を含む事業費は総額2110億円から、04年には一気に2、2倍の4600億円に増額。これに水源地域対策特別措置法などの費用を加えて合計は何と約8800億円。まさに日本一の金食いダムとなったのだ。
 著者はダム建設に半世紀以上も振り回されてきた地元の人々にも丁寧に取材しつつ、制度の欠陥と杓子定規の官僚行政の実態を余すところなく描き出してゆく。現地を何度も訪ねて水資源や生物環境など細かな現状にも目を配る。八ッ場問題の集大成的著作だ。     (明石書店 2300円)
   
 続いて、以下の2冊も紹介してくださっています。

   『国を破りて 山河あり』 藤田恵著   11字×20行
 四国・那珂川の上流にある木頭村(現那珂町)。70年代初頭、ここに細川内ダムの建設計画があった。反対に立ち上がる住民、圧政一点張りの行政といういつものパターン。そこで村長に選ばれた著者は国を相手の孤軍奮闘に出る。補助金の大幅削減。村内の分裂、それでもダム阻止を貫く村長に、しだいに全国規模で支援の輪が広がった。
 かくて2000年、国はついに計画中止を発表。副題「日本で初めて巨大ダムを止めた村長」は偽りなしだ。(小学館 1400円)

 『「脱ダム」のゆくえ』 熊本日日新聞社取材班著    11字×20行
 1966年、熊本県五木村がダム建設で水没すると決定された。
 地元は反対に立ち上がったが、建設省(現国交省)は強硬で県議会を懐柔。そして、地元はひとたび、ダム建設を受け入れたものの、90年代には下流域でも反対運動が起こり、県知事選挙でも反対派が優勢に。08年にはついに蒲島知事から反対表明が公式に示された。
 本書はその経緯をつぶさに追った地元紙の力作ルポ集成。
 09年の日本新聞協会賞受賞作。 (角川学芸出版 1500円)  


Posted by やんばちゃん at 22:53Comments(0)八ッ場だより