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2009年11月16日
墨塗り情報公開 「あとがき」転載三
鈴木郁子著 『八ッ場ダムー足で歩いた現地ルポ』(2004年12月刊)「あとがき」より
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宙に浮いた補償基準書にはいつも背後から、背中を押されるような焦燥感につつかれていた。……参考図書でもないかと、ダム関連の出版社に問いあわせると皆無との由。しかも、「結局は個人の金のことに帰着する」問題ゆえにか、市民運動もタブー的に触れず、ほとんど運動の表舞台に出ず、多額の補償金は共感を呼ばないことも知った。
逡巡した果てに結局、公にすることにした。念のため、関東・中部・九州地方整備局管轄のいくつかのダムの「ダム損失補償基準」の情報公開を正式にとってみた。当たり前のことながらいずれも非開示、価格はご丁寧にも墨塗り。
「不開示とした部分とその理由」の欄には、
「土地の取得単価及び補償単価は、他の情報と照合することにより、個別の補償額を推測され関係人の権利利益等を害するおそれがある。又、国の機関が行う事務又は事業に関する情報であって、公にすることにより当該事務又は事業の適正な遂行に支障を及ぼすおそれのある情報なので、法第五条第一号、第二号及び第六号に該当するため、これらの情報が記録されている部分を不開示とした」とほぼ同一の文言で、最後は開封する気にもなれなかった。